函館の地でプロデビューを果たした麟太郎は、初日のレースを全力で戦った結果相手を落車させてしまい失格に。
意気消沈する麟太郎にミホが手を差し伸べ、麟太郎はその好意に甘えつつ恋愛したい欲を必死に自制する。
伊東での第2戦、麟太郎のお人好しな性格を利用しようとする先輩らがいるなかでも麟太郎は実力の差を見せつけ、3日間のレースを全て1位で完全優勝した。
3場所連続での完全優勝による特別昇班を賭けたレースでは、和尚やイワ、ベテランの七味も出場。
麟太郎は予選と準決勝を1位で通過し、決勝へ。
決勝では麟太郎のために全てをかけたイワとラインを組む一方、和尚と七味がラインを組み、最大の敵として立ちはだかる。
レースは終盤、麟太郎は先行する和尚を追うが、突如としてどしゃ降りの雨に襲われる。
ゴーグルをしていなかった麟太郎は一か八か、バンクを駆け上がり、必殺のラルプデュエズ颪を仕掛けるのであった。
4巻のあらすじを振り返ってみましょう。
和尚との同着1位で特別昇班
バンクを流れる雨で少しスリップしたものの、ラルプデュエズ颪で加速した麟太郎が猛然と和尚を追う。
写真判定の末に麟太郎と和尚は同着となり、2人とも特別昇班を決めた。
3着は最後まで粘りを見せたイワとなり、同期3人で表彰台を独占。
麟太郎と和尚は次のステージで決着をつけることを約束するのだった。
杏里からのご褒美
麟太郎のお祝いがてら、杏里は那須の高級リゾートの宿泊モニターに誘う。
だがあくまで杏里はミホと麟太郎の恋愛を応援しており、ミホには一度麟太郎の家に行ったうえで覚悟を決めるようにアドバイス。
そして当の麟太郎は高級リゾートに着いたものの、秋谷からの呼び出しで明日の昼までに帰ってくるよう指示され、夜中に泣く泣くロードレーサーで引き返すのだった。
現役トップ選手との練習
秋谷から呼び出されて競輪学校に来た麟太郎は、最高クラスであるS級S班に所属する西の怪物、小鳩敬一(ポッポ社長)と出会う。
秋谷は麟太郎に頂点の世界を体験させるため、ポッポ社長とのタイマンレースの機会を与えた。
初心者だった頃と比べて急成長した麟太郎はそれなりに自信を持って臨むが、スタートの技術を見ただけでポッポ社長の底知れない実力を感じとる。
持てる全てをぶつけるため、ガリビエカマシを仕掛けるものの、ポッポ社長は安定したフォームからの翼が生えたかのような加速で麟太郎をちぎって勝利。
全てを出してのボロ負けに悔し涙を流す麟太郎だが、折れない気持ちで上を向く。
ポッポ社長はずば抜けた先行の脚を持っているが、ラインや駆け引き、せめぎあいがある競輪なら自分の可能性を磨けば勝つことも不可能ではないのであった。
麟太郎を元気づけるミホのごほうび
完全休養日に麟太郎の家をミホが訪れる。
家に上がったミホは、麟太郎の家の中が家族を事故で亡くした日からそのまま止まっていることを悟り、思わず涙が込み上げてきた。
ミホのなかで麟太郎を支えたいという気持ちが固まるなか、麟太郎の次のレースは最強のルーキーとして連勝街道をひた走るシーサーも出場する東久留米でのレースに。
ミホは麟太郎を元気付けるため、東久留米で勝ったときにごほうびを提案し、麟太郎は勝ったらミホの胸を触らせてもらうことに。
シーサーは九州地区全員の期待の星であり、東から遠路はるばる呼ばれた麟太郎と川崎所属の三ツ沢はまるで刺客のような扱い。
それでも麟太郎はミホからのごほうびのために気合い十分なのであった。
【4巻のまとめ】
和尚との同着1位で特別昇班を決めた麟太郎。
秋谷の取り計らいでS級トップ選手である小鳩との練習で良い刺激を受け、次は最強のルーキーとして連勝街道をひた走るシーサーも出場する東久留米でのレースへ。
ミホも麟太郎を元気づけるために勝った後のごほうびを約束し、麟太郎はアウェーでのレースに気合が入るのであった。
次巻へ続きます。
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