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闘技場での残酷なショーに活路を見出せ!伽羅とロバートKがリタイアを賭けて直接対決『嘘喰い』32巻【ネタバレ注意】

~前巻までのあらすじ~

多重債務者の冴えない青年・梶隆臣はひょんなことから凄腕のギャンブラー・斑目貘と出会い、行動を共にするようになる。

さらに梶は命すら対価にするギャンブルや、それを成立させるために立会人を派遣する中立の秘密組織「賭郎」の存在を知り、廃ビルでの命懸けの脱出勝負に勝った貘は、全てを凌駕する暴力を持つ別人格の怪物・ロデムを宿すマルコを仲間に加え、賭郎の会員権や大金を得た。

賭郎の会員権を梶に譲った貘はさらに賭郎の能輪立会人の手配で新たな賭郎勝負の場を設定してもらうこととなり、貘と顔なじみである立会人の夜行妃古壱が梶の専属につくなか、富士山中のトンネルでテロリストの佐田国との賭郎勝負に勝ち、お屋形様との取引で再び賭郎会員に復帰。

しかしその裏ではお屋形様の思惑通り警察以上の力を持つ新組織成立へと動き始めており、さらに賭郎の乗っ取りを企む米国の犯罪組織「アイデアル」も実行部隊リーダーである暗殺者カラカルが暗躍する。

貘は警察とグルになって未解決事件の犯人をでっち上げるための迷宮ギャンブルを利用して自分が屋形越えに失敗した事実を無かったことにし、さらにイカサマを読み切って勝利を手繰り寄せ、合計11億円とこの迷宮ギャンブルに関与していた警察関係者の名前として天真という男の名前を得た。

貘の命を狙ってその天真とその部下である密葬課の箕輪が現れ、この迷宮ギャンブルの関係者のデータが入ったLファイルを賭けて門倉が仕切る勝負が行われるが、これにも勝利して天真からLファイルを獲得する。

他方、梶は自らの力で無実を証明すべく立ち上がり、貘から得た情報で殺人事件の真犯人である羽山邸へと潜入、羽山家に取り入るヤクザの鞍馬と滑骨の代理戦争に巻き込まれる形で完全な証拠を賭け、梶・カール・郁斗の3人で「ファラリスの雄牛」の勝負。

焼かれたカールが瀕死の重傷を負うが、カールとの協力もあり梶が最終的に勝利して事件の証拠を獲得、負けを認めようとしなかった滑骨は屋敷の外で伽羅によって葬られるが、伽羅は滑骨が契約していた伝説的ボディーガードのキョンホ・ジョンリョに狙われることとなり、姿を消した。

貘は梶が獲得した証拠と犯罪者が載るLファイルを使い、テレビ局を乗っ取って生放送での暴露番組を企画、賭郎勝負としてスタジオには弥鱈立会人が目を光らせるなか、番組ではゲストたちがパネルと共に事件の犯人として暴かれていき、貘はゲストの中に潜ませていた梶と共謀して500億もの大金をゲストから巻き上げることに成功。

放送市場類を見ない番組を終えた貘はさらに電波ジャックを継続し、Lファイルを利用して賭郎が用意した搦手の人員を各所に受け入れさせ、500億と合わせて屋形越えの権利に手をかける。

搦手が成立するまでの時間稼ぎとして旧電波塔である帝国タワーで賭郎勝負を始めたが、相手として現れたのは零號立会人の切間撻器を連れた謎の男・捨隈。

2人の戦いはアイデアルのカラカルとマーティンや鞍馬組も割り込み混沌とした戦いとなるが、アイデアルの工作員だった捨隈の思考をも看破した貘が勝負を制した。

他方、タワーの外では賭郎と警察が互いの代表による激しいバトルが繰り広げ、搦手の成立と笹岡副総監の死によって決着し、密葬課は解体、真鍋と三鷹の2人は賭郎に吸収されることとなる。

零號の称号を賭けた號奪戦でも死力を尽くした妃古壱が撻器から勝利を挙げ、貘が賭けに勝ったものの、その勝負の裏で貘の500億がアイデアルに横取りされてしまう。

さらに持病の記憶喪失を起こしたお屋形様がかつてお守役だった栄羽と合流すべく、賭郎の追っ手を振り切って行方をくらませた。

お屋形様の表の顔である内閣調査室の蜂名直器と面識のあった防衛省の大船額人が逃走を助け、額人が追う武器密輸事件の捜査に協力することとなった蜂名は、密輸の受渡場所であるジャルード号を特定し、額人と共に潜入。

船に拘束されていた新聞記者の横井と偶然巻き込まれた梶と共に額人がレーシィ船長と賭郎勝負「バトルシップ」を繰り広げ、レーシィのイカサマを見抜いた額人だったが、勝負はレーシィが勝利した。

敗れた額人は蜂名に救出され、梶や賭郎たちが脱出した後に蜂名の工作によって船は沈没。

その蜂名とアイデアルのボスであるラロが接触し、貘と3人で直接対峙、屋形越えの挑戦権を賭けて勝負することが決まる。

限られた空間・時間・協力者の人数のなかで好きに勝負ができる卍勝負となり、オンラインゲーム「プロトポロス」の世界を現実に再現した絶海の孤島で勝負が始まった。

勝敗は期日までにゲーム内の3つの国を統一し、最高位の皇帝となること。

最下層の奴隷からスタートした貘は、早々に奴隷たちを相手にギャンブルで圧勝するのであった。

 

32巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

一文無しになった奴隷たちは闘技場へ出荷

貘が子全員を一網打尽にし、ヰ近から借りた200ビオスも返せなくなった奴隷たちは、奴隷商人に身柄を引き渡されることとなる。

ヰ近は奴隷たちを売り払うことでビオスを回収し、奴隷たちは逃げたりすれば賞金首という扱いに。

独自のルールで運営されるこの島では大麻や覚せい剤の製造も確認されており、5体満足で出荷されたチャンプたちは闘技場の見世物として登録されるのであった。

梶とマルコも闘技場に登録されてしまった

闘技場では梶とマルコも合流することとなる。

2人は島に到着して奴隷としてスタートし、プロトポロスの説明を受けていた。

装備や攻撃力、防御力などは全てインナーに記録されることで管理され、戦闘時にHPがゼロになると電気ショックで動けなくなる仕組みであり、すべての要であるインナーの充電はプレイヤーの義務である。

ラロたちはアズラの国からスタートしたことと12/31時点で3国を統一した皇帝である者が勝利というルールのみ、門倉立会人から明かされるが、基本的なことはプロトポロス経験者である梶はすぐに把握した。

そして貘と合流を目指す2人は、手土産に一発稼ごうと闘技場へ足を運び、わけもわからないままビオスに釣られて闘技場に登録。

無事に貘と合流したものの、梶とマルコはチャンプらと同様に闘技場の見世物となってしまったのだった。

アンタッチャブルラインのルール

貘の狙いはチャンプたちを使って昨日儲けたビオスをさらに増やして全員を市民に戻すこと。

闘技場で行われる「アンタッチャブルライン」は、見世物であるアンタッチャブルたちをハンターが狩る様子を楽しむエンターテイメントである。

・アンタッチャブルたちは手ぶらであるのに対し、ハンターたちは武器や防具あり。
・ハンターはアンタッチャブルを殴る度にポイントが加算され、最も多くポイントを稼いだ者が名誉と賞金を得る。
・アンタッチャブルは反撃してもよく、与えられた100秒を消化すれば勝利、解放ステージであるメインイベントへ進める。
・アンタッチャブルの時間のカウントダウンは手をついたり倒れたりするとストップする。
・ヒモで囲われた円の中は唯一の安全地帯(アンタッチャブルライン)であり、1回10秒カウントダウンが止まる代わりに休息を得られる。
・同じラインに続けて入ったり2人以上入った場合は制裁としてインナーから電気ショックが課される。

ゲームの制限時間は10分、誰が勝つかに観衆は賭けているのであった。

執念が実り、梶たち4人がクリア

闘技場の支配人ペルペスは奴隷を這い上がらせない方針で運営しており、ハンターの数はアンタッチャブルの倍とアンタッチャブルに勝ち目はほぼない状況。

それでも今はマルコがいる。

貘はオッズ300倍と大穴であるトラボルタに1000ビオスもの大金を賭け、チャンプたちはトラボルタを全員で守る作戦に。

マルコがハンターたちをなぎ倒していき、動揺したハンターたちの動きが止まる。

しかしこんなときのためにペルペスが保険として運営から借りていた調整者であるああああがマルコを引きつけ、その間に他のハンターたちがチャンプらを襲い始めた。

ああああはアンタッチャブルラインを利用してマルコの他にもう1人の奴隷を押し込み、電気ショックでマルコを制圧、これでチャンプたちは一気に苦しくなった。

マルコはこの後闘技場や運営からスカウトされると見越してああああはマルコを守るなか、ボコボコにされていくチャンプたち。

それでも梶の発案でハンター1人に反撃を集中させる作戦で、ハンターたちに恐怖を与える。

マルコも倒れながらああああの足を抑え、必死に抵抗した結果、ついにアンタッチャブルからトラボルタ、チャンプ、梶、りゅうせいの4人がクリア。

執念が実り、貘は稼いだ額から1万ビオスをアンタッチャブルたちへ還元するのであった。

闘技場で貘とラロが早くも対峙

貘から還元されたビオスで闘技場から自分を買い戻そうとするチャンプたち。

しかしペルペスはゲームをクリアしたトラボルタ、チャンプ、梶、りゅうせいの4人はメインステージへ進む義務があるとして解放を認めず、頼みの綱のマルコを含むその他のアンタッチャブルだけが解放されてしまった。

そして時を同じくして闘技場にはラロ組も入り、ゲーム開始3日目にして貘とラロがぶつかることとなる。

ラロは初日に早くも奴隷から市民の座を勝ち取り、今さらに一般職にまで進んでいる様子。

そしてアンタッチャブルラインのラストゲームが始まるのだった。

貘とラロ、最初の直接対決

ラストゲームでは調整者ああああがアンタッチャブルとして出場したラロの協力者ロバートKに瞬殺される波乱の展開。

しかし貘側も伽羅が同じゲームにアンタッチャブルとして参加していた。

伽羅をオフプロに連れてきたのは、伽羅が幼い頃に面倒を見ていたこともあり、密葬課から賭郎参拾號立会人となった三鷹である。

貘とラロは互いにどちらの協力者が先に100秒を消化するか賭けることに。

階級よりもビオス稼ぎを優先していた貘は、賭け金をラロに合わせて10万ビオスで合意。

伽羅とロバートKが激突するのであった。

伽羅vsロバートK、負けたら追放の戦い

2人の実力は伽羅の方が一枚上手。

手をついた分ロバートKのカウントダウンが止まるなか、ラロはさらに「負けた協力者は島から追放」という条件の上乗せを切り出す。

貘もその提案を飲み、結果は伽羅が勝利。

貘は闘技場のオッズの配当として9万ビオスとラロから10万ビオスを得るほか、さらに伽羅にはハンター側の間引きも指示しており、ハンターの連複の組み合わせによって100万ビオス以上を稼ぎだした。

賭けに負けたラロはロバートKと10万ビオスを失うこととなるが、ラロもただでは転ばない。

ハンターの間引きをしていたのはラロも同様であり、連複の超大穴に限界までBETした結果150万ビオスを獲得、レベルも所持ビオスも貘を上回る。

さらにロバートKの追放もラロにとっては作戦の一部、賭けは始まったばかりなのであった。

【32巻のまとめ】

奴隷とのギャンブルに勝利した貘は、さらにこの世界の通貨であるビオスを増やすために闘技場へと足を運ぶ。

梶とマルコも合流し、闘技場での賭けで資金を増やす貘は、そこで出会ったラロと前哨戦に。

互いに協力者である伽羅とロバートKの直接対決に賭け、「負けたら追放」という条件のもと、伽羅が勝利し貘が前哨戦に勝利した。

しかしラロも闘技場で貘以上にビオスを稼ぎ出しており、さらにロバートKの追放にも動じない様子。

戦いはまだ始まったばかりなのであった。

次巻へ続きます。

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