書道家の半田清舟は、自作を酷評されたことに腹を立て書道展示館の館長を感情に任せて殴りつけてしまう。
清舟は見かねた父によって自然豊かな五島へ左遷され、そこで出会った個性的な島民たちとの生活を経て少しずつ人間として成長していく。
都会の温室で育った若者が田舎での触れ合いによって人格を形成していく、ギャグあり涙ありのほっこり漫画。
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登場人物紹介
<主要人物>
半田 清舟(はんだ せいしゅう)
本作の主人公。「清舟」は雅号で、本名は「半田 清」。
書道界の家元の後継ぎ。若き新鋭として名を馳せていたが、入賞作品を書道界の重鎮に酷評されて逆上し、暴力事件を起こす。
プライドが高く気難しいところがある一方で、ドジっ子の言動も目立つ。
琴石 なる(こといし なる)
本作のもう一人の主人公。小学1年生。
生徒数9人の分校に通っているいたずら盛りで自由奔放な少女。
山村 美和(やまむら みわ)
中学2年生。ボーイッシュで勝気な少女。なるに色々と良からぬ知識を吹き込んでいる。
自称ソフトボール部のエースピッチャー。実家は酒屋。
新井 珠子(あらい たまこ)
通称「タマ」。美和の友達。中学2年生。
いわゆる腐女子であり、漫画家を目指している。
木戸 浩志(きど ひろし)
郷長夫婦の息子。高校3年生。グレたつもりで金髪にしたが、基本的に善人。
特技は料理。
久保田 陽菜(くぼた ひな)
通称「ひな」。小学1年生。なるの親友でいつも一緒にいる。人見知りが激しく、哀しくても嬉しくてもすぐに泣く。
<島の住人>
琴石 耕作(こといし こうさく)
なるの祖父。農家。
このもん作りの名人で農業の達人でもあり東野から尊敬されている。
琴石 優一郎(こといし ゆういちろう)
なるの父。船乗りで、年末年始の数日間だけ島に帰ってくる。
島でも有数の変わり者。
なると会う機会が少ないため父親として認識されないながらも、なるを遠くから見守る。
大浜 謙太郎(おおはま けんたろう)/ケン太
小学1年生。分校に通うガキ大将の少年。
新井 明彦(あらい あきひこ)/あっきー
タマの弟。小学6年生。
見た目は凡庸だが頭脳、身体能力、人格、人望すべてに秀でたハイスペック小学生。
木戸 裕次郎(きど ゆうじろう)/郷長
清舟が住む七ツ岳の郷長。ヒロシの父親。
清舟の父親とは旧友。
木戸 朋子(きど ともこ)
郷長の妻。ヒロシの母。
坂本 一行(さかもと いっこう)
なるが通う分校の教頭。
強面な顔立ちで、基本的にいい加減。
野村 ヤス(のむら やす)/ヤスば
もちひろいで村一番の名人。なるのばあちゃん(故人)とは友人同士だった。
白川 百合江(しらかわ ゆりえ)/パンチ
パンチパーマが特徴。見かけは強面だが実はいい人。
山村 巌(やまむら いわお)
美和の父親。酒屋を営業している。
ヤクザっぽい見た目通り豪放な性格であり、怒るとやはり怖いらしい。
キヨバ
村で一番の年長者。99歳。
河本 育江(こうもと いくえ)
七ッ岳病院に勤務している看護師。
河本 あいこ(こうもと あいこ)
育の姪(旦那の姉の子供)。2歳。わがままな性格で、よく泣く。
とうま、とうや
双子。2年生でなる達の上級生。
井上先生
美和達の担任の女性教師。厳しめの性格。
木下 フミ(きのした フミ)
木下商店の店主。耳と腰が悪い。
英助(えいすけ)
ヒロシの友人で同級生。
田嶋 リナ(たじま リナ)
男子との交友関係が派手なヒロシの同級生。
吉田 心(よしだ しん)
美和とタマの同級生。六ノ崎郷長の息子。
新井 哲也(あらい てつや)
タマとあっきーの父親。銀行員。
東野 一真(ひがしの かずま)/マッシュ
都会から六ノ崎へ移住してきた農業研修生。
元陸上部でマッシュルームのような髪型。
<東京の住人>
川藤 鷹生(かわふじ たかお)
半田の中学時代からの友人で良き理解者。
父が経営する川藤美術芸術舎で働き、半田の仕事の仲介やマネージメントを務める相棒的存在である。
神崎 康介(かんざき こうすけ)
半田をリスペクトする書道家。18歳の高校生。
童顔の美少年だが、腹黒。
半田 清明(はんだ せいめい)
清舟の父。著名な書道家。
有無を言わせないオーラを持つが子供には優しい。
清舟の良き父であり、師でありライバルでもある。
半田 えみ(はんだ えみ)
清舟の母。常に和服
物腰が柔らかくかわいらしい性格にみえるが、息子を溺愛しており、非常に過保護。
川藤 桐恵(かわふじ きりえ)
川藤美術芸術舎の経営者で清明の仕事のマネージャーをしている、女装をした男性。
毒舌だが美術品を見る目は確かで、仕事は出来る。
清明を尊崇する一方で清舟のことを認めておらず、何かと清舟の母と揉めている。
舘永 嬢(たてなが じょう)
20歳の女子大生で川藤美術芸術舎のバイトリーダーをしている。スタッフのみんなからは「お嬢」と呼ばれていて、桐恵も認めるほどに仕事がとてもできる。
以前は太っていたが、半田に一目惚れをしたことがきっかけでダイエットを開始した結果、半年ちょっとのちには現在の体型になるほどの激やせに成功した。
書道の重鎮館長の孫娘。