2223年、京都府。人類を食糧とする鳥型の異形”ハーピィ”により、人口は減少、世界は貧困の危機に陥っていた。ギャンブル、風俗、そして食をこよなく愛する粗開尚吾は、ハーピィを駆逐する部隊”処刑人”の一人。いつものように仕事をサボっていた粗開を、突如ハーピィの大群が襲う。人類の天敵に喰われそうになる粗開だったが、粗開の身体にはある”秘密”が隠されていてーー? 異色の暴食ダークファンタジー、開幕!
(U-NEXT作品紹介より引用)
さっそく、1巻のあらすじを振り返ってみましょう。
ハーピィの脅威と粗開尚吾
2223年、京都府。
人類を捕食する鳥型の異形生物“ハーピィ”が猛威を振るい、世界人口は激減し、社会は深刻な危機に陥っていた。
混迷する世界で、粗開尚吾(そかい しょうご)は、ギャンブルや美食を好む一方、ハーピィを駆逐する戦闘部隊“処刑人”の一員として活動していた。
ある日、遊興にふけっていた尚吾は突如ハーピィの大群に襲われる。絶体絶命の状況で、尚吾の肉体は驚異的な回復力と異能を発揮し、間一髪で窮地を脱する。
京都大討伐作戦と最強の敵
後日、京都市内で実施されたハーピィ討伐作戦に参加した尚吾は、想定を超える数の敵に囲まれ、身動きが取れなくなる。
窮地に陥った尚吾は、最終奥義「自爆」を発動し、自らを犠牲に周囲のハーピィを一掃する。
爆発の衝撃により敵は一掃されるが、尚吾は倒れ込み、その身体はハーピィの頂点に立つ存在“貴婦人”によって連れ去られてしまった。
空中の城からの脱出
尚吾は高空に浮かぶ貴婦人の居城に囚われていた。そこには同じ処刑人であるオリヴェイラの姿もあった。
二人は貴婦人の圧倒的な力に追い詰められるが、尚吾はオリヴェイラを囮にすることで脱出を図る。
命がけの策により、空中城の窓から脱出し、落下。
墜落先は雪に覆われた極寒の地、北海道だった。
焼かれた異形と襲撃者
雪原に横たわるオリヴェイラが目を覚ますと、尚吾はハーピィの死骸を焼いていた。
食料として肉を食べようとしたその瞬間、上空から巨大なハーピィが襲来する。
激しい吹雪の中、二人は再び命の危機にさらされるが、そこへ北海道の処刑人が現れる。
彼の名は竹内レクイエム。
冷静な剣技で敵を退け、二人を救出する。
明かされた次なる脅威
尚吾とオリヴェイラは、レクイエムから語られた新たな情報に驚愕する。
北海道には“天使様”と称される異形を崇拝する集落が存在しており、そこではハーピィと共存する思想がまかり通っていた。
レクイエムは、この集落への制圧作戦への同行を尚吾に要請する。
歪な村と擬似天使との遭遇
尚吾たちは「歩転姦村(ふてめむら)」と呼ばれる集落を訪れる。
彼らの行動は、ハーピィ同士の視界共有能力により、貴婦人マグナムに筒抜けとなっていた。
村の内部では、少女がハーピィに使われながら雑用をこなしていた。
従順に振る舞いながらも、心の奥には明確な反発の色がにじむ。
その後、尚吾は擬似天使と呼ばれる異形と対峙し、戦闘が始まるのだった。
【1巻のまとめ】
粗開尚吾は、京都での大討伐作戦に参加し、窮地の末に最終奥義を発動するも、貴婦人に囚われる。
空中の居城から脱出し、墜落した北海道で竹内レクイエムと出会い、同行する流れとなる。
異形を信仰する村に向かい、擬似天使との戦闘に突入する。
【1巻の見どころ】
この巻の見どころは、粗開尚吾が“貴婦人”に囚われた空中の城から命がけで脱出するスリリングなシーンです。
囮にされたオリヴェイラとの複雑な関係や、墜落先の北海道での極限状況下のサバイバル描写も圧巻です。
さらに冷徹な剣士・竹内レクイエムの登場により、物語は一気に新たな局面へ突入します。

次巻へ続きます。
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