機械から配られる2枚のカードから互いに1枚を選び、その数字の大小だけで勝負するワン・ポーカー。
互いに相手の手札の数字がUP(大)かdown(小)かは機械の表示でわかるが、そこからの読み合いが核となるゲームである。
ミニマムベットの1ライフは2億円相当。
椅子に拘束されてゲームが始まり、序盤こそ調子がよかったものの負けが込んで全てのライフを失ってしまったカイジ。
負けたら強制落下というリスクを負いながらも文字通り命を金に換える赤ライフに手を出し、チャンとマリオも命をカイジに預けたことでカイジの強制落下は和也のリモコンで解除された。
3人の命を賭けた勝負、渾身のブラフで勝利をもぎ取ったことで流れが変わり、強いカードに恵まれたカイジが順調に勝利を重ねる。
ついにライフで逆転したカイジ、しかしまだ油断はできない。
冷静さを取り戻した和也の幻想が解け、チャンとマリオを遠ざけてカイジと2人きりの真剣勝負となる。
そして先にカードを提出するが、なぜか左手で思わず出す仕草を見せた和也。
和也が出したのはAだったが、その違和感に気づいたカイジは危機を察知し、被害を最小限に抑えつつイカサマの可能性を確信する。
テーブルに隠されたスイッチに気づいたカイジが確かめると、隠しテーブルにはAが3枚入っていた。
カイジが隠しスイッチを押したことは和也も気付き、ここからはイカサマ有りの勝負へと変わっていくのだった。
13巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
カイジもイカサマを使用
勝負は互いに隠しボックスを使ったイカサマありの第二幕へ。
3と8のどちらをAと交換するか迷うカイジは、UPとdownの判定を考慮して8と入れ替える。
と、そのとき自分の手が左手でAを掴むことになることから、和也もあの不自然な仕草の際にカードを入れ替えたのだと気付いた。
互いにAを手中に収めた互角の状況、カイジは勝負のカードを提出するのだった。
レートをとことん上乗せする気の和也
和也もカードを提出し、いよいよベットへ。
まずカイジがレイズを仕掛けると、和也も負けじと2ライフを上乗せ。
カイジは3ライフの賭けにいったん乗るが、和也はあくまでもとことん上乗せする気のようだ。
お互いさらにライフを積み増し、5ライフ目に手をかける和也。
カイジにとっては赤ライフ以外の全てを賭けざるを得なくなる。
冷静に説得を試みるカイジだが、和也は耳を貸さず5ライフ目を賭けた。
カイジも意を決してこれを受けるが、和也はまだ止まらない。
さらにライフを上乗せすれば、カイジは赤ライフも賭けざるを得なくなるのであった。
果たして運命の大勝負の行方は…。
【13巻のまとめ】
イカサマによってカイジもAを手に入れ、五分の状況で迎えた勝負。
強気に出る和也は大幅なレイズを仕掛け、カイジは赤ライフ以外の全てのライフを賭けざるを得ない状況に。
さらに和也が上乗せすれば、カイジは赤ライフも賭けなくてはならない。
果たして運命の大勝負の行方は―。
次巻へ続きます。
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