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第三のキラの正体が判明!策略と罠でついに犯人を確保『DEATH NOTE』6巻【ネタバレ注意】

集英社/大場つぐみ・小畑健
~前巻までのあらすじ~

「名前を書かれた人間は死ぬ」というデスノート。

暇を持て余した死神リュークが人間界にデスノートをわざと落とし、それを拾った天才高校生の夜神月(ライト)は、そのノートを使って自分が悪人に死の裁きを下し、新世界の神になることを決意する。

世間では悪人が次々と死んでいく現象を何者かによる「神の裁き」として恐れ、熱狂的な支持者はその裁きを下す者を「キラ」と呼んで崇拝し始める一方、 世界的に謎多き天才探偵「L」がキラの捜査に乗り出した。

日本ではライトの父・夜神総一郎が捜査本部長となる一方、ライトは父から捜査情報を盗みつつ、意図的に警察の捜査情報が漏れていることがわかるように挑発し、逆にLの正体を暴きだすことを狙う。

デスノートの細かいルールを検証しながら巧みに犯罪者の粛清を続けつつ、Lの手先でもあるFBI捜査官らを抹殺、日本におけるキラ捜査に大きなダメージを与える。

一方のLは総一郎を含む少人数の信頼できる捜査チームを組織。

ライトはLとついに直接対面を果たし、ライトを捜査本部に招きいれて互いに探り合いがヒートアップしていく。

その一方、相手を見ただけで本名を知ることができる死神の目を持つ第二のキラが出現し、ライトは先に第二のキラであるミサと接触に成功。

ミサはライトに恋心を抱いており、ライトは死神の目を持つミサを利用してLを抹殺しようと計画する。

しかし、ミサがLと対面を果たした直後、Lは第二のキラとしてミサを拘束。

ミサに肩入れする死神のレムはミサを見かね、デスノートの所有権を放棄させることでデスノートに関する記憶を失わせた。

一方のライトも自分への容疑を完全に果たすため、そしてミサを救うために 自分のデスノートも土に埋めて準備を整えたうえで、自らを監禁させ、デスノートの所有権を放棄し、記憶を失う。

ノートは別の人の手に渡って第三のキラが登場し、粛清が再開されたことから、ライトとミサへの容疑は一時的に晴れ、2人は監禁から解放された。

しかし状況的には2人がキラであった疑いは拭いきれず、ライトとミサは、監視下に置かれることとなる。

デスノートの記憶を全て失い純粋な人格に戻ったライトは、Lと共にキラを追うことに。

そしてヨツバグループの幹部8人の内に第三のキラがいる可能性が高いことを突き止め、その秘密会議の様子を注視し、誰がキラなのか探り始めるのだった。

6巻のあらすじを振り返ってみましょう。

ヨツバグループにキラがいる

ヨツバグループの会議室では、次にキラの力で命を奪うべき人物についての討論が交わされていた。

これによりヨツバグループの幹部の中にキラがいることは確定だが、まだ誰がキラなのか、どのようにしてキラが殺しているのかはわからず、捜査本部は確実な証拠を掴むためには次の死者が不可避であるというジレンマに直面する。

「DEATH NOTE」6巻©集英社/大場つぐみ・小畑健

せめて次の殺人が実行されるまでの時間を稼ぐため、ライトたちは「L」としてキラの可能性が低く頭のキレる幹部・奈南川に接触し、うまく会議の方向性を修正させていく。

Lが犠牲者はやむなしと考えキラの特定を目指そうとする一方、犠牲者を出すべきでないという意見の総一郎は、部下と共にヨツバの幹部メンバーの一斉逮捕を考えるのだった。

ヨツバグループへの潜入作戦

Lは、この複雑な状況を打開するためには総一郎らと別行動とし、独自の捜査が不可欠だと決意した。

ライトは手錠でLと繋がれていることからLと協力せざるを得ない状況となり、ミサとライトを巻き込んで3人で別行動を開始する。

Lはミサをヨツバグループの内部に潜入する計画を策定し、「ミサがLから取り調べを受け、その正体を知っているかもしれない」という情報をアイバー扮する名探偵・エラルド経由で吹き込むと、ヨツバグループも食いつき、ミサは幹部たちと直接面談することとなった。

「DEATH NOTE」6巻©集英社/大場つぐみ・小畑健

第三のキラの正体

ヨツバグループの幹部との面談に臨むミサ。

ミサの身を案じる死神のレムは、彼女にノートの切れ端を触れさせることで、自らの存在をミサに知らせた。

この行為により、ライトがキラであること、ミサ自身がかつて第二のキラであったこと、殺人がデスノートによるものであることなどの重要な情報がミサに伝えられた。

触れたのが切れ端のみだったためミサの記憶は完全には戻らなかったが、レムからの情報提供により、過去の自分とライトの行動を理解し始めた。

また、幹部の火口が第三のキラであることを知り、その客観的な証拠をつかむために自ら火口と密会することにした。

「DEATH NOTE」6巻©集英社/大場つぐみ・小畑健

火口の野望

第三のキラとしてヨツバグループに属する火口はミサの大ファン。

それを利用したミサが密会で自らが第二のキラであったことを告白すると、火口は自身もキラであることを明かし、ミサに対して結婚を迫った。

ミサはキラとしての客観的な証拠を掴むため、火口にキラとしての力を証明するよう要求し、その結果に基づいて結婚を考慮すると返答した。

「DEATH NOTE」6巻©集英社/大場つぐみ・小畑健

そしてミサはこの火口との密会をすべて録音しており、ミサの行動に疑問点は残ったものの、それによってLとキラも火口が第三のキラであることを特定に繋がるのだった。

第三のキラ確保の作戦決行

火口が第三のキラであることが判明し、あとは殺人の手口を明らかにするだけ。

Lたちは死んだはずのミサのマネージャーである松田が実は生きており、キラの正体をTVの生放送で暴露するという罠の番組を仕掛ける。

「DEATH NOTE」6巻©集英社/大場つぐみ・小畑健

予め奈南川らには悪いようにしないから手を出さないよう根回ししたうえで、焦った火口がどのように松田を殺そうとするか注視しようという作戦である。

その狙い通り、火口は松田の本名を知るために奔走し、ミサのプロダクション本社に潜入して松田の履歴書を入手。

火口はすぐさま履歴書にあった名前をデスノートに書き込むが、それも予め用意した偽名だったことにより、松田の暴露は止まらなかった。

デスノートの存在は、本部の人間はまだ知らず、Lたちには名前をノートにメモしたようにしか映らなかったため、まだ殺人の手口は特定できない。

一方の火口はレムと取引して死神の目を手に入れ、自ら松田の本名を確認して殺すためにテレビ局へと急行する。

その道中に火口がスピート違反の取締りをする白バイ隊員をその場で事故死させたことから、火口が顔だけで相手を殺せる能力に進化したことを察知したLたちは、顔を隠す完全防備でテレビ局で待ち伏せた。

テレビ局のスタジオに乗り込んだところで罠に気付いた火口は、包囲網を強行突破して逃走を図るが、警察に戻りながらも有志を募って捜査を続けていた相沢が応援部隊をよこし、Lたちの追手と連携して火口の確保に成功したのだった。

「DEATH NOTE」6巻©集英社/大場つぐみ・小畑健

【6巻のまとめ】

ヨツバグループの幹部の中にキラがいる証拠を掴んだが、誰がキラなのか、どのようにしてキラが殺しているのかを特定するためにはさらに踏み込んだ捜査が必要となる。

そんななか、Lの指示でヨツバグループに潜入したミサは、死神レムとの再会で先に第二のキラとしての記憶を取り戻し、火口が第三のキラであることの客観的な証拠を掴む活躍を見せた。

Lたちはキラがどのように殺しているのかを暴くための作戦で火口の行動をくまなく観察し、火口の身柄の確保に成功するのだった。

次巻へ続きます。

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2003年より「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載がスタートし、コミックスの累計発行部数が2100万部を超える大ヒット作品「DEATH NOTE(デスノート)」。「そのノートに名前を書かれた人間は死ぬ」という力を持つ、死神が落とした恐るべき“デスノート”。天才的な頭脳を持ち、退屈を持て余していた高校生・夜神月(ヤガミ・ライト)がそれを拾った時から、すべては始まった。デスノートを使って、世の中に溢れる犯罪者たちに次々と死の制裁を下していく月は、いつしか“キラ”と呼ばれるようになる。果たして月=キラは、世界を救う救世主なのか。それとも独裁的な殺人者なのか。キラを崇拝する者、その行為を否定する者。世界は大きく揺れ動いていく…。©大場つぐみ・小畑健/集英社・VAP・マッドハウス・NTV・D.N.ドリームパートナーズ

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映画(前編)

警視庁の刑事部長を父に持つエリート大学生・夜神月(やがみライト)は、ひょんなことから「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ」と書かれた死神のノートを手に入れる。試しに有名殺人犯の名を書き込んでみると、翌日の新聞にはその男の獄中死が報じられていた。ノートの力が本物だと悟った月は、自らの手で犯罪者を裁き、新世界の神になることを決意。月はキラと名乗り世界中の犯罪者に制裁を加えて行くが…。(C)大場つぐみ・小畑健/集英社 (C)2006「DEATH NOTE」FILM PARTNERS

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映画(後編)

死神のリュークが落としたデスノートの力を使い、“新世界の神”と謳い犯罪者に制裁を加える月=キラ。一連のキラ事件の解決のためにICPO(インターポール)から捜査本部に送り込まれた天才・Lは、月への疑いを深めていく。月は自ら捜査本部に乗り込み、Lと互いに腹を探り合う。その折、リュークとは別の意志を持つ死神・レムのデスノートを手に入れたアイドル・弥海砂は、“第二のキラ”となり、月に協力を申し出る。(C)大場つぐみ・小畑健/集英社 (C)2006「DEATH NOTE」FILM PARTNERS

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映画(スピンオフ)

キラと呼ばれ、デスノートを使って犯罪者なき“新世界の神”になろうとした夜神月と、キラの正体を突き止め、事件を終わらせようとしていたL。2人の天才の熾烈を極めた攻防戦が最終局面を迎えようとしていた頃、タイで一つの村が消滅した。一体そこで何が起こったのか?そのときすでに、世界の崩壊にもつながる大事件が、Lの知らないところで動き出していた…。(C)2008「L」FILM PARTNERS (C)2008「L」PLOT PRODUCE

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映画(続編)

このノートに名前を書かれた人間は死ぬ--犯罪のない社会を目指し、デスノートで世界を変えようとした“キラ”こと夜神月。暴走する彼を阻止しようとした世界的名探偵“L”。天才VS天才の対決から10年経ったある日、世界中のネット回線がジャックされ、“キラ”によるメッセージが発信された--。「デスノートを手に入れろ--」死神により地上にもたらされた6冊のデスノート。同時多発的に発生する大量の殺人事件。そんななか、三島が率いるデスノート対策本部に、Lの後継者・竜崎が加わり、無差別殺人の現場で一冊のデスノートを手に入れる。一方、その現場には、キラ信奉者・紫苑の姿が--。今、それぞれの譲れない“正義”を賭けた、3人の壮絶な頭脳戦が始まる--!(C)大場つぐみ・小畑健/集英社 (C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS

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