一方クラウスは、フェムトの気まぐれによりパンドラムからの脱獄に成功した。
9巻のあらすじを振り返ってみましょう。
奥義解放
重傷を負ったスティーブンとK・Kは、ギリギリで命をつなぎ留めた。
人蟲から出てきた「彼ら」の居場所は契約者のフーに筒抜けになっており、どこへ逃げてもタイクーンブラザーズが追ってくる。
仲間たちが次々と倒され、絶体絶命のレオの前に斗流の創始者「裸獣汁外衛賤厳」が現れた。
汁外衛はザップとツェッドに施した封印を3分間だけ解き、奥義を使うことを許可する。
鎧を纏った獣のような姿になった2人の猛攻で、タイクーンブラザーズは倒されたかに思えた。
しかし2人の奥義を受けてもなおタイクーンブラザーズは再生し、それどころか奥義をコピーして自分たちのものにしてしまった。
汁外衛はイングウェイの攻撃を受けて倒れるが、とどめを刺される前にタイクーンブラザーズに帰還命令が出され、窮地を脱した。
タイクーンブラザーズ 対 グリーディナッツ
人蟲に侵食されつつあるフーは「彼ら」の回収を焦っていた。
そこへグリーディナッツが現れ、人蟲を奪おうと襲いかかる。
しかし帰還命令を受けたタイクーンブラザーズがフーを守り、大乱闘が始まった。
超人揃いのグリーディナッツだが、高位のBBである上に斗流の奥義を展開させ続けているタイクーンブラザーズには手も足も出ず、撤退を余儀なくされた。
蝙蝠の群れ
人狼局はズールディーズ社屋の設計図を手に入れ、中心部にある源力機関の制圧こそが今後の鍵を握ると予測した。
人狼局からの情報を得たチェインは、ライブラ諜報員からの連絡でK・Kとスティーブンが負傷したことを知る。
一方、オークション参加者が宿泊するホテル上空に不自然な蝙蝠の群れが発生したことを突き止めたロウ警部は、吸血鬼と蝙蝠の群れとの関連を疑う。
蝙蝠の群れを見つけたチェインは、その中の一匹を捕まえて血脈門を開くよう脅した。
ロウ警部たちが駆けつけたため、蝙蝠たちは逃げようとするがチェインに脅されやむなくドアを開いてしまう。
蝙蝠の群れが去った部屋の中には、血脈門のドアだけが残されていた。
レオ、賞金首になる
デナルドはヘルサレムズ・ロッドに緊急放送を流し、レオの生死は問わず「彼ら」を無事に確保した者に1千万ゼーロの報奨金を与えると宣言した。
ニュースを見たスティーブンとK・Kは病院を抜け出し、パンドラムから抜け出したクラウスは胃痛に襲われた。
【9巻のまとめ】
「彼ら」を追うタイクーンブラザーズは斗流の奥義までも吸収し、 伝説の牙狩りである裸獣汁外衛賤厳すら圧倒する。
一方レオは、デナルドの策略によってHL中から命を狙われ追いかけられることになった。
【9巻の見どころ】
この巻の見どころは、封印を解かれたザップとツェッドの奥義炸裂と、圧倒的な力を見せるタイクーンブラザーズとの激戦です。
裸獣汁外衛賤厳の登場により解放される斗流の真髄は、読者の度肝を抜く迫力に満ちています。
さらに、グリーディナッツとBBの衝突、吸血鬼と蝙蝠の謎、そしてレオに賞金がかけられヘルサレムズ・ロッド全土が敵になるという衝撃の展開が連続します。

次巻へ続きます。
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