夏休みに友達と海に行く。王道のイベントでポンタと千砂は出会った…。不器用なふたりは一歩一歩距離を縮めていくが、なかなかうまく自分の気持ちを伝えられない。ガードが固いのは嫌いだから? うまく行かないのは好きだから?
(U-NEXT作品紹介より引用)
さっそく、1巻のあらすじを振り返ってみましょう。
目次
ポンタと千砂の出会い
高校1年の夏、男女3対3で一泊海旅行というイベントが降ってわいた本田良仁・通称ポンタ。
この夏はポンタの「童貞を捨てる旅行」になるかもしれない。
男子はポンタと友人のタロとジロ、女子はタロの彼女・エミ、その友達のルミ、そして最後に現れたのは…旅行に行くのに、待ち合わせ場所に制服で現れた浜野千砂。
なんだか少しズレているが、ルックスはポンタの好みであり、タロとジロがそれぞれエミ・ルミとくっつくなか、ポンタの相手は必然的に千砂になった。
浜辺でいつの間にかキスやエッチまで進むタロとジロコンビにならってポンタも千砂とエッチなことをしたい、タイミングが掴めず千砂のガードも固くなかなか先に進めない。
夜の海辺で2人きりでも距離は縮まらず、千砂は「女として色気ないのかな」と問いかけるが、ポンタは口説きたかったけど口説き方がわからなかった、と返すしかなかった。
海辺で星が綺麗な中、冗談を挟みながら2人は談笑していたが、雰囲気が良くなってきてキスすることに。
これがポンタにとっても千砂にとっても、ファーストキスだった。
千砂にとってポンタとは何者?
バレンタインの季節。
千砂はポンタの学校まで来て、チョコレートを渡しに来た。
一瞬盛り上がったポンタだったが、タロとジロの分まで渡されたため一気に萎えてしまい、彼女は俺のなんなんだ、という疑問が強くなる。
ポンタとしては電話もしているし、遊びに行っているし、彼女だと思っていたが、タロとジロ曰く「日常的にエッチをしないのは彼女ではない」とのこと。
タロとジロは、千砂からポンタの家庭教師の大学生合田桃子に乗り換えて、俺たちみんなでエッチができる女子大生と合コンした方がいいのでは?と提案してくるのだった。
強がるポンタ
ホワイトデーの期末考査の終わり。
ポンタは千砂と久しぶりに会った。
千砂はホワイトデーのお返しを楽しみにしていたようで、とても喜んでくれていた。
レコード屋さんに入り、好きな音楽を聴いていると、そこへ桃子が現れ「カノジョがいるならいるって言いなよ」と茶化されるのだった。
しかしポンタは千砂のことを「別にそーゆーのではないです」と突っぱねる。
桃子からの授業中、ポンタも千砂も初めて同士だということもあり、桃子から女性をうまくリードする方法を教えてあげる、と迫られるが、ポンタは千砂に悪いんじゃないかと真面目に断り、童貞を千砂へと捧げることにした。
そして千砂が数学の点数が赤点で課題を出されていたのを口実に、ポンタは家に千砂を招くのだった。
恋人同士になる2人
千砂が家にやってきて、数学の課題をさっさと終わらせてしまうポンタ。
千砂はその様子に感心し、「お礼しなきゃ、何がいい?」と尋ねる。
ポンタは本心は言えなかったので、肩を揉んで欲しいと申し出るが、我慢できなくなったポンタはキスを迫ろうとする。
しかし、千砂は「まだポンタくんから好きって言われてない」と拒否。
ポンタは改めて千砂への想いを伝えると、私もポンタくんのこと好きだよ、と返してくれ、晴れて2人は恋人同士になった。
千砂の告白
付き合い始めて2ヶ月、タロとジロにキスから先に進まないことを相談するポンタ。
6人で夏休みの旅行を計画しており、高原に行くか海に行くかで揉めていた。
旅行でその先に行けばいいさ、と話すタロとジロに期待を膨らませるポンタだった。
週末に自宅に千砂を招くポンタ。
思わず襲ってしまいそうになるが、千砂に「旅行まで待って」と拒まれてしまうのだった。
しかし、タロがエミと別れることになり、旅行は無くなってしまった。
千砂は女3人で高原に旅行に行くことにした、とポンタに話すと、ポンタは「旅行まで待ってくれっていったのはどうなるんだ」とキレる。
すると千砂は「私だってポンタくんとエッチしたいよ、だけど怖いの。もう少しだけ待ってくれない?」と話すのだった。
肌を合わせる夏休み
付き合って初めての夏休み。
ポンタと千砂関係も少しずつ進みつつあった。
キス以上に進むが、最後までは進めない。
高2の夏ということもあり、進路のことも話し合う2人。
千砂は専門学校に行って、介護福祉士になりたいと語る。
ポンタは千砂と同じ大学に行って、毎日一緒にいたいと考えていたのでちょっと残念だったが…。
この夏で、ポンタの家で会う目的は暗黙の了解となっていた。
ポンタと千砂はからだを触れ合わせるのが常になったのだ。
ポンタ、釘を刺される
千砂からポンタに来週、母と会ってほしい、と告げられた。
千砂の母の名は美砂子、34歳の若いお母さんだ。
美砂子は名前で呼んでほしい、とリクエストしてきた。
美砂子は付き合っているということは、エッチをするときの注意点をどうしても会って伝えたかったようだった。
若くしてシングルマザーとなり、できちゃった婚で千砂を授かった美砂子は、ポンタも含めて2人に性の知識をしっかり植え付けるべく「ゴム無しではヤルな、安全日ではゴムありでもヤルな!」と、きついお灸を据えた。
こうしてしっかり性への知識を植えつけた美砂子は、安心した様子で麻雀へと出かけて行った。
2人きりになっていい雰囲気になり、体を重ねようとする。
千砂は自分ばかり気持ちいい思いをして申し訳ないと、これからのことを前向きに考える、と話した。
ついに初体験?
クリスマスの時期になり、千砂はエミとルミに最近、体つきが変わってきたと怪しまれポンタとの関係を全て白状した。
友人2人はその話を聞き、ポンタに同情して千砂のバージンをプレゼントしては?と思い切って提案してきた。
ポンタと千砂はくじ引きで、高級ホテルのクリスマス宿泊券を手にし、ホテルに2人で泊まることになった。
ポンタはエッチについて無理強いしないつもりでいたが、千砂は「一緒に泊まってくれる?」とついに決心したようだ。
当日になり、化粧をして決めてきた美しい千砂と肌を合わせる。
ことが始まると、中々決まることがなく結局、最後まで果たすことができなかった。
千砂は自分の身体が変なのか、ポンタをがっかりさせたのでは、と戸惑い、1人ベッドで泣いていたのだった。
千砂、バイトを始める
クリスマスの一件で、ポンタと千砂の間には見えない溝ができていた。
桃子からは話し合いをした方がいいとアドバイスを受けたが、ポンタは清い関係を続けていた方がいいのではないか…と考えていた。
千砂から、土日は喫茶店でバイトをするから、と告白をされる。
そのことも含め、桃子に千紗のことを話すポンタ。
初エッチが失敗した原因は千砂の方にあるのではないかと語った。
女性の心理的要因で体に起こる現象に「膣けいれん」というものがあるという。
極度の緊張やプレッシャー、無意識の拒否反応からくるものだ。
挿入できない状態なのだった。
矛盾した心
翌週土曜日、ポンタは千砂のバイト先に出かけ、千砂の様子を見にきていた。
バイト先の仲間も変な人はいないようだ。
しかし、毎週毎日のようにバイト先に来るポンタに千砂は、監視されているみたいだからバイト先には来て欲しくない、と伝えてきた。
ポンタは俺のことが本当に好きなら、受け入れてもらいたいという気持ちでいっぱいだった。
うまく事が運ばず、千砂の気持ちも傷つけていることもわかっていたポンタ。
千砂もポンタの気持ちに心を伝えようと、千砂なりに満足させようと頑張るが、身体が強張ってうまくできなかった。
ポンタは千砂の恐怖心を読み取り、心の準備が出来るまで待つから、と千砂に精一杯伝えたのだった。
悪魔に狙われた千砂
千砂との関係が進んでいることをタロとジロに話していなかったポンタ。
タロとジロから話を聞かせろ、と迫られるが、千砂に悪いからと頑なに口を閉じるポンタなのだった。
そこへ1年生の滝川がポンタの元へ訪れてきた。
千砂と同じバイト先の男子だという。
滝川はタロとジロの中学の後輩で、彼氏持ちの女だけを狙い、奪った女はヤったら捨てるというタチの悪い男だったのだ。
ジロもその被害者だった…。
滝川がポンタの元に現れたということは、千砂が狙われているのだ。
滝川と学校ですれ違うと、滝川は千砂ことは今回本気だから、と宣言。
波乱の春休みが幕を開ける。
三角関係、焦るポンタ
千砂がバイト先で仕事をしていると、滝川にキスマークがついている、と指摘される。
わざとポンタがつけたものだ。
滝川がポンタと千砂の間に入ってきてから、ポンタは千砂のことをより自分のものにしたいと激しく思うようになった。
こうしてポンタと千砂の関係性が少しずつ変わってくる…。
【1巻のまとめ】
高校1年生の夏に男女6人で海に出かけ知り合ったポンタと千砂。
ポンタは童貞を捨てたいと千砂とエッチがしたかったが、千砂のガードは固かった。
ホワイトデーに晴れて恋人同士になった2人だったが、体の関係はそれ以上、千砂は拒み続けた。
クリスマスになり、くじ引きで当てた高級ホテル宿泊券で、バージンを捨てる決意をした千砂。
しかし体が拒否し、最後まで結ばれることはなかった。
進学のためバイトを始めた千砂。
そこへ滝川というポンタの後輩が現れ、同じバイト先で働いていた。
滝川は女たらしでヤったら女を捨てるという酷い男で、千砂のことを狙っていたのだ。
焦ったポンタは早く千砂のことを自分のものにしたい…と思うようになり、2人の関係性が少し変わろうとしていた。
次巻へ続きます。
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