ファビアンの気遣いによって、比較的良い扱いを受けていたが、手の手術から回復したルイはエリーゼを手にかけようとする。
しかし、そこへリンデンが現れてエリーゼの救出になんとか成功した。
共和国の裏をかき、冬の山脈越えを試みるリンデンだが、とうとうルイ達に見つかってしまう。
そのころ、ミハイルやレンもまた、エリーゼ達の救出のために山脈へと向かっていた。
9巻のあらすじを振り返ってみましょう。
逃亡成功
リンデンは取り囲む共和国兵に特殊能力を連発し打倒していく。
しかし、副作用で弱るリンデンに銃口が向けられると、それをかばったエリーゼが負傷してしまった。
何とか追っ手を振り切り、エリーゼを担いで先に進むリンデンの前にエル率いる本隊が追いついてしまう。
絶望的な状況にリンデンは必死にエリーゼだけでも逃がそうと考えていたが、次の瞬間上空にミハイルが姿を現した。
この場の始末を請け負いリンデンたちを逃がしたミハイルは、あっさりルイを討ち取ると、残りの兵を足止めする。
一方、エリーゼを背負い必死に逃げるリンデンは、脇道の監視を命じられていたファビアンに見つかるものの、逆に馬を受け取りその場を見逃してもらった。
こうして二人は帝国陣内の病院にたどり着くことに成功する。
すぐにグレアムがエリーゼの手術を担当することになり、手術自体は成功するものの、輸血が必要な状況であることがわかった。
適合者が見つからない中、奇跡的に適合することがわかったリンデンは、無理を押して輸血のための血を提供し、エリーゼの体調は回復に向かっていくのだった。
終戦
エリーゼの父が病院を訪れ、エリーゼを連れ帰ることになった。
一方でリンデンの作戦によって、共和国の拠点はすべて帝国が占領し補給が途絶えてしまう。
秋になるころには事実上共和国の降参によってついにこの戦争は終結を迎えることとなった。
エリーゼはその功績によって、帝国一と名高い皇室十字病院の主席教授の座に就くこととなり、さらには皇帝の侍医となることも決まった。
10か月以上会えずにいたリンデンにもまもなく会えることがわかる。
以前はリンデンに処刑される夢ばかり見ていたエリーゼだったが、今はリンデンのやさしさに触れることでトラウマも克服し、すっかり彼の帰りを待つようになっていた。
褒美
エリーゼはレンやミハイルに手紙を書くものの、リンデンへの手紙だけはなかなかうまく書くことでできずにいた。
そんな中、皇帝から褒美の用意ができたとの知らせが入る。
エリーゼはついに皇后となることを心から受け入れ、真のファーストレディとなることを約束した。
すると皇帝から思わぬ褒美を受け取ることとなる。
リンデンの発案により法の改正がなされ、皇后は他の職業を兼務できるようになったのだ。
何よりも望んでいた医師の仕事を辞めずにすむことは、エリーゼにとって最高の褒美となるのだった。
そのころリンデンとミハイルは楽し気に酒を酌み交わしていたが、互いの母をめぐる因縁はいずれ二人の間を決定的に引き裂くものだった。
リンデンの帰還
ついにリンデンの帰還が決まり、エリーゼもそわそわしていた。
帰還当日に手術の予定が入ってしまうが、早めに終わらせれば問題はないはずだ。
ともに働くグレアムは、エリーゼのそばで彼女の技術を見ることができる幸せを感じながら、リンデンのもとへ向かうエリーゼを止められない自身に歯がゆさを感じるのだった。
当日、思いのほか手術が長引き、急いで支度をするエリーゼのもとへついにリンデンが姿を見せる。
エリーゼの教授室で、少しでもいい文章を届けたいと、送られず貯められていた自身宛の手紙を発見した。
リンデンは自身を気遣うつたない文章を読み赤面するのだった。
【9巻のまとめ】
ミハイルの助けでリンデンたちは逃亡に成功し、ルイはあっさり討ち取られてしまうがエリーゼが負傷してしまった。
父がエリーゼを連れ帰り、リンデンは当分離れ離れとなるが、帝国はついに共和国を打ち破り、戦争は終結へと向かう。
皇帝はエリーゼの医師としての価値を認め、法改正によって皇后と医師を兼務できるよう取り計らった。
ついにリンデンが帰国すると、すっかりトラウマを克服したエリーゼの自身への想いに触れるのだった。
【9巻の見どころ】
この巻の見どころは、リンデンとエリーゼの逃亡劇が緊迫感たっぷりに描かれている点です。
ミハイルの助けによってルイが討たれ、何とか帝国陣内の病院へ辿り着くシーンは、読者の緊張を解きほぐします。
エリーゼの手術とリンデンの輸血による回復も感動的で、二人の絆の深まりが感じられます。
戦争終結後、エリーゼが医師と皇后の両立を認められる法改正や、リンデンの帰還を待つ心情の変化も見逃せません。

次巻へ続きます。
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