竹内は異能で応戦し、粗開は御雲との対話で本音を引き出す。
戦力を再結集した三人は上空で連携攻撃を仕掛け、粗開の自爆、竹内とオリヴェイラの援護により、サイハテを撃破する。
最終巻のあらすじを振り返ってみましょう。
目次
村の復旧と鳴禽會本部の介入
戦いの終わった歩転姦村で、竹内鎮魂歌は村の復旧作業に尽力していた。
御雲は自らの処遇を尋ねるが、竹内はかつての態度を改め、協力者として敬意をもって接する。
その矢先、鳴禽會本部の部隊が突如として現れ、背信行為の疑いでオリヴェイラを拘束する。
同時に粗開尚吾も食事中の隙を突かれ、連行される。
拘束からの脱走と新たな脅威
粗開は拘束から脱走するも、空腹に耐えかねて無銭飲食に走り、現行犯逮捕され東京の留置所に収監される。
一方、鳴禽會本部には全国から上位処刑人が集い、イタリアから上陸した擬似天使ソフィア討伐の作戦会議が開かれていた。
だがその会議中、ソフィアが本部を奇襲し、混乱に陥れる。
交渉と裏切りの激突
ソフィアの要求はオリヴェイラの引き渡しだった。
鳴禽會はこれを拒否するが、粗開が交渉に乗り出す。
自らの解放を条件に情報提供を提案し、ソフィアは拘束具を破壊して応じる。
しかしこれは罠だった。
粗開は初めからソフィアを喰らうつもりで交渉に臨んでおり、その場で戦闘が始まる。
禽界を発動したソフィアは圧倒的な力で鳴禽會を蹂躙する。
変貌するソフィアと壊滅する東京
ソフィアの目的を知った鳴禽會の最強戦力・泡柳仁太は、オリヴェイラを連れて前線へ向かう。
再会を喜ぶソフィアの隙を突いて泡柳が一撃を放つが致命傷には至らない。
全翼を解放したソフィアは異形の姿へと進化し、東京の街を壊滅状態に追い込む。
地下での死闘と反撃の兆し
地下に潜んでいた粗開、オリヴェイラ、泡柳の三人はソフィアに発見され襲撃を受ける。
応戦するも泡柳は倒れ、粗開とソフィアの激闘が始まる。
飢えにより本能を研ぎ澄ませた粗開は徐々に優勢に立ち、オリヴェイラの機転によって一つの閃きを得る。
その攻撃は見事に決まり、ソフィアに致命傷を与えることに成功する。
決着と新たな影
最後は粗開の大技「極熱ウェルダン」によってソフィアを撃破。
生き延びたオリヴェイラとの無事を確認し合い、互いを気遣う二人だったが、その直後に新たな貴婦人・御座が姿を現す。
粗開は物怖じすることなく、「貴婦人の味」を楽しみにしていると不敵に告げ、次なる戦いへの火蓋が切られるのだった。
【3巻(完)のまとめ】
歩転姦村で復旧作業を進める竹内のもとに鳴禽會本部が現れ、オリヴェイラと粗開を拘束する。
脱走した粗開は無銭飲食で逮捕され、東京の留置所へ。
鳴禽會本部ではソフィア討伐の会議中に奇襲を受ける。
粗開は交渉を装いソフィアと交戦。
禽界を発動したソフィアは東京を壊滅状態に追い込む。泡柳と粗開が応戦するも苦戦。
オリヴェイラの機転で粗開が閃きを得て反撃し、ソフィアに致命傷を与えた後、「極熱ウェルダン」で撃破する。
戦いの直後、貴婦人・御座が姿を現し、粗開は宣戦布告を突きつける。
【3巻(完)の見どころ】
この巻の見どころは、鳴禽會本部での混乱と、擬似天使ソフィアとの壮絶な交戦です。
拘束された粗開が奇策で自由を得るも、それは全てソフィアとの戦闘を狙った布石でした。
東京壊滅の危機に、泡柳・オリヴェイラとの連携で致命の一撃を決める展開には緊張感が満ちています。

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