グレアムもまた、彼女の実力をみとめ、正式に弟子にすることにした。
次々と緊急手術をこなすエリーゼにグレアムは惨めな気持ちを感じる一方で、自らもまた発奮し、研究に没頭した。
3巻のあらすじを振り返ってみましょう。
ベンの評価
ベンも院長も、エリーゼが脾臓摘出術を考え出し、執刀したというグレアムの言葉が信じられない。
出過ぎた真似をしたかもしれないと後悔するエリーゼだが、皇帝との賭けに勝つためには、むしろ自身の実力をアピールしたほうが良いかもしれないと考えた。
術式を詳細に説明すると、2人は驚くとともに、その実力を認めるほかない。
プライドの高いグレアムでさえ、この弟子が自分から学ぶことなど何一つないと評価していた。
すっかりエリーゼを気に入ってしまったベンは、名実ともに帝国最高位といえる皇室十字病院に勧誘する。
エリーゼがまだ医師の資格を持たないことに衝撃をうけるものの、皇帝の命で難易度を挙げることになった医師試験さえ、突破することを確信していた。
予想外ではあるものの、結果的に医師への道がひらけたエリーゼは機嫌よく帰路に就く。
しかし、婚約発表の場になるはずだった誕生祭がすぐそこに迫っていた。
リンデンの治療
帰路の途中で、エリーゼは変装したリンデンを見かける。
先日訪れた時に体調が悪そうだったことを思い出したエリーゼは、半ば強引にリンデンの治療を申し出ると、ベン医師でさえ特定できなかった原因をあっさり突き止めてしまった。
問診とは言え、近い距離で触診を受けたリンデンは照れたような表情をみせるものの、すぐにいつも通りの冷静な表情に戻り、定期的にエリーゼのもとで治療を受けることにした。
治療のかいあって、病気が快方にむかいつつあるリンデンは、彼女に礼をしようと考える。
エリーゼの長兄・レンの勧めで宝石を贈るものの、今のエリーゼはそのような身に余る贈り物を受け取るつもりはなかった。
代わりに好物の苺ケーキをねだるエリーゼに、リンデンは好きなだけ食べさせることを満面の笑みで約束するのだった。
誕生祭
誕生祭当日、エリーゼは熱をだして寝込んでしまう。
父は反対するものの、無理を押して参加をすることにした。
会場で、かつて犬猿の仲だったユリエンに出会うと、これまでの悪事を謝罪し、わだかまりを解くことに成功する。
一方、リンデンは具合が悪そうなエリーゼをずっと気にしていた。
エリーゼのもとへ前世で次兄が命を落とす原因ともなった他国の名将・ルイが近寄る。
ダンスの誘いを断りにくそうにしていると、見かねたリンデンが間に割って入った。
ルイが直ぐに身を引きその場を去ると、リンデンはエリーゼをダンスに誘った。
ロンがリンデンであることを知らないエリーゼは、自分を嫌っているはずのリンデンとのダンスに気が乗らない。
体調の悪さを気遣ったリンデンは、エリーゼを皇室専用の休憩ラウンジへ連れていき休ませた。
リンデンの態度に戸惑うエリーゼだったが、用意された苺ケーキに舌鼓を打ち、すっかりご機嫌になってしまうのだった。
侯爵夫人
満足して眠ってしまったエリーゼは、自分を呼ぶ声に目を覚ます。
目の前にはハーバー侯爵夫人の姿があった。
夫人にはパーキンソン病の症状がでているようで、エリーゼが手を貸して皇帝の祝辞を危機に向かった。
皇帝は祝辞ととともに、事実上エリーゼがリンデンの婚約者である旨を発表してしまう。
翌日エリーゼは再び直談判するため、皇帝に謁見することにした。
皇帝は賭けが無効になったわけでないというものの、簡単に婚約をあきらめるつもりは無いようだ。
戸惑うエリーゼだったが、そのとき侯爵夫人が嚥下障害から窒息しているとの知らせを受ける。
すぐにハイムリック法で処置を試みるが、一向に改善する気配はなかった。
一刻を争う事態に、エリーゼは不敬罪を覚悟の上でナイフで気道切開を決断する。
周囲の静止を振り切り処置を施すと、夫人は呼吸を取り戻し、一命をとりとめるのだった。
【3巻のまとめ】
医師としての実力を認められる一方、皇帝はエリーゼとリンデンの婚約をあきらめるつもりがないようだ。
変装したリンデンはエリーゼの治療を受け態度を軟化させていくが、エリーゼはその正体に気付かない。
そんな中、誕生祭が執り行われ、皇帝はとうとう皇太子妃候補がエリーゼであることを宣言してしまった。
【3巻の見どころ】
この巻の見どころは、エリーゼの医師としての才能がますます輝きを放つ展開と、リンデンとの関係に少しずつ変化が生まれていく点です。
脾臓摘出術を評価されたことで、エリーゼは名門病院への道を開きます。
誕生祭では体調を押して参加し、かつての因縁相手とも和解。
リンデンとの心の距離も苺ケーキを通じて少しずつ縮まっていきます。

次巻へ続きます。
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