おバカが集まる龍山高校が倒産の危機。債権整理にやってきた桜木は急に気を変えて学校を再建することに。
その時桜木は1年以内に東大生を1人出して、学校を超進学校として有名にする方法を選んだ。
桜木自らが特別進学クラスの担任となったものの、集まった生徒は水野と矢島の2人。
伝説の教師・柳の力のもと10日間のスパルタ合宿で計算力を鍛える。
一方、桜木は現行の教師に対してテストメインで行う授業スタイルの革命についてくる者だけを再雇用すると宣言し、1・2年にも特別進学クラスを創設するなど学校改革に本格的に乗り出した。
そして英語教師の川口、国語教師の芥山、理科の助っ人・阿院が合流し、社会は桜木自らが担当しながら実力をつけ始める。
夏休みは自主的な学習をメインとし、過ごし方を伝授する桜木。
水野が全国統一模試で東大理科三類志望のイケメン・大沢と出会い意識し始めるなか、夏休みも中盤に入り、東大模試に向けた指導が始まった。
柳からは東大の数学対策として3つの攻略テクニックを授かり、充実した夏休みを過ごしていくのであった。
11巻のあらすじを振り返ってみましょう。
入学希望者を集める桜木の秘策
たまたま話を聞きに来た生徒とその父親を相手に「100%東大に合格させる」と宣言し、それを保証できる理由として「息子さんの頭が見るからに空っぽそう」と言い放つ。
息子をバカにされたと感じた父親は憤慨するが、桜木は動じずに「東大がそういう学生を求めている」と続ける。
騒ぎが大きくなり他の保護者や生徒たちも耳を傾けるなか、桜木は知識の量よりもいろいろな物事をその場で吸収できる頭の良さが東大では求められていることを説明。
そして集まってきた生徒たちのなかでスポーツや音楽など自分が好きなものに熱中して成果を出していそうな子を指さしては「東大合格の素質あり」と告げ、その気にさせていく。
その他にも予備校の授業が終わってすぐ帰る子は切り替えがうまく、自己管理がよくできる=受験に合格しやすい、といった実例を紹介しながら龍山高校に興味を持たせ、見学を餌に見事パンフレットを飛ぶように配り切るのだった。
試験を受ける際の最重要点
模試に向け、最重要点を教える桜木。
それは「問題の表紙にある注意事項を必ずよく読んでそれに従う」というもの。
当たり前のことではあるが、これを逸脱すると0点にされてしまう可能性があるためである。
注意事項を丁寧に読むことは気持ちを落ち着けるのにも役立つ。
あとは本番を迎えるのみ―。
いよいよ2人にとって勝負の東大模試が始まるのだった。
芥山が伝授した東大国語の攻略法
最初の科目は国語。
芥山から事前に教わったテクニックを使って水野と矢島が問題を解き始める。
まずは古文と漢文から解くこと。
これは現代文には時間がかかるため、先に文章が短く問題文も少なく、解きやすい古典を済ませるというもの。
古文の攻略法その1は必ず問題の前の説明文や出典・注釈のヒントをチェックする。
その2は心の中で声を出して読むことで雰囲気を掴む。
その3は主語をいち早く見つける。
これができればほとんどの問題は解くことができるはず。
そして現代文のテクニックその1はいい加減に解くこと。
出題される文章は難解であるため、一読して内容を理解することは高校生にはほとんどできない。
そのため真っ先に漢字問題を解き、文章をさっと見てテーマを把握してから読み始めるのが大切。
そして問題の答えは必ず1つであり、解答者独自の考えではなく、文章の中から答えを探し出す能力が求められていることを肝に銘じること。
「答えは傍線部の近くにある」というのは現代文の常識であり、傍線部と同じ意味のことを繰り返している別の表現がそのまま大きなヒントになっているのである。
さらに傍線部と同じ単語が近くにないか、こそあど言葉があればそれが何を意味しているのかを探せば答えがグッと近づく。
「なぜなら~」「~のである」といった文の構造にも注意するのも1つの秘訣。
教わったテクニックを総動員して、水野と矢島は国語を解き終えるのであった。
1・2年はよく学びよく遊べ
2年の西崎も夏休みの間休まず学校に通っていたが、オーバーペースを懸念した桜木は思い切って「2学期が始まるまでのあと1週間はしっかり遊べ」と告げる。
1・2年の間はよく学び、よく遊べというのが受験界の定説。
ただひとつ気を付けるのは「完全にスイッチを切らない」ということ。
身の周りをよく観察しながら疑問や発見をしたり、寝る前に思い返すことで記憶力を鍛えたりと、地頭を鍛え続けること。
新聞の社説を朝に読み、夜に思い出しながら要約を書くというのも地頭を鍛えるのには効力を発揮する。
最後に「受験にとって最大の敵はストレスであり、ストレスの原因は自分自身」という言葉を送る桜木。
やりたいことは思い切ってやり、そして勉強もしっかりやる、というのが長い受験勉強を無理なく乗り切るテクニックなのであった。
人間関係を円滑にする会話のテクニック
東大模試の初日が終わり、学校に戻って自己採点する水野と矢島。
矢島は何気なく水野に「理科と社会の勉強、もう始めてるか?」と問いかけると、水野は「聞かれるとやる気がでない。ほっといてよ」と機嫌を損ねてしまう。
そこを目撃していた桜木は女性にモテる会話のテクニックを矢島に教えてやることに。
イエスかノーでしか答えられないクローズドクエスチョンは反発を受けやすいため、5W1Hをベースにしたオープンクエスチョンで会話をスタートさせること。
ただひとつ、WHYだけは未来に関することなど相手が自由に答えやすい質問に使うこと。
そして即答できる情報ばかりでなく考えながら楽しく話せる質問をすること―。
これらは女性にモテるだけでなく、社会での人間関係を円滑にするのに使えるテクニックなのであった。
【11巻のまとめ】
来春の入学予定者の説明会で東大合格の素質が何かを説き、見事に来場者全員の注目を集めた桜木。
一方、東大模試当日を迎えた水野と矢島。
最初の科目・国語では芥山から伝授された攻略テクニックを活用して何とか一日目を終えるのだった。
次巻へ続きます。
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