空中の居城から脱出し、墜落した北海道で竹内レクイエムと出会い、同行する流れとなる。
異形を信仰する村に向かい、擬似天使との戦闘に突入する。
2巻のあらすじを振り返ってみましょう。
サイハテとの交戦開始
粗開尚吾と擬似天使サイハテの戦闘が始まる。
処刑人オリヴェイラも参戦し、連携して攻めるが、サイハテが繰り出す強力な剛風により、形勢は一気に不利となる。
オリヴェイラは吹き飛ばされて戦線から離脱するが、竹内鎮魂歌によって救出される。
粗開は態勢を立て直し、再びサイハテに挑む。
変貌するサイハテ
粗開はサイハテの猛攻を凌ぎながら反撃に転じるが、追い込まれたサイハテは怒りに狂い、擬似天使が命の危機に陥った際に発動する最終形態へと変貌する。
攻守は再び逆転し、サイハテの暴力的な力が戦場を支配していく。
竹内の異能と御雲の本音
上空から地面に落とされて戦闘不能に陥った粗開に代わり、前線に立つ竹内。
彼は特殊能力「パラレルワールド症候群」を発動し、十の思考を同時に展開してサイハテを圧倒する。
一方、御雲とオリヴェイラは瀕死の粗開を発見する。
御雲は、なぜ人間側につくのかと問われ、過去を語る。
しかし粗開はその言葉を言い訳として一蹴し、わざと煽るような態度で本音を引き出そうとする。
視界共有の崩壊と竹内の限界
サイハテは混乱していた。
視界を共有していた周囲のハーピィが次々と倒されていたからだ。
その原因はオリヴェイラによる殲滅であった。
一方、追い込まれたサイハテに竹内が畳みかけるが、竹内は脳のオーバーヒートを防ぐため、自ら能力に制限をかけていた。
サイハテは竹内の表情からその弱点を見抜き、逆転の一手を繰り出した。
御雲の決断と戦力の再結集
粗開は御雲とのやり取りの中で、自身の幼少期を重ね合わせる。
煽りを交えて本音を引き出した末、御雲は心を動かされ、助けを乞う。
粗開は彼女を救うことを宣言する。
オリヴェイラと竹内が戦線に戻り、そこへ立ち上がった粗開も加わる。
三人の戦力が再び揃い、擬似天使サイハテとの最終決戦が始まる。
上空での死闘と御雲の選択
三人の連携によりサイハテは押され、粗開を拘束して上空へと逃れる。
残された竹内とオリヴェイラの前に現れたのは、ハーピィの羽を生やした御雲だった。
彼女は粗開のもとへ案内すると申し出る。
竹内は警戒して拒むが、オリヴェイラは御雲の目を見て信じることを決める。
竹内は釈然としないながらも、その判断に従い、三人で上空へと向かう。
決死の連携攻撃
空中での戦いが激化する中、粗開は自傷を起点とした決死の大自爆を仕掛け、サイハテに致命的な打撃を与える。
再生を試みるサイハテを竹内の一撃が阻み、さらにオリヴェイラの援護が続く。
反撃に転じたサイハテに、完全復活した粗開が襲いかかる。
三人の連携、御雲の決断、仲間たちの想いがすべて重なり、ついに擬似天使は崩れ落ちた。
【2巻のまとめ】
粗開は擬似天使サイハテと交戦し、オリヴェイラや竹内と共闘するも、サイハテの剛風と最終形態に苦戦する。
竹内は異能で応戦し、粗開は御雲との対話で本音を引き出す。
戦力を再結集した三人は上空で連携攻撃を仕掛け、粗開の自爆、竹内とオリヴェイラの援護により、サイハテを撃破する。
【2巻の見どころ】
この巻の見どころは、粗開尚吾・竹内・オリヴェイラの三人が、擬似天使サイハテを相手に繰り広げる連携攻撃です。
剛風と異形の力に翻弄されながらも、竹内の異能「パラレルワールド症候群」や御雲の心の変化が戦局を大きく動かします。
クライマックスでは、粗開の自爆から始まる決死の攻防が展開され、三人の絆と覚悟が勝利をもたらします。

次巻へ続きます。
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