アシトは彼らの背景に触れ、日本サッカーとの環境の差を痛感する。
一方、福田監督は冴島と再会し、S級ライセンス制度を巡る論争を交わしつつ、日本サッカーを変革する覚悟を示す。
そしてアルカスカップが開幕し、エスペリオンはバルセロナユースとの運命の初戦を迎える。
特訓を重ねた選手たちは恐れを捨て、ポゼッションサッカーで真っ向勝負を挑むのだった。
35巻のあらすじを振り返ってみましょう。
目次
アシトを起点とした連動と守備の安定
ゴール前に迫ったアシトから遊馬へパスをつなぐが、バルセロナの守備に隙はない。
突破は難しいと見ると、遊馬は無理せず栗林を頼り、栗林とイメージを共有したアシトにパス。
アシトがファーストシュートを放つが、相手DFにブロックされ、逆にカウンターのピンチに。
だがエスペリオンはその展開も予め織り込み済みであり、阿久津・富樫の両CBと守備的MFの黒田が冷静に対処。
アシトの動きに合わせてチームが連動する形ができあがっているのだった。
栗林・アシト・凛胆の攻撃とバルセロナの反撃
卓越した技術でバルセロナのレギュラー陣をも上回る栗林と、チーム全体の司令塔となりつつあるアシト、そして怖いもの知らずで抜群の素早さを持つFWの凛胆がチャンスを作るが、バルセロナの堅い守備に阻まれる。
そのまま前半10分が過ぎると、それまで様子見に徹していたバルセロナユースが一気に牙を向いてきた。
パス回しのテンポが上がり、エスペリオンの守備をすり抜けて一気にFWのジャカが抜け出す。
アフリカ系選手によくみられるような、伸びあがるようなシュートは辛うじて秋山が弾くが、そのボールの重さは想像以上だ。
そこからもバルセロナユースは中盤に君臨するユーリ、ファルコ、アスカリの3人を中心に速いパス回しでエスペリオンを圧倒。
U-17スペイン代表の3人を司令塔として次々とチャンスを作り、エスペリオンは防戦一方の苦しい展開となるのであった。
バルセロナの完成度と栗林の個人技
一度ボールを奪えても即座にプレスに来るバルセロナ。
幼いころからバルセロナのサッカーを共有し、チームとしての完成度はエスペリオンよりも数段上。
ポゼッションでも圧倒し、エスペリオンが失点するのも時間の問題か。
エスペリオンは代表歴のある阿久津や桐木、高杉らが冷静な判断で踏みとどまっているが、1年生には余裕がない状況。
そんななか、栗林が卓越した個人技でバルセロナの守備を切り裂き、活路を開く。
バルセロナを相手にしてもボールを奪われない栗林が、チームに落ち着きを取り戻すのであった。
高杉に託されたスイッチャー作戦の始動
対するバルセロナは栗林に2人がかりでプレスに行くが、それでも栗林はボールを失わず、桐木との息の合った連携で攻撃を牽引。
バルセロナはチームのプライドにかけて栗林にマンマークをつけることはせず、栗林と桐木の連携にアシトも加わって流れを引き寄せにかかる。
3人の連携で勢いを取り戻し、本来の対バルセロナの前半戦における作戦の実行に向けて動くエスペリオン。
福田監督が授けた一見無謀にも思える前半戦の作戦では、相手の攻撃を耐え凌ぐなかで守備から攻撃へ転換するスイッチャーが肝。
そのスイッチャーの役割は、誰よりも責任感が強く人望も厚い、FWの高杉に託されていた。
試合が拮抗するなか、タイミングをずっと計っていた高杉は、相手CBのオプシダンにパスが回ったタイミングでついに仕掛けた。
高杉の動きに連動して全員が一気に動くエスペリオン。
果たして作戦は上手くいくのか―。
【35巻のまとめ】
アシトを中心にエスペリオンは連動を高め、栗林や凛胆と共に攻撃を仕掛けるが、バルセロナの守備に阻まれる。
やがてスペイン代表経験を持つ中盤を軸にした高速パス回しに圧倒され、防戦一方の展開となる。
完成度で劣るエスペリオンだが、栗林の個人技が光り、チームに落ち着きを取り戻す。
福田監督の秘策「スイッチャー作戦」を担う高杉が仕掛け、勝負の行方は次の瞬間に委ねられる。
【35巻の見どころ】
この巻の見どころは、アシトを起点とした連動が磨かれ、守備の安定を保ちながらも世界最高峰のバルセロナに挑む姿です。
栗林の個人技やアシトの成長、そして凛胆の怖れを知らない突破が輝きを放ちますが、U-17スペイン代表を擁する中盤の速いパスワークに圧倒され、防戦一方の展開になります。
それでも栗林の卓越した技術がチームを支え、流れをつなぎ止めます。

次巻へ続きます。
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