エスペリオンは失点の危機に晒されるが、福田監督は馬場と橘に活路を託す。
馬場は最後の試合に執念を燃やし北野を抑え、阿久津のカットから橘がカウンターで決定機を演出。
得点には至らなかったが、エスペリオンは劣勢を跳ね返し好機を作ったことで前半を好感触で終える。
一方でアシトは北野に恐怖を重ねるが、阿久津に叱咤され覚悟を決め、正面から挑む決意を固める。
25巻のあらすじを振り返ってみましょう。
阿久津からの学び
阿久津から教わったのは、フィジカルで勝る相手と対峙する時は、相手の動きを「矢印」として見ること。
SBとして1対1でボールを奪われないようにコツを伝授した後、メインとして教えたのは敵ではなく味方の選手のスカウティングをすること。
自陣にいるときの味方選手がどんなプレーやクセ、考え方を持っているのかを分析することが、青森星蘭戦の対策にもなると告げていた。
かつてエスペリオンに入団したての頃の阿久津も全てを懸けて味方を研究することから始め、それが今に繋がっているのだという。
前半戦ではあまり成果には結びつかなかったが、阿久津に言われたとおりに取り組んできたアシトは、阿久津を信じて後半に臨むのだった。
花たちの応援とアシトの覚悟
スポンサーとして関係者ゾーンに入った杏里と花、そして橘の姉は、ピッチへと向かう選手たちに直接声をかけて応援する。
花は遠慮してそのまま声をかけずに去ろうとするが、バッタリとアシトに遭遇。
アシトは花に応援の言葉を求め、花も「逃げることなく」と言葉を贈ると、不思議とアシトの胸に刺さった。
アシトは花の応援を胸にピッチに向かい、花は初めてすんなりとアシトを送り出せたことに少し驚いていた。
一方、杏里を見つけた富樫は改めてサッカーを談義をすることで自分の成長に繋がったことを感謝。
彼女たちの応援を得て、後半が始まるのだった。
後半開始の奇襲と守備の連携
エスペリオンは後半から馬場と橘を下げ、代わりにDFである志村と右SBの朝利を投入。
是が非でも点を獲りたいはずなのにDF2枚を投入という奇襲に打って出る。
北野にはマンマークをつけず、朝利が反対側のSBであるアシトと上手く連携しながら落ち着いてゲームに入った。
前半動揺に押し込みたい青森星蘭だが、エスペリオンの見えない思惑に浮足立ち、むしろエスペリオンがわざと相手に攻めさせているような展開に。
守備は1年生であるアシト・富樫・大友・朝利の連携で対抗するエスペリオン。
青森星蘭は北野の個人技を起点に突破口を開こうとし、敵FWが見事な瞬発力でアシトのマークを振り切ってパスに抜け出すが、志村が見事な反応速度とフィジカルでボールを奪取。
1年生たちの連携と、最後の砦として君臨する志村の抜群の安定感で、青森星蘭の攻める勢いを削ぐことに成功するのであった。
富樫とアシトによる攻撃の構築
エスペリオンの攻撃の流れとなると、今度は富樫が一気にFWの位置まで上がり、ポストプレーで起点となる。
強靭なフィジカルで富樫は相手DF2人を相手にしながらもボールを失わず、さらにアシトとの特訓で培ってきた視野の広さを活かして味方のチャンスを広げていく。
勢いづいたエスペリオンがファイブレーン攻撃で相手の守備を突き崩し、今度はパスに抜け出した高杉が相手DFと1対1の大チャンスに。
高杉はすかさず相手DFを躱してシュートへ。
エスペリオンの中でサッカーを叩き込まれてきた味方達との息の合った連携で生まれた決定機。
しかし「エスペリオンの血」を知る相手GKの槇村がそれを読んで立ち塞がってきた。
それでも、この流れのなかで活き活きとイメージを描くアシトが自ら味方を牽引。
世界レベルであるトリポネや北野にも手が届くような気持のなか、アシトは富樫にドリブルを指示して相手DFをうまくつり出しつつ、富樫からボールを受けてスルーパスを放つ。
その先には、ずっと抜け出すタイミングを狙っていた遊馬。
味方のスカウティングで遊馬がどう動くのか、何を狙っているのか確信していたアシトからドンピシャのパスが遊馬へと渡り、GK槇村との1対1に。
ここで遊馬は槇村が飛び出してくるのを読み、嘲笑うかのようにボールを浮かせた。
頼もしい味方となら世界レベルにも肩を並べられると確信しトラウマを克服したアシトが、チームの司令塔としての自信を持つなか、遊馬の見事なループシュートでエスペリオンが待望の先制点を奪うのであった。
【25巻のまとめ】
阿久津から敵ではなく味方の動きを分析する重要性を学んだアシトは、その教えを胸に後半に臨む。
花や杏里らの応援に背中を押され、アシトは覚悟を固めてピッチに立つ。
後半、DFを奇襲的に入れ替え守備の連携を高めたエスペリオンは、1年生たちと志村の安定した守備で青森星蘭の攻勢を抑える。
攻撃では富樫とアシトの連携からチャンスを創出し、アシトの視野と判断で遊馬へパスを通す。
遊馬が巧みなループシュートを決め、エスペリオンが待望の先制点を奪い、チームの士気を高める展開となる。
【25巻の見どころ】
この巻の見どころは、阿久津から味方の動きを分析する重要性を学んだアシトが、その知識を駆使して後半に臨む姿です。
花や杏里らの応援に背中を押され、アシトは覚悟を固めてピッチに立ち、エスペリオンはDFの奇襲的な入れ替えで守備の連携を強化。1年生と志村の安定した守備で青森星蘭の攻勢を抑えます。
攻撃では富樫とアシトの連携が巧みに機能し、アシトの視野と判断で遊馬へドンピシャのパスが通る展開に。

次巻へ続きます。
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