殺人犯の佐野文吾の息子、田村心は亡くなった妻由紀が残したノートを元に父の事件を調べている途中、事件前の音臼村へタイムスリップしてしまう。
佐野と共に音臼村で次々起こる不審な事件を未然に防ぐが、過去が変わったことでノートとは違う未来になっていく。
鈴と明音が行方不明になり、怪しげな様子の翼と紀子を疑う心。
そこへ心を殺人犯と疑う金丸に公務執行妨害をでっちあげられ、逮捕されてしまいー。
それでは4巻のあらすじを振り返ってみましょう。
自白の強要
佐野の元へ、明音と翼が神社で死んでいるのが発見されたという知らせが入る。
その知らせを無線で受けた金丸も現場へ急行することにすると、心は逮捕されて身元を知られては困ると、その場で免許証と由紀のノートを投げ捨てた。
そして戻ってきた金丸に連れられ、心は取り調べを受ける。
金丸は心に犯行を認めるよう強要し精神的にも追い込みをかけてくるが、現場の状況から心は犯人ではないと判断され釈放された。
警察は翼が明音に乱暴・殺害し、翼自身は自殺したと考えていたが、金丸は腑に落ちない。
捜査会議中、資料から金丸は事件の真相に繋がる重要なことを発見したのであった。
真犯人の手にノートが渡ってしまう
心は佐野の自宅に戻るが、心宛のいたずら電話が鳴りやまず申し訳なく思う。
心は佐野に自分は息子であること、6月24日に音臼小学校で大量殺人が起きること、その犯人が佐野であることを明かす。
だが佐野は信じることができず、怒って心を追い出す。
佐野の家を出た心は、また深い霧に包まれた。
他方、真犯人がカセットテープに声を録音している。
心が捨てたノートと免許証を見つけ、自分の未来の計画が書かれた夢のノートだと喜ぶ声なのだった。
現代の変化
霧が晴れると、心は再びタイムスリップで2017年に戻っていた。
急いで事件について検索すると、音臼小無差別殺人事件は起きていたが、事件が起こった日付は6月25日へ、青酸カリが混入された飲み物も微妙に変わり、心の母と兄は一家心中で既に亡くなっていた。
心と鈴は施設で過ごした後別れたことになっており、由紀とも結婚しておらず、娘の未来も産まれていない。
心の現代は全く違うものに変わっていた。
不吉な絵
心に郵便物が届く。
中身は妊婦が描かれた絵だった。
心は送り主はあの音臼村で見た不吉な絵を描いたのと同じ人物だと、真犯人はまだ生きているのだと確信する。
由紀との再会
心は描かれている妊婦は由紀ではないかと心配し、由紀の実家を訪ねる。
外で偶然由紀本人と再会するが、由紀の両親は心を怪しんで警察を呼んでしまう。
どうしても由紀が心配な心は家の前で粘ろうとするが、そこに由紀が帰宅し、再会を果たすのであった。
【4巻のまとめ】
明音を殺した犯人は翼で、翼は自殺とみなされ心は釈放される。
心は佐野に自分は佐野の息子であること、音臼小大量殺人事件について明かすも信じてもらえず追い出される。
心は現代に戻ったが、過去を変えたことで現代も大きく変わっていた。
送られてきた不吉な絵をきっかけに、亡くなったはずの由紀とも再会出来た心だったがー。
次巻へ続きます。
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