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名人位・クイーン位挑戦者決定戦が開幕!猪熊が2連勝で先に挑戦権を獲得するなか、原田先生と新の試合は大接戦に『ちはやふる』22巻【ネタバレ注意】

~前巻までのあらすじ~

小学6年生の千早は福井からの転校生・新との出会いをきっかけに新の特技である競技かるたに夢中になる。

千早の幼馴染である太一も加わり、仲良し3人組でかるたをするうちに千早はずば抜けた才能の片鱗を見せるようになるが、小学校の卒業が近づくと太一は進学、また新たも祖父が倒れたため東京を離れることが決まってしまう。

小学生最後の大会の団体戦では惜しくも敗退してしまい、悔しさと別れの切なさを噛みしめつつ再会を誓って卒業。

時は流れ、千早は太一と同じ高校に進学を果たすが、福井にいる新はA級昇格をかけた大会に出場した結果、その留守の間に祖父が亡くなってしまったという後悔からかるたから距離を置いてしまっていた。

新が競技かるた界に戻ってくることを信じる千早と太一は高校で日本一のかるた部を創ることを目標に、古典オタクで呉服屋の娘・奏、かるた経験者の西田、勉強が得意な勉を率いれて5人で瑞沢高校かるた部を創立。

千早は憧れの地である全国大会の個人戦で同年代で現クイーンの若宮詩暢と激突し、他を寄せ付けない圧倒的な正確さとテクニックを前に歯が立たなかったが、最後まで食らいついたことで詩暢も千早を生意気なライバルとして認識するように。

千早にとっては自分に足りないものを見せつけられ本気で悔しがると共に、クイーンになるという夢がリアルなものとなる一方、太一はB級で惜しくも準優勝となり、A級昇格を逃してしまった。

そして新学期を迎え、かるた部には太一を彼氏にするという野望に燃える筋金入りの恋愛体質女子・花野菫と、根拠の無い自信でチームの和を乱す男子生徒・筑波秋博という問題児2人が入部、新メンバーを加えて全国大会へと臨み、決勝では選任読手を務める山城今日子の孫、山城理音ら擁する優勝常連の富士崎を運命戦の末に破って悲願の全国大会優勝を決めた。

続く個人戦では太一がB級優勝して悲願のA級昇格、A級では新が詩暢を下して優勝し、C級では勉、D級では筑波が優勝を果たして全国大会は幕を閉じた。

新は千早への好意を自覚するようになり、それに気付いた太一は複雑な胸中になる一方、招待された富士崎の合宿で切磋琢磨しながら、クイーン戦予選に向けて練習に励む千早。

しかし予選の日は修学旅行とバッティングしていることが明らかとなってしまう。

修学旅行とどちらを優先するのか決めあぐねたまま、名人戦・クイーン戦の前哨戦として全国から実力者が集う吉野会大会では決勝で千早が太一を下し、A級初タイトルを獲得。

2人の試合を見ていた新は太一への嫉妬と千早への好意を自覚し、太一に「千早はべつにだれのものでもないよな」と宣言し、言葉少なく敗戦を受け止めていた太一は、新のこの言葉にさらに複雑な胸中となる。

千早は高校の先生でかるた部の顧問になるという夢のために修学旅行を優先してクイーン戦予選を欠場するが、太一は抜け駆けで名人戦の東日本予選に出場。

太一は運命戦で運を味方にできず敗退する一方、原田先生が東日本予選を制した。

西日本予選では新と恵夢が優勝、名人位の挑戦者決定戦は原田先生と新の激突となる。

どちらを応援するか悩む千早だが、白波会として太一を含め全員一丸となって原田先生をサポート。

またクイーン位では東日本予選を制した猪熊が子育てをしながらも挑む覚悟を固め、いよいよ三本勝負の東西決定戦が始まるのであった。

 

22巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

第1戦は原田先生と猪熊が先勝

名人位・クイーン位への挑戦権をかけた三本勝負の東西決定戦が開幕。

第1試合から原田先生が強引にでも主導権を握るが、新も冷静に渡り合う。

しかし最後まで原田先生の執念が勝り、第1試合は原田先生が制した。

クイーン位でも猪熊が若くて勢いのある恵夢に苦戦しながらも辛勝し、少しの休憩を挟んで第2試合へ臨むこととなった。

原田先生は戦略的に第2試合を棄権

第2試合が始まる前、原田先生は突如として2試合目の棄権を宣言する。

どうやら2試合目の五十嵐読手の読み方よりも3試合目の牧野読手の方が好きだといい、体力を温存して第3試合に全てを賭ける算段のようだ。

読手の好き嫌いという理由で大事な決定戦を棄権するという暴挙に衝撃が広がるが、これも原田先生の策のうち。

また若い頃は牧野読手の読み方が嫌いと言う理由で大会を棄権したこともあり、それが牧野読手にとってプライドを傷つけられる因縁となっていたが、これが雪解けの契機となるのだった。

猪熊が2連勝でクイーン位への挑戦権を獲得

第2試合は猪熊と恵夢の戦いだけとなり、猪熊は愛する家族の、恵夢はファンであるオタク男子たちの応援を背に気合を入れる。

猪熊は若い頃は感じの良さを武器にひたすらスピード勝負のかるたを取っていたが、敗北を知ってからはより「音」に対して貪欲になり、慎重さも兼ね備えた強さを手に入れた。

その結果、猪熊が2連勝でクイーン位への挑戦権を手に入れたのであった。

周防名人が千早に一目惚れ

他方、試合会場で周防名人と出会った千早。

周防に聞きたいことが山ほどあるなか、「今度、私と試合してもらえませんか」と切り出す。

対する周防はどうやら千早に一目惚れしたようで、千早に彼氏がいないことを知ると、鈍感で何も気づいていない千早をよそに一人で片想いするようになっていくのだった。

原田先生と新による最終戦は運命戦にもつれこむ

第3試合、原田先生と新の運命の対決。

千早の耳打ちにより落ち着いて試合に臨むことができた新は、まるで祖父である綿谷永世名人のような熟練した戦いを見せる。

若い頃に憧れた綿谷永世名人の影を見た原田先生は膝の痛みも忘れて興奮しながら戦う。

その試合を見ていた周防名人も「原田先生はいいね。テンション上がる。ぼくは、名人戦で戦うなら原田先生がいい」とこぼすほど。

試合は終盤に差し掛かり、劣勢の原田先生は膝の痛みと周防の言葉で冷静さを取り戻した。

どんなに不格好でも闘志をむき出しにして攻め続け、再び巻き返していく原田先生。

そして勝負は運命戦へもつれこみ、白波会の皆が原田先生を応援するなか、最後の札が読まれるのであった。

【22巻のまとめ】

挑戦者決定戦が開幕し、猪熊が2連勝でクイーン位への挑戦権を獲得。

名人位では原田先生が先勝しながらも第2試合を戦略的に棄権し、最終戦へ。

新は振り回されながらも徐々に落ち着きを見せ、祖父の綿谷永世名人ばりの戦い方でリードを奪う。

しかし原田先生は膝の故障を抱えながらも闘志むき出しで攻め続け、怒涛の反撃。

勝負は運命戦へもつれこみ、白波会の皆が原田先生を応援するなか、最後の札が読まれるのであった。

次巻へ続きます。

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