ブラフや不意打ち、奇襲を駆使してルールのない喧嘩に勝ち続けてきた高校生の佐藤 十兵衛は、ある日ヤクザに雇われた”喧嘩師”工藤に狙われることになる。
いつも通りブラフや不意打ち、奇襲を駆使して撃退しようとする十兵衛だが、人並み外れたパワーとタフネスを持つ工藤は何度倒しても立ち上がってくる。
一旦は距離を取って撤退する十兵衛だが、追ってきた工藤とビルの屋上で対峙し、失禁しながら命乞いをする屈辱の敗北を喫した。
工藤へのリベンジを胸に誓う十兵衛は古武術富田流の師匠・入江文学のもとで本格的に修行に入り、相手の心臓への強烈な打撃で失神に至らしめる富田流の奥義「金剛」を習得するため、ヤクザのアジトを襲撃して本気で殺しに来る相手と戦うことに。
文学から発破をかけられ金剛のコツを掴んだ十兵衛だが、進藤塾出身の元総合格闘家であり今はヤクザに雇われている橋口が立ちはだかる。
「金剛以外で決めるのは禁止」という修行のルールを設けられ、警戒する橋口と対峙することとなった十兵衛。
橋口が隠し持つ進藤塾の秘技・煉獄を見ることに文学が期待する一方、工藤にリベンジを果たすまで絶対に負けられない十兵衛が奮起し、橋口の右目に指を突っ込むなど容赦のない戦い方を見せるのであった。
10巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
痛みが性的快楽に変わるボクサー・石橋 強
大晦日の格闘技イベントの会場、総合格闘家の田島 彬と戦うことを目論むボクサー・石橋 強が総合格闘技の選手デビル塚山の控室に乗り込んだ。
石橋は塚山を狙って来たわけではなかったが、石橋の挑発によって2人はその場で決闘することとなる。
痛みがあるほど性的快楽を覚える石橋は相手の選手を瞬殺、さらに強く自分を満足させてくれる相手を求めるのだった。
橋口を見事に倒した十兵衛
橋口の顔面に何度も頭突きを食らわせ追い詰める十兵衛。
橋口は隠し持っていた催涙スプレーで脱出し、十兵衛は咄嗟に時間を稼ぎながら両目を洗うための方法を考える。
あえて会話を引き伸ばしながら橋口たちが全員催涙スプレーを持っている可能性に気づきつつ、隙を突いて一目散にダッシュ。
目が見えなくても自分の記憶を頼りに正確に位置を割りだし、天井のスプリンクラーを破壊して目を洗った。
そして近くで倒れていた橋口の仲間に追撃の金剛をぶち込んで確実に戦闘不能にし、再び橋口と対峙する。
わざと下から組み付いた十兵衛は橋口の仲間のポケットから奪った催涙スプレーで橋口の目を潰し、最後は宣言通り金剛で橋口から勝利を挙げるのだった。
【10巻のまとめ】
催涙スプレーで反撃を試みる橋口だが、十兵衛は自分の記憶を頼りに正確にスプリンクラーの位置を割り出して目を洗うことに成功。
巧みな戦い方で見事、文学の手を借りずに宣言通りの金剛で橋口から勝利を挙げるのだった。
次巻へ続きます。
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