兵庫県に住むキー坊は古武術・灘神影流の継承者で地元の不良や暴走族も敵わない高校生。
ある日キー坊は父・静虎と一緒に居る時にワールドプロレスのプロレスラーに絡まれ、その総帥・アイアン木場も姿を現した。
過去に異種格闘技戦で静虎と死闘を繰り広げ、左目を失った因縁のある木場は、それ以来灘神影流を目の敵にしている。
キー坊とアイアン木場の5時間にわたる死闘を経て遺恨にも決着がついたが、その木場がバーリ・トゥードの大会で秒殺され、重傷を負った。
圧倒的な強さで大会を勝ち抜いたのはエドガード・C・ガルシアというキー坊と年齢の近い青年。
キー坊は決闘を経て戦友となったキックボクサーのギャルアッドもガルシアに壊され、キー坊はガルシアに激しい敵意を燃やすようになる。
そして木場に紹介された武術家の巣窟・黒竜寺で修行を行い、関節技の達人・朝昇との激闘を制し強くなったキー坊。
その頃、アイアン木場も静虎の懸命な治療のおかげで完全復活を遂げ、バーリ・トゥード大会でガルシアに再び挑む。
静虎をセコンドにつけ灘神影流の技を使いながら渡り合う木場。
しかしガルシアも独自のトレーニングで身につけたボーン・コントロールで木場の関節技を凌ぎ、反撃で必殺のボーン・トルネードを繰り出す。
一度再起不能に間で追い込まれた悪夢の技が再び木場を襲うのだった。
22巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
アイアン木場vsガルシア 壮絶な死闘
二度目のボーン・トルネード。
静虎のアドバイスで死中に活を見出した木場は、死を恐れずに自ら回転に合わせて凌ぐとともに、ガルシアの左足の腓骨を折ることに成功する。

〈ボーン・トルネードをしのぐ木場 [高校鉄拳伝タフ 22巻](c)集英社/猿渡哲也〉
木場は折れた腓骨を執拗にローキックで狙い、自分のスネの肉が削げ落ちて出血してもローキックで蹴り続ける。
全力をぶつけ合って戦うことに人生初の喜びを感じはじめたガルシアの目には涙が。
敵を破壊するためだけに生まれた兵士として育てられたガルシアに、心境の変化が訪れた。

〈闘う喜びを知り涙するガルシア [高校鉄拳伝タフ 22巻](c)集英社/猿渡哲也〉
木場に全力で応えるガルシアは強烈なパンチのラッシュで木場を滅多打ちに。
執念で立ち上がる木場だが、誰の目にも勝敗は明らか。
攻撃しなければ木場は倒れないが、これ以上攻撃すれば木場を殺しかねない―。
木場はそんなガルシアの心境を見透かしたように挑発し、葛藤の末にパンチを繰り出すガルシア。
しかしパンチは木場に当たることは無く、木場は倒れ込むようにガルシアにしがみついたまま失神。

〈力尽きた木場 [高校鉄拳伝タフ 22巻](c)集英社/猿渡哲也〉
2人の死闘はガルシアに軍配が上がるのだった。
アイアン木場、死す
意識不明のまま緊急搬送され、なんとか一命をとりとめた木場。
夕方の浜辺でキー坊と2人で語らいあう木場。
キー坊は木場の戦いぶりに賛辞を贈るが、心が晴れて糸が切れたかのように木場はそのまま倒れ、息を引き取った。

〈アイアン木場、死す [高校鉄拳伝タフ 22巻](c)集英社/猿渡哲也〉
木場の遺体が日本に帰国すると、セコンドとして木場の命を守れなかった静虎に批判が集まる。
しかし静虎は木場が死ぬとわかっていながらも「戦って死にたい」という木場の意志を尊重してリハビリに協力し試合に送り出していた。
批判は覚悟の上、木場はただ弱いから死んだ―。
そう言い聞かせながら、静虎は独り涙を流すのだった。

〈涙する静虎 [高校鉄拳伝タフ 22巻](c)集英社/猿渡哲也〉
木場に捧ぐ最強トーナメントの開催が決定
木場の葬儀が盛大に行われ、静虎とキー坊も参列する。
するとそこに山籠もりを終えた巨漢、「霊長類最強」の異名を持つ栗須革了やブラジリアン柔術のチャンピオン・リカルド伊藤、木場の愛弟子・キング笹川とその実弟・笹川エンゾウ、”超巨人”東修人、そしてガルシアも姿を見せる。
葬儀では木場の遺言として「地上最強のホモ・サピエンス」を決めるトーナメントの開催が発表される。

〈木場の遺言で大会開催が決定 [高校鉄拳伝タフ 22巻](c)集英社/猿渡哲也〉
出場者には既に招待状が配られており、静虎・キー坊・高石にも届いていた。
優勝者には木場の全遺産に相当する200億円もの賞金が懸けられ、出場者達の目の色が変わる。
ところが静虎はその場で招待状を破り捨て、キー坊にも「どうしても闘るというのなら親子の縁を切る!」と絶縁宣言。

〈キー坊を参加させたくない静虎 [高校鉄拳伝タフ 22巻](c)集英社/猿渡哲也〉
金の怖さを知る静虎は頑なに自分とキー坊の出場を回避しようとするが、キー坊は強者との戦いを求め、そして木場の遺影も「地獄を見せる愛情もある」と出場を勧めているように思える。
静虎はキー坊が出場するなら自分が潰すと、親子での対決に心を鬼にする覚悟を固めるのだった。
【22巻のまとめ】
全力でガルシアを追い詰める木場に対し、ガルシアも初めて闘う喜びを感じ始める。
敵を破壊するためだけの兵士として育てられたガルシアに訪れた心境の変化。
全てを出し尽くした木場は力尽き、戦いの後には帰らぬ人となった。
盛大に開かれた木場の葬儀では、木場に捧ぐ「地上最強のホモ・サピエンス」を決めるトーナメントの開催が発表される。
優勝賞金に200億がかけられ、ガルシアを始め有名格闘家が一堂に会する大会。
静虎とキー坊のもとにも招待状が送られキー坊は参戦を熱望するが、息子の命を案じる静虎は心を鬼にしてまでキー坊を制止するのだった。
次巻へ続きます。
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参考これぞリアル系長寿格闘漫画の原点!『高校鉄拳伝タフ』全42巻【ネタバレ注意】
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