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前巻はこちらVIP患者の容体が急変、しかし血液が足りない『医龍』15巻【ネタバレ注意】
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16巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
野口が監視する手術室
外は嵐。それでも伊集院は岡島の原チャリを借りて高速道路の渋滞にはまっている日赤の車の血液を取りに行く。(※原チャリで高速に乗るのは違法)

〈嵐のなか血液を取りに行く伊集院 [医龍 16巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
院内で献血を募り、荒瀬が踏ん張り、朝田・加藤をはじめ手の空いている医師が次々と避けてしまう血管を縫って食い止める。
軍司もヘルプで朝田をフォローする。
いまは選挙戦のことなど関係なかった。
野口もまた、VIP患者の容体急変と聞いて手術室に来た。
この男の前で朝田が少しでもマニュアル外のことをすれば、責任を負わされかねないと加藤は危機感を募らせる。
朝田は開胸するとすぐに複雑な心臓のバイパス手術の痕に気づく。
患者の情報が少しでもほしい朝田に対し、野口は手術ミスを誤魔化そうとしたが、軍司は野口が認めていることを踏まえたうえで包み隠さずミスを暴露した。

〈ミスを告白する軍司 [医龍 16巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
そして、複雑な処置が伊集院の発想によるものだったことも。
伊集院が高速道路に入り、日赤の車から血液を受け取る。
その頃、手術室ではどうしても血液が足りなくなってきた。
献血分がきても、規定されている様々なチェックを待っていると間に合わない。
朝田はすぐさま、「感染症チェックは外せ」と指示する。

〈なりふり構っていられない状況に [医龍 16巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
もう助かる見込みのない患者に対し、これ以上妙なリスクを追いたくない野口は教授命令として感染症チェックの実施を指示するが、朝田はそれを無視して伊集院の帰りを待つ。
事故を起こしていた伊集院
しかし、伊集院が来ない。
濡れた道路でスリップし、転倒事故を起こしていたのである。

〈伊集院が転倒事故 [医龍 16巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
左腕が折れ、頭も打っている。全身が痛い。
それでも伊集院は責任感から血液の入ったバッグを担いで病院へ走る。
そこに帰りの遅い伊集院を心配して岡島がバイクで迎えに来た。
伊集院は気丈にふるまい、岡島に血液を託す。

〈血液を受け取る岡島 [医龍 16巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
諦めた野口と迷う木原
手術室では、ついに患者が心停止。
伊集院からは連絡が入っている。血液が届くまで、もう少し。
軍司は木原に対して血液を受け取りに行くように指示するが、諦め時と感じた野口は、教授命令で木原に「自分のメガネを店に受け取りに行くように」と指示する。
木原は野口との決別を選択し、軍司の指示に従って血液を受け取りに走るのだった。
手術室では、木原が野口に背いて血液を運ぶのを信じるしかなかった。
木原は病院の入り口で到着した岡島とすれ違う。
岡島は急ぎ、木原はわずかな迷いを抱えたまま、車で残りの血液を持つ伊集院を迎えに出発した。
やっぱり野口のメガネを受け取りに行こう―。
そんな思いが頭をよぎったとき、道の向こうから歩いてくる伊集院の姿を見つける。
伊集院は、脳震盪を起こしてボロボロになりながら必死に向かってきていた。

〈ボロボロの伊集院を見て呆然とする木原 [医龍 16巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
木原はしっかりと伊集院の運んだ血液を受け止め、ERに伊集院の受け入れを手配する。
努力むなしく
岡島の運んだ血液が手術室に届く。まもなく、木原も病院に帰ってきた。
それでも、患者は大動脈解離が心臓まで達し、輸血してもあちこちから血が噴き出るだけ。
伊集院たちが必死に運んだ血液を誰も無駄にはしたくなかったが、朝田がついに諦め時と考え始める。
そこに別の手術室からヘルプの要請が。
朝田は少し考え、加藤と軍司にヘルプに行くように指示したが、軍司と加藤は伊集院の守ろうとした患者を最後まで見届けようとする。
そして、朝田がついに患者の死と手術終了を宣告した。

〈努力むなしく [医龍 16巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
まだ仕事は終わっていない
ERに搬送され処置が施された伊集院に、朝田が患者の死亡を告げた。
現実をつきつけられた伊集院は、やるせない想いでいっぱいだった。

〈現実を突きつけられた伊集院 [医龍 16巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
伊集院を止めなかった岡島たちは上司に説教をくらっていたが、そこに中田が割り込んでくる。
中田はヘルプの要請をした手術を執刀しており、大動脈瘤の破裂でおなじように血液不足に陥っていたが、伊集院たちが必死に運んだ血液が中田の患者の救ったのだった。
朗報を聞いて顔が晴れる岡島はすぐに伊集院にそれを教えようとするが、朝田が止める。
朝田はベッドに横たわっているまっすぐ伊集院を見つめ、「立て。お前の仕事はまだ終わってない」と指示するのだった。

〈まだ伊集院の仕事は終わっていない [医龍 16巻](c)小学館/乃木坂太郎〉





