殺人犯の佐野文吾の息子、田村心は父が事件を起こす前の音臼村へタイムスリップしてしまう。
亡くなった妻由紀が残したノートを元に、心と佐野は音臼村で起きる不可解な事件を未然に防ぐため奮闘する。
心は佐野に自分は佐野の息子であること、音臼小大量殺人事件について明かすも信じてもらえず・・・。
心は現代に戻ったが、過去を変えたことで現代も大きく変わっていた。
心は亡くなったはずの妻、由紀と再会するがー。
それでは5巻のあらすじを振り返ってみましょう。
由紀との関係性
再会した由紀は心のことを知っているようだが、恋人だった頃とはどうも様子が違う。
心と由紀は連絡先を交換し、その場は別れたものの、後日、由紀が心の家を訪ねて来た。
由紀は週刊誌の記者をしており、心に佐野文吾の息子として取材したいと話す。
現代では由紀と心は知人ですらなかったのだ。
心はショックを受け、由紀を追い返す。
何がどうなっているのか全くわからないまま心が自宅にある荷物を整理していると、他にも不吉な絵と同じ作者が書いた絵がたくさん見つかる。
そのどれもが出血が伴うなど残虐性のある不気味な絵なのだった。
佐野との再会
心は北海道の拘置所へ佐野の面会へ向かうことにした。
再会した佐野はすぐに心のことを思い出し、心が本当に息子であったことに気が付く。
佐野は28年前心を信じなかったことを詫び、心がいなくなった後のことを話し始めた。
1989年2月の終わりに金丸が死亡。
明音の事件は未解決のまま、明音の両親と佐々木紀子は村を出た。
佐野は心が話していた音臼小無差別殺人事件のことが忘れられず、事件が起こるはずのお泊り会当日は鈴と慎吾を休ませ、自分だけ学校へ行った。
事件が起こるはずの夜は何もなく、翌朝牛乳に青酸カリが混入され大勢が亡くなった。
関係者は当日学校へ来ていた佐野を不審に思い疑った。
捜査の結果、佐野の家から工場にあったはずの青酸カリが見つかり逮捕された。
佐野はなぜ家に青酸カリがあったのか分からないと言う。
佐野は心に、鈴にもうすぐ赤ちゃんが生まれることを明かし、住所を教えて会いに行くよう伝えるのだった。
鈴との再会
心はインターネットでもう一度事件について調べてみた。
過去を変えたことで、事件の被害者も変わっていた。
当時は鈴も事件に関係していると疑われていたようだ。
本当に鈴は事件の真相を何も知らないのだろうか。
心は佐野に聞いた住所から鈴の家を訪ねた。
鈴は驚くが、心の元気そうな様子に喜ぶ。
鈴は整形し、名前も村田藍と変えて暮らしていると言う。
鈴は彼氏の子供を妊娠していた。
心と鈴はひとまず連絡先を交換し、別れるのだった。
佐々木紀子からの連絡
佐野の元に弁護士が面会に来る。
佐々木紀子が佐野の無実を証言すると言っていると聞き、佐野は驚くのだった。
当時の母の様子
心と鈴は一緒に佐野の面会へ行く前に、母の墓参りへ行った。
母の墓前で鈴が当時の母の様子を教えてくれた。
事件当初、母は佐野の無実を信じていた。
しかし鈴の給食に除草剤が混ぜられていたことをきっかけに、人が変わったように身を隠して生きるようになったという。
鈴は、母は全国民に責められ孤独だったのだと、心中したことを責めなかった。
【5巻のまとめ】
心は由紀と再会するが、恋人ではなく犯罪者の息子として扱われショックを受ける。
心は当時の経緯を聞くため拘置所へ佐野に会いに行く。
佐野は事件を防ぐことが出来ず、冤罪で逮捕されていた。
鈴も身を隠し生きていると言う。
佐野は弁護士から佐々木紀子が佐野の無実を証言すると言っていると聞き、驚く。
次巻へ続きます。
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