鬼龍との決闘を経て廃人となってしまった父・静虎が2年間のリハビリを経て奇跡的な回復を遂げた。
地下格闘技「ダーク・ファイト」に身を置きながら治療費を稼いだキー坊は、親友であるリキ丸の計らいで大物フィクサーの柳場道元が主宰する「ハイパー・バトル」へ出場。
決勝では鬼龍の実子ジェットとの死闘を制したキー坊は、大物フィクサーの御子神が主宰する「モンスター・ウォーズ」をはじめ新たなる戦いに身を置くこととなる。
静虎と鬼龍の兄・尊鷹が生きていたこと、そしてキー坊の実の父親が静虎ではなく灘神影流と同じ祖をもつ幽玄真影流の当主・日下部覚吾だったことなど新たな真実が明らかとなった。
自らの出生の秘密を知りながらもキー坊は灘神影流の当主として戦う決意を固め、宮沢3兄弟も当主を支える。
その頃、時を同じくして覚吾も帰国を果たし、幽玄死天王の4人は次期当主の座を灘神影流との戦いぶりを見て決めることとした。
いったんキー坊と覚吾はトップ同士停戦に合意するも、戦いの運命からは逃れられず、静虎が覚吾に敗れ、鬼龍もまた春草に恐怖を植え付けながらも倒れた。
一連の闘いで幽玄真影流との決着をつける宿命を悟ったキー坊は、その後姿を消した覚吾を追って「天狗様」こと真魔流体術総帥・竹神栖鳳の棲む鬼喰島に上陸する。
真魔流の師範代・夢二の了承を得て修行に参加することとなったキー坊。
天狗様に接見する権利を懸けて過酷なレース「修羅場くだり」が始まるのだった。
37巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
数々の難所を越えてゴールへ
ほとんど掴まるところがない断崖絶壁の「蟻すべり」。
夢二が見守るなかキー坊は辛うじて下りきることに成功するが、夢二は慣れた様子でいとも容易く攻略して見せた。

〈軽々と飛び降りる夢二 [TOUGH 37巻](c)集英社/猿渡哲也〉
次の難関は視界が悪くうっそうとした「霧ノ森」。
体力の消費が激しいところに方向感覚まで奪われ、不安やストレスからいつしか幻覚まで見てしまうような難所である。
キー坊は何とか平静を保ちつつ霧ノ森を突破、しかしまたも夢二は余裕の表情である。

〈夢二は余裕の表情 [TOUGH 37巻](c)集英社/猿渡哲也〉
最後の難関「無間沼」。
その名の通りハマれば飲み込まれてしまう底なし沼である。
夢二が軽やかに沼の上に生えた蓮の上を渡る一方、キー坊はロープ伝いに沼を進んでいく。
そしてようやくゴールの祠に到着。
一番札を取った夢二がキー坊を待っており、最後のチャンスとしてキー坊に決闘を仕掛けるのだった。

〈夢二がキー坊に決闘を挑む [TOUGH 37巻](c)集英社/猿渡哲也〉
キー坊vs夢二 天狗様に会うのはどちらか
疲弊の激しいキー坊に容赦なく蹴りを浴びせていく夢二。

〈蹴りかかる夢二 [TOUGH 37巻](c)集英社/猿渡哲也〉
しかしその蹴りはキー坊が夜中に出会った下半身だけの霊に比べれば明らかに劣っていた。
追い詰められながらも、下半身だけの霊の正体が天狗様だったことを確信したキー坊。
渾身の力を振り絞って夢二の蹴りにカウンターで幻突を合わせ、KO。

〈幻突で夢二をKO [TOUGH 37巻](c)集英社/猿渡哲也〉
キー坊が一番札を手に入れ、天狗様に会う権利を獲得したのだった。
覚吾との決闘へ
約束通り、天狗様のもとへ案内されるキー坊。
しかしそこに天狗様の姿はなく、代わりにキー坊宛の置手紙が残されていた。

〈天狗様の置手紙 [TOUGH 37巻](c)集英社/猿渡哲也〉
そこには「不知火御殿にて待つ 竹神栖鳳こと日下部覚吾」と記されており、覚吾がキー坊との決闘の場を指定していた。
不知火御前こと不知火剣丈は政党の総裁にして日本武道会の大重鎮であり、日本のドン。

〈手紙には決闘の場所が [TOUGH 37巻](c)集英社/猿渡哲也〉
命がけの真剣勝負を信条とする不知火御前が立ち合いとなる中、キー坊と覚吾が再び対峙するのだった。
【37巻のまとめ】
修羅場くだりの試練を乗り越え、天狗様への接見の権利を勝ち取ったキー坊。
天狗様の正体は覚吾本人であり、残されていた置手紙には決闘の場所が記されていた。
場所は日本武道会の大重鎮・不知火の私邸。
不知火が立ちあう前で、キー坊と覚吾の命懸けの真剣勝負が始まるのだった。
次巻へ続きます。
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参考灘神影流を背負うキー坊の闘いと成長『TOUGH』全39巻【ネタバレ注意】
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