友人らと乗っていた船が嵐に見舞われ、彼岸島に漂着した亮介は、この島で繰り広げられる人間と吸血鬼の戦いに巻き込まれる。
吸血鬼に襲われその恐怖を味わった亮介は、彼女の和美と共に明と出会い、この島の真実を知る。
雅という元凶の存在と、日本全土に吸血鬼の蚊を撒く計画。
明たちはその計画を阻止するため吸血鬼の蚊の育成所を破壊しにいく作戦を立てている一方、亮介は和美と共にボートで脱出を図ったが、邪鬼に阻まれて失敗。
和美は吸血鬼たちに囚われた後吸血鬼ウイルスに感染してしまい、明の手によって命を落とした。
その明たちは翌朝、ついに蚊の育成所の1つを襲撃し、斧神を倒して育成所の1つを潰すことに成功した。
そのまま次の育成所の情報を探すが、人間軍に潜入した吸血鬼の女・月島奈々がユキにそっくりだったことから西山が惚れ込んでしまい、西山は仲間に隠れて奈々を匿ってしまう。
助けられた奈々もまた西山に想いを寄せるようになり、2人はこっそり拠点を抜け出し奈々の集落の近くへと向かう。
奈々は西山のために育成所の場所記した地図を取りに戻るが、その間運悪く吸血鬼に見つかり囚われてしまった西山。
奈々を信じて拷問に気丈に耐える西山、そんな彼を助けるべく奈々は必死に方法を考えるのだった。
7巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
明が西山の救出に乗り出す
西山を捉えた吸血鬼たちは、西山を人質に明を夫婦岩へと呼び出す。
罠が仕掛けられているのは明白だが、幼馴染の命を救うために明は村人たちの反対を押し切って一人で向かうことに。
他方、西山を救いたい奈々は、老婆の息子である権太郎から牢の鍵の在りかを聞き出そうとする。
その奈々の企みに気づいた権太郎は奈々を脅して凌辱し、それに耐えられなくなった奈々が権太郎を殺害。
権太郎の家から牢の鍵を漁るのだった。
西山を匿う奈々が明と鉢合わせる
牢の鍵を見つけた奈々は、西山を逃がして子供の頃自分が遊んだ秘密の洞穴に匿う。
どうにか2人で幸せに生きる未来を探し、奈々は西山に吸血鬼になるように誘うが、西山はどうしても聞き入れることはできなかった。
奈々はそれでも西山のため、育成所の場所を示す地図を取りに再び村へと戻る。
その頃、いったん吸血鬼に投降した明はあっという間に拘束に解いて暴れまわっていた。
そして地図を発見して戻ろうとする奈々が明と鉢合わせる。
明に刺されたユキは、ケガを負いながらも老婆に助けられ、その場から逃げ出すのだった。
奈々の覚悟と死
老婆は生き残った吸血鬼たちをまとめ、体勢を立て直すために洞穴に避難させていた。
その場所は奈々が西山を匿った場所。
続々と吸血鬼が集結するなか、西山は震えながら毛布をかぶって隠れていた。
奈々は西山が見つからないように匿いながら、吸血鬼たちの決起を煽る。
それは1人の吸血鬼として西山との別れの覚悟も意味していた。
吸血鬼としている限り、西山と一緒になることはできない。せめて生まれ変わったら今度こそ好きな人と一緒になる。
そう西山に聞こえるように言い残し、吸血鬼たちと共に明に戦いを挑みに行った奈々。
明は全員を返り討ちにし、奈々が命を落としたのだった。
2つ目の育成所襲撃へ
多少の怪我を負いながらも西山が帰還し、奈々の遺した地図のおかげで第2の育成所の在りかも判明した。
しかし師匠は発作が日に日に重くなっているようで、もう命が長くないことを実感しているようだ。
師匠は自分に何かあったときの為に人間軍のリーダーを明に託し、明のもと結託した人間軍が翌朝に育成所の襲撃へと乗り出す。
雅の計画発動まで残り27日、再び戦いが始まるのだった。
地下の育成所にたどり着くが…
先に侵入した明と亮介の合図で人間軍が攻め込み、城壁を破壊して突入。
地下に築かれていた育成所に火炎放射部隊を率いて明と師匠が攻め込んでいく。
吸血鬼の手下たちを倒し、蚊の育成水槽にたどり着いた明たち。
しかし師匠の発作がどんどん重くなっていき、怪我を負っていないのに吐血するまでに重症化しているのだった。
【7巻のまとめ】
明が西山の救出へ乗り出し、奈々も身を挺して西山を匿いながら散っていった。
奈々の遺した地図で2つ目の育成所の場所が判明し、翌朝に明たちが襲撃をかける。
集落の城壁を破壊して突入し、明と師匠が火炎放射部隊を率いて地下の育成所へと到達する。
しかしこの大事な局面で師匠の持病の発作が重症化してしまうのだった。
次巻へ続きます。
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