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続く小競り合いのなか、カイの奇襲でトモが拉致されてしまう『自殺島』10巻【ネタバレ注意】

~前巻までのあらすじ~

生きる義務を放棄し、自殺を繰り返す「常習指定者」たちが送られる島、通称「自殺島」。

主人公のセイは自殺未遂の末、病院のベッドからこの島へと送り込まれた。

そこに待っていたのはセイと同じ自殺未遂者達。

死ねなければ生きるしかないサバイバルが始まり、グループで協力して生活のサイクルができるなか、冬に備えてセイは自分の力で生きるため、1人で山に入り鹿を追うことに。

弓を作り、思考錯誤で挑戦した狩りで鹿を仕留めたセイは、命への感謝の気持ちが内側から湧き上がり、数多の命の上に立ってこの島で生き抜く強い意志を固めた。

さらにこの島に先住している男に出会ったセイは、鹿の肉と引き換えに肉の保存の仕方など生活の知恵と共に1匹の子犬を譲り受け、その子犬「イキル」を猟犬として共に狩りを続け、さらに新たな「リヴ」という名前で前向きに生きることを決意した彼女とも急接近。

そして結束を深めだしたセイだが、サワダという暴君が支配する別のグループから逃げてきたという売春婦のナオを迎え入れたことでサワダに目をつけられることとなり、争いの火種が生まれ、次第に衝突することとなる。

さらに皆を引っ張ってきたカイが裏では弱った者に寄り添いながら死へと誘惑していることが明らかとなり、カイを追放することで一時的に平和な生活が戻ったものの、カイはセイたちのグループの内情をネタにサワダに取り入ろうとする。

そのカイが追放されて数日後、島には新たな未遂者たちが連れてこられた。

そしてサワダ派との争いが激化し、最初の戦いは退けることに成功するが、殺し合いに否定的なリョウは強硬派のリュウにリーダーの座を譲ることに。

リュウはすぐにでもサワダの集落に奇襲をかけるがここは失敗し、いよいよ本格的な戦いの幕が上がった。

ナオの妊娠が発覚するなか、サワダ派の斥候がナオのいる病院に接近。

助けに来たケンとセイが斥候3人を捕虜にするが、彼らの処遇をどうするかという新たな問題に行き当たるのであった。

 

10巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

リュウが独断で処刑

サワダ派の捕虜3人の処遇について話し合うリョウたち。

こちらに寝返るよう説得しようにも、サワダの洗脳は固く、考えを変えさせるのは困難。

殺すべきかどうか、結論が出ないまま保留となったが、その夜に強硬派のリュウが動き出す。

皆の命を預かるリーダーとして責任を抱え込んだリュウは、自分が見張りを代わった際に3人を監禁している屋上へ行き、命乞いを無視して3人を突き落とした。

皆の意見も待たず、1人で処刑を断行したリュウ。

あえて嫌われ者になったものの、リュウは3人の死を自分の腕に傷として刻んで罪も背負いながら生きる覚悟を固めていたのであった。

支え合うセイとリヴ

サワダ派の偵察は続き、畑を荒らすなど妨害工作で被害が出てしまう。

偵察を発見しながらも威嚇するだけで追い返したセイは、そのことをリュウに咎められるとコミュニケーションをシャットアウトするようにリヴと共に山へと籠ってしまった。

狩りをしながら、セイはリヴとの会話からこれまで自分から相手をわかろうと歩み寄ろうとする努力が足りなかったことに気づかされ、また精神的に成長する。

リヴとの距離も順調に近づいていたが、リヴのトラウマはまだ完全には払しょくできてはいない。

焦らず、セイは相手を受け入れて関係を築いていけるようになりたいと願う。

リヴも弓が上達し、セイとリヴは2人で生活することに充足感を感じ始めていた。

このまま2人だけで森の奥深くで生活してはどうか―。

そんな考えもよぎるが、仲間のことを考えるセイは、そのとき集落の方から上がる狼煙を発見するのであった。

責任感の強いリュウ

グループ内の規律を乱すものに厳しく接するリュウは、ついに1人で抱え込み過ぎて高熱を出して倒れてしまう。

もともと小さな運送屋を営んでいたリュウは、社員や家族のことなどを背負い過ぎた結果、事故を起こして全てを失い、交通刑務所で何度も自殺を試みた過去があった。

この島でも同じように抱え込み過ぎて潰れかけてしまったリュウは、リーダーを降りることを申し出る。

しかし仲間たちはリュウを再び頼れるリーダーとして温かく迎え入れるのであった。

トモが攫われてしまう

なかなか作戦が上手くいかないサワダはしびれを切らし、カイに隊を直接指揮させて戦果を挙げてくるように指示する。

カイは囮を使ってうまくリュウたちを誘い出し、自分は別働隊を率いて廃校の女性たちを狙うことにした。

奇襲に成功したカイはグループの中心メンバーであるトモを人質にとることに成功し、捕虜として連れ帰る。

サワダは捕虜1人という戦果に不満げではあったものの、トモの中身が女性だと見抜くと女性としての奉仕の仕事をあてがうことに。

トモが拉致されたことをしったセイは、すぐさま少人数で追うことを主張。

武器を取ったリヴもセイと共に行く決意を固め、セイは死んでもリヴを守ることを覚悟しながら出発するのであった。

【10巻のまとめ】

強硬派のリュウが皆を引っ張る一方、しびれを切らしたサワダはカイに隊を指揮させることに。

隊を率いて奇襲をかけたカイはトモを拉致して連れ帰ることに成功。

それを知ったセイはすぐさま奪還に向けて動くことを決意し、死んでもリヴを守ることを覚悟しながら出発するのであった。

次巻へ続きます。

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