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最終戦までもつれこむ大接戦!リーグ優勝と個人タイトルが決定『グラゼニ パ・リーグ編』9巻【ネタバレ注意】

~前巻までのあらすじ~

ゴールデンカップスに移籍した凡田だが、パ・リーグの打者の洗礼を浴びて苦戦を強いられることとなる。

生え抜きで似たような年齢・成績の投手である印西とライバルとなり、凡田が地元開幕投手の座を射止めるが、味方打線の援護で勝利したものの凡田自身はピリッとしない内容だった。

印西もまたシーズン最初の先発では黒星を喫し、共に不甲斐ない出来の2人に地元TV局の老山アナとその娘の恵が鋭く切り込んでいく。

ハングリー精神が足りないと指摘された凡田は程なくして2軍に落とされることとなるが、ギリギリで引退を免れた。

ものの翌シーズンから仕切り直し、地元の開幕戦で好投を見せて勝利を飾る。

そしてその試合では凡田の後をトクの愛弟子である布川、本木、薬丸の3人によるアマがき隊がブレイク。

布川と薬丸が一時調子を落とすも復活、本木も好調をキープし、アマがき隊の活躍でチームは首位争いに食い込む。

ゴールデンカップスとパープルシャドウズが激しい首位争いを繰り広げるなか、個人タイトルでも凡田・扇田・則川の3人が最多勝、坪内・河内もホームラン王を狙う位置につけた。

14勝目を挙げた則川が最多勝争いを1歩リードするが、右肘の痛みで登録抹消。

他方凡田は14勝目をかけた試合でメッタ打ちされ早々に降板してしまう。

残る試合はあと僅か、凡田は投げようと思えば投げられるものの、向井監督は終盤に失速した本木と凡田の起用について、優勝が懸かるかもしれない最終戦を任せていいかどうか悩むのであった。

9巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

優勝争いは最終戦の結果に委ねられる

ゴールデンカップスとパープルシャドウズの首位攻防2連戦、ゴールデンカップスはエース扇田が14勝目をマークするが、パープルシャドウズが第2戦に勝利しゲーム差は1.5のまま。

残る3戦、向井監督は最終戦に中4日で扇田を先発させることを決意し、単独での最多勝タイトル獲得チャンスに扇田も燃える。

ゴールデンカップスがまず勝利し、移動を挟んだパープルシャドウズが延長12回までもつれこみながら引き分けたことで、ゲーム差は1に。

残り2戦、ゴールデンカップスが2連勝してパープルシャドウズが1つでも負けた場合はゲーム差ゼロだが、勝率でゴールデンカップスが逆転優勝となる状況。

そして次の試合はゴールデンカップスもパープルシャドウズも勝利し、ゲーム差1のまま最終戦にもつれこむのだった。

エース扇田が途中降板、ここで凡田に出番が

最終戦、パープルシャドウズは朝に札幌を出発しアウェイの所沢へと向かうが、渋滞にはまって到着が遅れ、疲れもとれず練習もほとんどできないまま試合に臨むことに。

パープルシャドウズが初回からボロボロと失点する一方、ゴールデンカップスの扇田はまずまずの立ち上がりを見せる。

しかし扇田もプレッシャーなのか疲れが抜けていないのか、3回までに3失点とピリッとしない。

パープルシャドウズも劣勢のなか、河内がホームランダービートップタイになる37号満塁ホームランで同点に追い付いた。

ゴールデンカップスは坪内の37号2ランで勝ち越しに成功するが、扇田がさらに失点し、4回を投げ抜いたところで球数も100を超えてしまう。

最終戦の勝利投手の可能性は次の投手へと託され、そのマウンドには凡田が選ばれるのであった。

凡田の好投でアマがき隊へ繋ぐ

第2先発として起用されることになった凡田。

もともと最終戦の先発に凡田を推していたトクは、先発に扇田の起用が決まった段階で万が一に備え凡田を2番手で起用できるように温存していたのである。

優勝がかかった1点差の緊迫する展開でマウンドに登った凡田は、6回までという条件を与えられるとリリーフとしての感覚が研ぎ澄まされていく。

キレキレの球を無我夢中で投げ、危なげなく6回まで無失点。

そしてあとはアマがき隊に託されるのだった。

ゴールデンカップスが逆転優勝

凡田の好投にベンチが沸くなか、今年ブレイクしたばかりのアマがき隊3人にはプレッシャーがかかる。

しかしブルペンコーチの菊水のおかげで3人の肩の力が抜け、布川が7回をピシャリと抑える。

8回の本木も開き直り、コントロールよりも球威を重視した力勝負で打者3人のバットをへし折る見事な投球。

切り抜けた本木はアイシングしながら寝てしまうほど消耗していたが、プレッシャーから解放され表情は晴れやかだった。

そして9回、薬丸が三者凡退に抑えてゴールデンカップスが逃げ切る。

一方のパープルシャドウズは2点を追う最終回、2アウト2.3塁の同点のチャンスで打席には河内。

逆転で優勝を決定付ける3ランと単独でのホームラン王獲得に期待がかかるが、打球はフェンス直撃のヒットに。

そして打球が鋭すぎたために相手の好守に阻まれ、2塁ランナーがホームのクロスプレーでアウト。

同点とはならずパープルシャドウズが負けたことで、ゴールデンカップスが逆転優勝を飾るのであった。

5人が個人タイトルを獲得

CSに向けた練習後の記者会見ではゴールデンカップスのタイトル獲得者5人が勢揃い。

坪内がホームラン王、扇田と凡田が並んで最多勝、薬丸が最多セーブ、本木が最優秀中継ぎ。

投手陣の躍進はトクの功績でもある。

そして布川はアマがき隊の中で唯一タイトル獲得はならなかったものの、菊水コーチからのご褒美として1年早く一人暮らしできるようになるのであった。

【9巻のまとめ】

最終戦までもつれこんだ大接戦の結果、ゴールデンカップスが優勝を果たした。

チームからは坪内がホームラン王、扇田と凡田が並んで最多勝、薬丸が最多セーブ、本木が最優秀中継ぎと5人の個人タイトル獲得者が出る結果。

アマがき隊では布川だけがタイトル獲得とはならなかったが、チームはその勢いのままCSへと突入するのであった。

次巻へ続きます。

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参考ベテラン投手となった凡田が突き進むのは更なる開花か引退への道か『グラゼニ パ・リーグ編』全13巻【ネタバレ注意】

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