島では巨大昆虫の幼虫が増殖し、アリマキジゴクの大量孵化が発生。睦美は水や泥を使い気門を塞ぎ、竹箒で撃退に成功するも犠牲者は出てしまう。
天宮はプライベートジェット不着で漁師を買収し脱出を試みるが失敗し、狂暴化した島長らに襲われる。
ジュリアや睦美たちが駆けつけ、光で狂暴化した島長たちを悶えさせる異常事態に睦美は事態の核心を探ろうとする。
12巻のあらすじを振り返ってみましょう。
目次
狂犬病のように狂暴化した島長一家と床下からの脱出
島長とその娘たちは何やら様子がおかしく、光を異常に嫌っている。
その症状はまるで狂犬病のような状態。
人の肉を求めており、島長の娘が案内役の峰岸に襲い掛かって噛みついてきた。
この場を乗り切るため、睦美たちは迫田の提案で天宮が立て籠もっていた部屋に逃げ込む。
だが雨宮は既に脱出しており、出口がふさがれた部屋は逃げ場のない行き止まりに。
島長たちがドアを破って無理やり入ってこようとするなか、峰岸のアイデアでフローリングの板を壊して床下から逃げることとなる。
空手の有段者でもあるジュリアが床板を壊すが、そこには不気味な生物の産卵管が伸びていた。
その産卵管と、床下にあった昆虫の脱皮の後を見て、睦美はすぐにマニキュアの除光液を探すよう指示する。
その読み通り、除光液の成分はその虫に規制されていた島長たちにもかなり効いた。
無事に家から脱出することができたが、人間に寄生することで昆虫が食物連鎖の頂点に立とうとしていることを危惧する睦美。
今回寄生していた昆虫は睦美でさえも初めてみるものなのであった。
寄生昆虫の危険性を知り警察署へ避難するも狂暴化した島民に襲われる
完全に日が暮れる前に島民たちに危機を知らせるため、警察署へと駆け込む睦美たち。
今回寄生していたのはおそらく、体内にいる幼虫が化学物質を出して宿主の行動を支配するタイプの昆虫だろう。
その代表例が、テントウハラボソコマユバチ。
警察署にはだれもおらず、みんなの避難先になったという公民館へ向かうが、中はかなり薄暗い。
警察官を名乗る声に導かれて奥のホールを目指すが、そのとき廊下の椅子の下から女性が腕を伸ばして引き留めてきた。
ホールは大変なことになっていると危険を訴える女性。
廊下の電気をつけると、そこら中血まみれであり、ホールからは昆虫に寄生されて狂暴になった人間たちが飛び出してきた。
ソファの下にいた女性は妊婦だったが、肩を貸しながら全力で走り、何とか陽の出ている外へと脱出した睦美たち。
しかし妊婦はすでに破水しており、今度は急いで病院を目指すことになるのであった。
脱出手段を探す雨宮と金太郎の異変
そのころ、本土への連絡手段や脱出手段を探して車で移動する雨宮。
だが運転している金太郎の太ももには何かに噛まれたような痕が。
金太郎はしきりにその部分をかきむしっており、噛まれた痕はピクピクし始めているのであった。
病院での混乱と涼子の登場
睦美は無事に病院にたどり着くと、神島から一緒に脱出してきた海上保安庁の識森涼子が入院していないか看護師に尋ねる。
しかしロビーにいた男性がちょうど寄生によっておかしくなり、ほかの島民を襲い始めた。
パニックが起こるなか、病院の外からは日が暮れて行動を開始したほかの寄生された島民たちが。
寄生された人たちは明るい場所には入ってこられないが、明かりを潰そうとする知性は残っている。
睦美は懸命にリーダーシップを発揮して病院内の指揮を執ろうとするが、偉そうな医師と口論に。
するとそこへ、涼子が姿を現すのであった。
【12巻のまとめ】
島長一家が狂犬病のように狂暴化し、光を異常に嫌う寄生昆虫に支配されていた。
追い詰められた睦美たちは床下から脱出し、寄生虫に効く除光液を利用して難を逃れるが、この昆虫は初めて見る種類で、人間への寄生による食物連鎖の頂点を目指していると睦美は危惧する。
警察署に避難するも狂暴化した島民に襲われ、公民館での混乱を経て妊婦と共に病院へ向かう。
一方、脱出を試みる雨宮の車内で異変が起こり、病院では寄生された島民が暴れだし、睦美は指揮を取ろうとするが医師と対立。
そこへ識森涼子が現れ、状況はさらに緊迫していく。
【12巻の見どころ】
この巻の見どころは、狂犬病のように狂暴化した島長一家と光を異常に嫌う寄生昆虫による恐怖の描写です。
追い詰められた睦美たちが床下から脱出し、除光液で寄生虫に対抗する知恵が光ります。
寄生昆虫が人間を支配し、食物連鎖の頂点を目指すという新たな恐怖の存在が明らかになる展開が緊張感を高めています。
さらに、警察署や公民館での狂暴化した島民との遭遇、妊婦とともに病院へ向かう緊迫の脱出劇がリアルに描かれています。
病院内で暴れる寄生島民、医師との対立に加え、識森涼子の登場で物語が一層動き出す点も注目です。

次巻へ続きます。
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