将来を期待された秀才達の集う名門校・秀知院学園(しゅうちいんがくえん)。
その生徒会のメンバーである副会長・四宮かぐやと生徒会長・白銀御行はお互いに惹かれ合っているものの、高すぎるプライドが邪魔をして半年が経っても告白することが出来ない。
素直になれない二人は、いつしか自分から告白することを「負け」と捉え、「どう相手に告らせるか」ばかりを考えるようになり、熾烈な駆け引きが行われるのだった。
4巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
目次
心理テスト
生徒会室で心理テスト。
事前に心理テストの本をすべて暗記していたかぐやが無難な回答をするなか、白銀は問題を出す藤原の表情から必死に不適切な回答を回避する。
と、ここで藤原が本ではなくネットから心理テストを探し、全員が答えを知らないまま参加する展開に。
「一面のお花畑。そこの持ち主に好きなだけ花を持って帰って良いと言われたらどのくらい持って帰るか」という問いに、貧乏性の白銀は「トラックに詰めるだけ詰む」と回答。
これが「想い人に対しての愛の大きさ」を表しているとこっそりネットを見たかぐやは、ひとり赤面するのだった。
恋のテクニックを実践する白銀
白銀が生徒会室で見つけた雑誌。そのなかには「狙った相手を絶対にオトす恋のテクニック」という特集があった。
さっそく「あえて冷たくするテクニック」をかぐやに使う白銀。
当然、この本はかぐやもチェック済で白銀のテクニックを看破していたが、無意味に人に冷たくできない白銀は心を痛めながら些細な嫌がらせレベルの冷たさをかぐやに向ける。
微妙過ぎる冷たさに戸惑うかぐや。
その他にも「あえてキライと言ってみる」というテクを使う白銀。
かぐやはテクニックと頭ではわかっていながらも精神にはダメージを受けていく。
白銀は最後に「冷たくした分だけ優しくする」というテクニックを実践し、かぐやは当初の目的を忘れてすっかり振り回されるのだった。
藤原が白銀を猛特訓~校歌斉唱編~
校歌斉唱で白銀が口パクしているのを発見した藤原。
白銀は極度の音痴だったのである。
脳裏にバレーボールの特訓がよぎる藤原。
それでも藤原は自身が音楽が得意なことと、白銀の「ちょっと音痴」という自己評価を信じ、練習に付き合うことに。
しかし、白銀の歌は絶望的なレベル。
藤原との特訓を経て、無事に校歌を披露できるまでに成長した白銀。
藤原はまた号泣するのだった。
送迎でのドライブデートを狙うかぐや
雷鳴とどろく嵐の日。
学校に残っていた白銀・かぐや・藤原の3人は電車が止まったことにより帰れなくなっていた。
この際に送迎の車によるドライブデートを画策するかぐやは藤原を強引にタクシーで帰宅させ、白銀から「乗せて」と言ってくるように仕向ける。
先に雨の降る校門で白銀を待つかぐや。
しかし白銀は嵐のなかを自転車で無理やり帰り、かぐやは風邪をひくのだった。
風邪を引いたかぐやのお見舞いを巡る勝負
風邪を引いたかぐやのお見舞いに行く人を白銀・藤原・石上の3人で決めることに。
ゲームでイカサマをしてでもいきたい藤原だったが、なんなくイカサマが見破られてただ恥をかく結果に。
ゲームに勝った白銀がかぐやのお見舞いに行く権利を勝ち取るのだった。
風邪を引くとアホになるかぐや
ふだんは理性によって欲望を強く抑制している反動で、かぐやは風邪をひくと幼児化してアホになる。
隙だらけのかぐやを目の当たりにして必死に理性を保つ白銀。
しかし「いっしょにねよ」とベッドの中に引きずり込まれ、寝不足もあって白銀はかぐやの隣で爆睡してしまう。
熱が引き目を覚ましたかぐやは白銀に夜這いされたと勘違いし、慌てふためくのだった。
勘違いから始まった白銀とかぐやの喧嘩
お見舞いの時に白銀はかぐやに手を出していないことが一応は証明されたが、白銀とかぐやに遺恨は残っている。
白銀にとっては理不尽に勘違いされ、かぐやにとっては多少の悪戯をされたのではという不安と、されていないならそれはそれで腹立たしいという不満。
両者に積もったものがケーキの差し入れをめぐって爆発し、修羅場と化す。
余ったショートケーキをお互いに頑なに相手に食べさせようとする2人だったが、結局ケーキは藤原が食べてしまうのだった。
無事に仲直り
白銀と仲直りしたいかぐやは「喧嘩した異性と仲直りする方法」について柏木に恋愛相談することに。
一方、白銀は同じ相談を石上にする。
柏木と石上はそれぞれかぐやと白銀の肩を持ち、スッキリしたところで白銀とかぐやは仲直りするのだった。
白銀の妹と仲良くなりたいかぐや
秀智院学園中等部の生徒会会計にして白銀の妹である圭が兄を訪ねて生徒会室を訪れる。
白銀は不在だが、かぐやが応対。
将を射んとする者はまず馬を射よ、ということでかぐやは圭とお近づきになる作戦に出た。
ついでに妹がほしかったこともあり妄想がはかどるかぐやだったが、石上にデキる女アピールを妨害されたうえに藤原の方が圭と仲良しという始末。
「千夏姉ぇ」と呼ばれるほど親密な藤原に対して殺意の眼差しを向けるかぐやだったが、一緒にショッピングに誘われたことで掌を返すのだった。
夏休みのイベントに期待が…
1学期が終わり、夏休み。
スタートダッシュで異性と過ごすイベントを決めた者がリア充となる。
白銀はうまく話を切り出そうとするが、藤原は家族旅行でハワイへ行くことを宣言。
かぐやも夏休みスタートダッシュの重要性を理解したうえで「無」を決め込む。
と、石上が白銀を夏祭りに誘い、楽しそうなイベントにかぐやの無の心も崩壊。
藤原は旅行で予定が合わないが、無事にイベントの企画に成功するのだった。
【4巻のまとめ】
風邪を引いたかぐやへのお見舞いをした白銀だが、誤解から2人は一時期喧嘩をしてしまう。
お互いに友人に相談して無事に仲直りし、夏休みに突入。
距離を縮めるにはスタートダッシュで異性と過ごすイベントを企画する必要があり、家族で海外旅行に行く藤原を除いて夏祭りのイベントに期待が膨らむのであった。
次巻へ続きます。
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