ゴールデンカップスに移籍した凡田だが、パ・リーグの打者の洗礼を浴びて苦戦を強いられることとなる。
生え抜きで似たような年齢・成績の投手である印西とライバルとなり、凡田が地元開幕投手の座を射止めるが、味方打線の援護で勝利したものの凡田自身はピリッとしない内容だった。
印西もまたシーズン最初の先発では黒星を喫し、共に不甲斐ない出来の2人に地元TV局の老山アナとその娘の恵が鋭く切り込んでいく。
ハングリー精神が足りないと指摘された凡田は変化球に頼りながら粘りを見せるが、結局はストレート勝負が裏目に出て試合をぶち壊してしまった。
程なくして凡田はトクと一緒に2軍に落とされることとなり、そこで印西と復帰に向けてもがくこととなる。
印西が昔やっていた2段モーションの映像を老山アナから入手し、凡田はフォーム改造に着手するのだった。
4巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
凡田と印西で明暗が分かれる
鉄至のビデオのおかげで復活への道が開けた凡田は老山アナに礼を言うと、老山アナも思わず凡田にキュンと来て態度を軟化させた。
凡田は2軍相手にほとんど打たれることはなくなったが、印西はそれでも滅多打ちにあってしまう。
2段モーションでボールの伸びが増したとはいえ、それがかえって打ち頃のボールになってしまったようだ。
2軍の湯浅監督はこれ以上印西を塩漬けにできないと判断し、進退をかけてイースタンの試合に登板させることに。
35歳の印西はもはや復活の希望は少なく、33歳の凡田はまだ辛うじて復活の道が残されている。
鬼のように練習して身体を鍛えあげる凡田と、怪我のリスクを考慮して焦らずに調整する印西。
2人のイースタンの試合での成績は凡田が18イニング1失点なのに対し印西は18イニング10失点と明暗が分かれてしまうのだった。
引退を決意した印西
ほぼ復活したといえる凡田だが、トクはまだ何か違和感を感じていた。
そして凡田のピッチングを見ていた印西は、凡田の握りが従来より深くなっていることを見抜く。
知らないうちにボールを力強く握ろうとしたことで、ボールに回転がかかりにくくなっていたのが伸びがイマイチだった原因。
これを機に凡田は無双状態へ突入し、印西のコーチとしての素質も明らかとなる。
しかし湯浅監督は付き合いの長い印西に引導を渡し、球界に携わるよりも義父である県議の後を継ぐのがあるべき姿だと諭した。
湯浅監督の言葉を涙ながらに受け入れた印西は今季限りでの引退を決意。
印西は自分のためでなく家族のために野球をしていたためにトコトンまで追求することができなかったと改めて感じ、凡田にも自分のために野球をするべきだとアドバイスするのだった。
凡田は来季から仕切り直すことに
印西の引退を悟ったダーティ桜塚は、凡田と食事をすることに。
凡田は印西を踏み台にして生き残ったようにも取れるが、それでも肉体的な衰えは近い将来必ず来る。
そしてゴールデンカップスは1軍では最下位独走中であり、もはや若手中心の起用に切り替えているため、今凡田が昇格してもチャンスを与えられることはほぼ期待できない。
そんな状況でダーティ桜塚は、今年はもう1軍には昇格しない方がいい、3年契約のため来年の年俸の心配は1ミリもないと告げる。
1軍の向井監督は凡田を呼んで投げさせたかったものの、コーチ陣は若手の育成を優先し、トクも凡田は来季から仕切り直した方がいいと考えていた。
その結果凡田はこのまま1軍に昇格せずにシーズンを終えるのであった。
アマがき隊がデビュー
翌シーズン、本拠地での最初の試合は2年連続で凡田が先発することに。
相手のパープルシャドウズの先発は、昨季は肉離れの影響で不本意なシーズンを過ごした則川。
互いにオープン戦で快投を見せた2人の投げ合いとなる。
則川の調子は決して悪くなかったが、それ以上に凡田が2回をわずか6球で片付けるなど記録的な投球を見せた。
試合はゴールデンカップスがソロホームランで奪った1点を6回までは凡田、7から9回まではトクの弟子たち3人のリリーフの継投で守りきり、凡田に勝ち星がつく。
7回の布川、8回の本木、9回の薬丸の3人トリオ、アマがき隊がデビューしたのであった。
【4巻のまとめ】
凡田と印西、共に再起を図った2人だが僅かな年齢の差で明暗が分かれ、復活できなかった印西は引退を決意する。
ギリギリで生き残った凡田は翌シーズンから仕切り直し、地元の開幕戦で好投を見せて勝利を飾った。
そしてその試合では凡田の後をトクの愛弟子である布川、本木、薬丸の3人によるアマがき隊が任され、見事な継投リレーでデビューしたのであった。
次巻へ続きます。
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参考ベテラン投手となった凡田が突き進むのは更なる開花か引退への道か『グラゼニ パ・リーグ編』全13巻【ネタバレ注意】
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