殺人犯の佐野文吾の息子、田村心は愛する妻由紀を出産で亡くしてしまう。
心は由紀が残したノートを元に父の事件について調べる途中、事件前の音臼村へタイムスリップしてしまった。
音臼村で次々起こる不審な事件。
警察官である佐野と共に、心は過去を変えるため動き始める。
それでは3巻のあらすじを振り返ってみましょう。
子供たちからの疑い
心は不吉な絵を描いたのは、ウサギを殺した人と同一人物ではないかと疑う。
翌日心はいつも通り学校に出勤するが、子供たちに無視される。
明音は翼から心が除草剤を盗んでいたと聞き、みんなに話したのだ。
子供たちは心が千夏を殺した犯人ではないかと疑っていた。
その様子を見た鈴は泣き出してしまう。
心は鈴に、明音は妹やウサギを亡くしたばかりで動揺しているだけだと話す。
鈴は妹を亡くしたばかりの明音を責めてしまったことを申し訳なく思った。
心は鈴に明音と仲直りするため謝りに行くよう促す。
翼の正体
2月5日夜、田中義男はまだ生きていた。
田中の家にいる佐野と心の元に、鈴と明音が行方不明になったと連絡が入る。
2人は吹雪の中探しに行くが見つからない。
明音は暗く狭い密室に閉じ込められ、泣いていた。
そこにいた翼は、明音に「なんでもするならここから出してあげる」と言いつつ、秋音の服を脱がせ写真を撮り、口止めをして出て行った。
その後、壁越しに誰かが明音に声をかけた。
「助けてあげる」と誰かは言うのだった。
変わってしまった過去
由紀のノートによると明音は行方不明のまま発見されることはなく、鈴が行方不明になったことは全く書かれていないどころか、秋音が行方不明になるのは来月のはずだった。
ノートに書かれていた過去とは違うことが起きているー。
もう心にも未来が予想出来なくなった。
心は翼を見かけ、鈴と明音の行方を知らないか尋ねる。
翼のいつもと違う様子に心は怪しむ。
佐々木紀子
鈴は歩いているところを佐野に発見されるが、「明音とはすぐ別れた」と言って詳しく話さない。
心は翼の自宅を訪ねる。
自宅には婚約者の佐々木紀子しかおらず、翼とは会えなかった。
翼は事前に紀子に「3日後に運よく明音ちゃんが見つかってももう手遅れだ」と短く告げ、明音の裸の写真を渡して処分するように伝えて姿をくらましていた。
心が帰った後、紀子は翼からの指示を守り、翼の勤め先にも「翼は風邪で休む」と話して庇ったうえに、明音が行方不明になっていることを知りながら翼から渡された写真も燃やして処分するのだった。
青酸カリの在処
心は佐野から、本来なら3人目の被害者であり、雪崩で死ぬはずだったところを助けた木村敏行の工場に紀子が勤務していることを聞く。
工場には青酸カリがある。
由紀のノートには、紀子が青酸カリで自殺すると書かれていた。
それを心から聞いた佐野は、木村の工場で青酸カリが1つ無くなっているのを発見するのだった。
絵が指し示す場所
心は学校で不吉な絵を子供たちに見られてしまう。
子供たちは絵に描かれている風速計は、音臼岳の山小屋と同じものだと言い、心と佐野は慌てて小屋へ向かう。
小屋には人はいなかったものの、足跡と誰かが嘔吐した跡、鈴のキーホルダーがあった。
そして、嘔吐は青酸カリ中毒の1つだった。
心、逮捕
小屋の周りを調べる心。
だがそこへ心が怪しいとマークしていた金丸がやって来て、心に任意同行を求める。
心は断り立ち去ろうとするが、金丸は心に突き飛ばされたように装い、心を公務執行妨害で現行犯逮捕するのだった。
ノートには無い4人目、5人目の被害者
その頃、雪が降り積もる神社で翼と明音の2人は倒れていた。
その口からは吐しゃ物が流れ出しており、青酸カリによるものをうかがわせるのだった。
【3巻のまとめ】
明音と鈴が行方不明になる。
鈴は帰って来るが詳しく話そうとせず、明音は見つからない。
心は不審な様子を見せる翼と紀子を疑う。
心と佐野は不吉な絵に描かれていた音臼岳の小屋に向かうが、金丸に嵌められ逮捕されてしまう。
次巻へ続きます。
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