機械から配られる2枚のカードから互いに1枚を選び、その数字の大小だけで勝負するワン・ポーカー。
互いに相手の手札の数字がUP(大)かdown(小)かは機械の表示でわかるが、そこからの読み合いが核となるゲームである。
ミニマムベットの1ライフは2億円相当。
椅子に拘束されてゲームが始まり、幸先のいい5連勝でスタートを切ったカイジ。
しかし和也のレイズ攻勢でプレッシャーに圧され初の敗北を喫したところから歯車が狂いだし、為すすべなくカイジは全てのライフを失ってしまう。
追い詰められたカイジに用意されていたのは、文字通り命を金に換える赤ライフ。
負ければ命を落とすことになる崖っぷちの勝負でも敗北し、カイジの強制落下が決定。
拘束されたまま逆さづりになるカイジ。
ルーレットのように回り始めた落下防止の網が最後の希望。
カイジはこれまでのギャンブル人生の集大成でルーレットのリモコンに全てを賭けるのだった。
6巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
ルーレットも外し万事休す…?
集中して網のルーレットを止めたカイジ。
しかしあろうことか、網は手を伸ばしても届くかどうか微妙な位置で止まってしまった。
もはや落下死は免れない…。
最後まで抵抗しながらもこれまでの勝負が走馬灯が蘇るカイジ。
落下執行とともに気を失い、再び意識を取り戻したとき、カイジは恨めしそうな表情をした和也が自分を覗きこんでいることに気づくのだった。
チャンとマリオが命を差し出し延長戦へ
カイジは落下せずに生き延びていた。
というのも、チャンとマリオが土壇場で自分の命を赤ライフに捧げていたのである。
網ルーレットのリモコンは長押しすれば刑執行が解除される仕組みであり、カイジはリモコンを落として壊してしまっていたが、再延長を受けた和也が変わりに自分のリモコンで解除していた。
今度は自分たちがカイジを助ける番…!
そう言って他人のために命を投げ出す3人の友情を前に、和也は3人まとめて叩き潰すと決めるのだった。
カイジの反撃が始まる
運命の再延長。
カイジがなんとか8を引き当てる一方、和也はdownカードを引き、カイジは8を出せば必勝の状況に。
仕方なくさっさと進めようとする和也に対し、ここからカイジが反撃へ。
この場面でレイズを仕掛けたのである。
2を提出してのブラフなのか、それともそれを読んだうえで勝負に誘っているのか…。
余りあるライフで勝負を受けることもできる和也は、カイジの手が読めずに迷うのだった。
【6巻のまとめ】
救出網のルーレットも外し、万事休すと思われたとき。
チャンとマリオが自分たちの命を赤ライフに変えることを申し出、強制落下はリモコンに隠された裏コマンドによって和也が解除された。
3人の友情に苛立つ和也、しかし仲間に命を助けられたカイジの反撃がここから始まる。
自らレイズを仕掛けるカイジ、和也はその手の内が読めずに迷うのであった。
次巻へ続きます。
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