函館の地でプロデビューを果たした麟太郎は、初日のレースを全力で戦った結果相手を落車させてしまい失格に。
意気消沈する麟太郎にミホが手を差し伸べ、麟太郎はその好意に甘えつつ恋愛したい欲を必死に自制する。
伊東での第2戦、麟太郎のお人好しな性格を利用しようとする先輩らがいるなかでも麟太郎は実力の差を見せつけ、3日間のレースを全て1位で完全優勝した。
3場所連続での完全優勝を賭けたレースでは、和尚やイワ、ベテランの七味も出場するなか、決勝で和尚との同着1位で特別昇班を決めた麟太郎。
秋谷の取り計らいでS級トップ選手である小鳩との練習で良い刺激を受け、次は最強のルーキーとして連勝街道をひた走るシーサーも出場する東久留米でのレースへ。
ミホも麟太郎を元気づけるために勝った後のごほうびを約束し、麟太郎はアウェーでのレースに気合が入るのであった。
5巻のあらすじを振り返ってみましょう。
アウェーのなか先行逃げ切りで準決勝進出
東久留米でのレース、完全アウェーの麟太郎は初日は単騎で走ることとなる。
麟太郎は見事に先行での逃げ切りを決め、1着で準決勝進出。
同じく単騎で臨んだ川崎所属の三ツ沢も準決勝進出を決める一方、デビュー以来負けなしで史上最速でのS級昇級も視野に入れたシーサーも麟太郎と同じ走りでぶっちぎりの1着で準決勝進出となった。
準決勝も勝利し、決勝でシーサーとの対決へ
準決勝の組み合わせでは麟太郎は九州地区2人のラインに入って先行することとなる。
またも単騎となった三ツ沢は他の選手の後ろで脚を溜めながら最後の直線勝負で道をこじ開け、1着で決勝進出。
一方、麟太郎が臨む準決勝にはミホが観戦に来ていたシゲと桃子を通じて協賛し、レース名に「ごほうびD杯」(Dカップ)とつけて応援。
後ろの2人は決勝ではシーサーの味方になると知っていながらも、麟太郎は同じラインとして協力する走りを見せ、ラインで1~3着をもぎ取って見せた。
九州地区の選手たちは例え敵であっても自分の役割を貫く麟太郎の男気に態度を和らげる一方、シーサーの表情はなぜか曇っていた。
準決勝では麟太郎と同じように力をセーブしながらラインで勝利したシーサーは、決勝に向けて麟太郎に「後ろをぶっちぎるような勝負がしたい」と宣言するのであった。
決勝はシーサーと1対1の最後の直線勝負へ
決勝では「男なら一気に差し込めD杯」との名前をシゲがつけ、麟太郎にはいっそう気合いが入る。
レースは麟太郎と三ツ沢、そさて中国地方の選手がラインを組み、後ろからガリビエカマシで仕掛ける展開。
それを察知したシーサーも猛ダッシュで加速し、麟太郎に先頭を譲ったものの3番手につける。
そして脚を溜めた後にシーサーが発進。
番手の三ツ沢が牽制する間もなく先頭に立ち、麟太郎がシーサーを追うこととなった。
2人とも背中に翼が生えたような走りによる最後の直線勝負、果たして勝利の女神はどちらに微笑むのか…。
【5巻のまとめ】
東久留米でのレース、麟太郎はアウェーの環境をものともせずに決勝進出を決める。
決勝では唯一の関東からの遠征組であるシャーク三ツ沢と協力するが、後半から猛発進したシーサーを麟太郎が追う展開に。
2人とも背中に翼が生えたような走りによる最後の直線勝負、果たして勝利の女神はどちらに微笑むのか…。
次巻へ続きます。
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