守備では阿久津から厳しい指導を受け、動きの「形」を学ぶことで次第に自ら状況を読めるようになっていく。
圧倒的な個人技を見せる栗林を前に限界を悟りつつも、自分なりの役割を模索し連携を意識。
栗林・阿久津との呼吸を合わせて速攻を成功させ、勝利に貢献する姿を見せた。
14巻のあらすじを振り返ってみましょう。
目次
福田監督からの厳しい現実と花への想い
プレミアリーグの初陣を飾ったアシトだが、最後に攻撃で栗林・阿久津と良い連携を見せたとはいえ、守備がまだまだ課題であることを痛感。
福田監督はそんなアシトを呼び出し、現状のままでは試合はおろか、ベンチ入りもさせられないことを告げる。
アシトの懇願も実らず、しばらくAチームの試合をスタンドから見るように指示する福田監督。
2人の会話をスタンドから聞いていた花は、サッカーのことがわからないためにアシトにかけるべき言葉が見当たらない一方、自分の純粋な応援で励ませるかどうか頭を悩ませていた。
一方、アシトは杏里に声をかけられ、自分に応援やサッカーのアドバイスをくれることに感謝。
だが杏里の笑顔を見てふと、「花の笑顔が見たい」と感じるのだった。
サブ組強化への課題と富樫の意識改革
プレミアリーグの首位に立ったエスペリオンだが、レギュラー組に勢いがつく一方でサブ組との差が開き始めていた。
福田監督の指導にも熱が入り、サブ組も奮起が促される状況。
アシトはサイドバックがセンターバックにコーチングしてラインを統率することもあることを学ぶ一方、中途半端なポジション取りを富樫に咎められる。
だがそれを見ていた福田監督は、富樫からアシトを含め味方へのコーチングが無いことを叱責。
強いチームを作るためには、レギュラー組が最も戦う紅白戦のサブ組も強くあらなければならない。
サブ組に対して「信頼できる意見を求めてもっと人を頼れ」とアドバイスを送る福田監督。
富樫は杏里からも「無意識のうちにアシトのことを下に見ているのでは」と指摘されていたことを思い返し、自分のプライドを捨ててアシトから学ぶことを考えるのであった。
夜練の始動と福田監督の助言
黒田は自分のことを最もよく理解している伊達ヘッドコーチにアドバイスを求め、ユース生としてのエリート意識からアシトを下に見ていたことを自覚させられる。
また同様に伊達ヘッドコーチを頼った大友は、逆にメンタルの強さを評価され、「主将気質」だという客観的な評価を得た。
アシトは守備について学ぶため、阿久津を頼ることを考えていたが、先に富樫がアシトに対してアドバイスを求めてきた。
アシトが常に何を見て考えながらプレーしているのか、その視野の広さについて詳しく教わる富樫。
一方のアシトも、教えることでプレーを言語化することができ、自分のためにもなっていることを感じる。
そして富樫は寮生や杏里、橘の姉らを集め、アシトの練習に付き合うために夜練として守備の練習を叩き込むことに。
練習を通じて、アシトは自分の視野を守備の連携に活かすこと、富樫は視野を広く保つこと、他のメンバーも自分の課題に向けてがむしゃらに向き合っていく。
門限を破った練習は、ちょうど通りがかった福田監督に見つかってしまうが、福田監督はそれを咎めることなくむしろより効果的な練習方法を示唆してきた。
それは、守備陣にロープで結びながらプレーさせるというもの。
それぞれのメンバーに簡潔に具体的なアドバイスを送りつつ、毎週この時間だけ福田監督がアシトたちの夜練に付き合ってくれることになるのだった。
栗林のサッカーノート
それから夜練に精を出す日々が続く。
ふとアシトは花と久しく会っていないことを思い返すが、そのとき「花が栗林と2人で街にいた」という目撃情報を耳にした。
ちょうど栗林も「アシトにアドバイスするよう花に頼まれた」と言ってアシトの元を訪ねてきた。
2人が交際しているのかなど気になるアシトをよそに、感覚派で口下手な栗林はアドバイスの代わりとして自分がつけていたサッカーノートをアシトに伝授する。
他人に教えるために作った内容ではなく栗林が自分にだけわかるように書いたものであったが、アシトには不思議と書いてある内容を理解することができた。
栗林は自分の感覚を初めて理解できる者に出会ったことに、喜びを感じるのであった。
夜練の成果と迫る青森青蘭高校
そして再びAチームとの紅白戦、それぞれが夜練の成果を少しずつ見せ始める。
アシトも頭の中でDF陣を繋ぐロープを意識しながら高い集中力を保ってプレーし、味方と共にAチームに食らいついていく。
こうしてサブ組の熱量も上がっていくなか、2ヶ月が経過。
エスペリオンはユース3大タイトルの1つである日本クラブユース選手権で優勝を飾り好調をキープ。
だがプレミアリーグでは高校のインターハイを制し絶好調の青森青蘭高校が、エスペリオンを上回って首位に立つのであった。
【14巻のまとめ】
プレミアリーグでの課題を突きつけられたアシトは、スタンド観戦を命じられ苦悩するが、花や仲間の存在を支えに前進を模索する。
富樫や黒田らサブ組もそれぞれの意識を改め、アシトの視野を学びつつ夜練に励む。
福田監督もその努力を認め、具体的な助言で後押しする。
さらに栗林からサッカーノートを託されたアシトは感覚を共有できる喜びを知る。
やがてサブ組の成長は紅白戦に表れ、エスペリオンは好調を維持する一方、青森青蘭が首位に立ちはだかる。
【14巻の見どころ】
この巻の見どころは、アシトが試合から外されるという厳しい現実を突きつけられながらも、仲間と共に成長を模索していく姿です。
サブ組の強化では、富樫がプライドを捨ててアシトから学び始め、夜練を通じて互いの課題に真摯に向き合う展開が胸を熱くさせます。
さらに福田監督がその努力を認め、ロープで結ぶ練習を提案する場面は、選手たちの必死さと指導者の本気が交差する瞬間です。

次巻へ続きます。
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