奴らの狙いはただひとつ、赤羽骨子を殺すこと――。錚々児高校3年4組・威吹荒邦はある日、クラスメイトで幼馴染の赤羽骨子が殺し屋から命を狙われていることを知る。そして彼に託された使命は、赤羽に知られることなく1年間守り抜き、無事に高校を卒業させること。こうして秘密のボディガード学園生活が始まった!しかし「3年4組」にはさらなる秘密があって……!?新感覚コメディ学園アクション開幕!!
(U-NEXT作品紹介より引用)
さっそく、1巻のあらすじを振り返ってみましょう。
骨子のボディガードに任命される
錚々児高校、3年4組に属する赤羽骨子は命を狙われていた。
骨子はヤクザの尽宮組組長、尽宮正人の隠し子であり、骨子が跡目を継ぐかもしれないと、敵対勢力が高額な懸賞金で殺し屋を雇って骨子を狙っているのだ。
骨子の幼馴染である威吹荒邦は、元ヤクザの父の紹介で尽宮正人から頼まれ、ボディガードとして骨子を殺し屋たちから守ることに。
荒邦は骨子に想いを寄せ、骨子もまた荒邦のことが好き。
幼い頃交わした、骨子が弁護士になったら、荒邦が立派な事務所を作ってやるという約束を互いに覚えているのだ。
だが、当の骨子は自分が狙われていることも何も知らず、何もバレてはいけないのが条件。
度々狙われる骨子を、何事もなかったかのように守り抜くのだ荒邦の使命なのであった。
華麗なる3年4組の連携プレー
ボディガードは荒邦だけではなかった。
彼女と荒邦が属する3年4組の全員が骨子の秘密のボディガードとして、尽宮組に雇われていた。
ある放課後、クラスのリーダー染島澄彦が会議を取り仕切り、殺し屋のアジトを炙り出して襲撃することに。
殺し屋は車に隠れ、骨子の学校を下見しアジトへ帰ろうとする。
変装のプロ・千坂時規が殺し屋たちに接触して人数を確認、トラッパー・愛満斗々が殺し屋の車のタイヤをパンクさせ、人間の壊し方を熟知している空手の達人・棘屋寧が殺し屋たちをボッコボコに。
スナイパー・天貫が殺し屋の逃げ込んだ部屋の鍵を撃って破壊、部屋に閉じ込め、そこに待ち受けていた剣の達人・弥美姫らが殺し屋たちを処理する。
こうして、また骨子に近づく危険を防いだ3年4組。
だが一安心したところで、生徒会長でもある骨子が野球部と陸上部の争いに巻き込まれており、骨子が身を挺して陸上部の部員を助けようとすると、バットで殴られそうになる。
殺し屋たちの処理には慣れているボディガードたちだが、この骨子の動きまでは予測できなかった。
しかし唯一、幼馴染として骨子のことをよく理解している荒邦がこれを防ぎ、骨子を守り切った。
顔を赤らめながら荒邦に礼を言う骨子、そして3年4組の面々も荒邦のことを認め始める。
そして荒邦の家で打ち上げをしている最中に、荒邦のケータイに尽宮正人から電話が入った。
そこで3年4組に殺し屋へ骨子を売った裏切り者がいることが明かされ、荒邦のもう一つの『役目』としてその正体を突き止めることが言い渡されるのだった。
図書館デートを邪魔される
4月末、澄彦から骨子と図書館でデートしてきてほしいと頼まれる荒邦。
それを狙って複数の殺し屋が骨子を狙うため、荒邦には4組の仕事に支障が出ないようにつきっきりで守って欲しいとのこと。
3年4組の面々が殺し屋と戦い、荒邦は骨子に悟られないように図書館を回る。
そんななか、荒邦と骨子の前に敵対勢力として尽宮正人の実子、尽宮正親が現れた。
正親は組の跡目候補であり、骨子の命を狙う元凶。
3年4組は尽宮組の『所有物』であり、殺し屋と戦うことは構わないが、『組の人間』と戦うことは許されていない。
正親は図書館を爆破するスイッチの入った飴細工を口の中で見せながら挑発し、インカムで骨子を連れて逃げるよう指示を受ける荒邦だったが、荒邦は「俺の覚悟、ナメんなよ」と正親にキスし、起爆スイッチごと飴細工を正親の口から奪い去った。
こうして、正親の元から骨子を無事に救い出し、図書館の外へと連れ出すことに成功。
怪しむ骨子に対しては、正親のことについてもストーカーと適当な理由で誤魔化すことができたのだった。
ヤクザの跡取りに惚れられる荒邦
図書館で荒邦と骨子を襲おうとした正親は実は女の子であり、荒邦から味わった屈辱と始めて生まれる感情に戸惑っていた。
どうやら荒邦に恋をしてしまったようだ。
荒邦は正親と戦えるのは、カタギである自分しかいない、と息巻いていたが、今日は澄彦から頭を冷やすために護衛の任務を外されてしまう。
そのころ、骨子は生徒会長として生徒たちの陳情に追われており、荒邦が助けると、骨子は荒邦にだけ、愚痴が言えるとポツリと話す。
荒邦は「骨子が認めてくれるから、俺は命を張れるのだ」としみじみ思うのだった。
荒邦、プロポーズされる
骨子の元を離れ、ようやく1人になった荒邦は、廊下に仕掛けていた監視カメラがいつの間にか破壊されていることに気がつく。
すぐに澄彦に連絡しようとするが、荒邦のケータイも撃ち抜かれた。
尽宮正親が現れたのだ。
正親が荒邦に「骨子のこと愛してるんだろ」と挑発すると、荒邦は照れくさそうにしながらムキになって否定する。
すると嫉妬した正親は「赤羽骨子は絶対殺す」と宣言し、手下を引き連れて襲ってきた。
4組のみんなはこぞって授業中に抜け出すと骨子に不審がられるため、荒邦の援護に駆けつけることはできず、荒邦は授業50分間を1人で耐えることとなる。
頭脳明晰な澄彦が遠隔で荒邦に指示を出してサポートし、荒邦は善戦するが、教室棟まであと少しというところまで追い込まれてしまう。
正親は荒邦に銃を突きつけ「俺と結婚しろ」と脅迫まがいのプロポーズをするが、荒邦は「骨子の方が一千万倍ドタイプだ」と一刀両断。
ショックで放心状態となった正親はその場を去り、授業を終えて駆け付けた4組の面々が反撃へと転ずるのであった。
【1巻のまとめ】
幼馴染の赤羽骨子を実の父でヤクザの尽宮正人に殺し屋から守って欲しいと頼まれた威吹荒邦。
骨子と荒邦が属する高校の同じクラスメイト、3年4組の面々も尽宮組に雇われた骨子を守る護衛隊だった。
荒邦には、骨子を守る以外に、4組に潜む裏切り者を突き止めるように使命が下る。
そんななか尽宮正人の実子で骨子の命を狙う尽宮正親は荒邦に本気で惚れてしまい、骨子を殺して荒邦と結婚することを狙って襲ってくる。
だが荒邦は「骨子の方が一千万倍ドタイプだ」と断って正親のプロポーズを拒否し、4組とともに戦うのだった。
【1巻の見どころ】
赤羽骨子の命を守るため、幼馴染の威吹荒邦がボディガードに任命される。
しかし、彼が守るのは彼女だけではなく、クラスメイト全員が秘密裏に護衛を務めているという異色の展開が見どころです。
骨子が自分の置かれた状況を知らないまま、荒邦たちが彼女を守るために戦うスリリングなアクションが展開されます。
特に、3年4組の連携プレーは圧巻です。
変装のプロ・千坂時規、トラッパー・愛満斗々、空手の達人・棘屋寧らがそれぞれの特技を活かし、敵を追い詰める様子はまるでスパイ映画のよう。
殺し屋を制圧した後も、骨子が野球部と陸上部の衝突に巻き込まれるという予測不能な事態が発生し、荒邦だけが彼女の行動を読んで守る展開には、幼馴染ならではの絆が感じられます。
さらに、尽宮組の実子・尽宮正親が登場し、荒邦を挑発する場面も大きな見どころです。
荒邦は正親の口から爆弾のスイッチが仕込まれた飴細工をキスで奪い、冷静に危機を乗り越えます。
この衝撃の行動が、正親の恋心を生むという展開もユニークです。
さらには、正親が骨子を殺すと宣言し、荒邦を結婚相手として狙うという予測不能な三角関係が勃発。

次巻へ続きます。
この漫画をもう一度読みたい方はこちら
全巻まとめに戻る
-
-
参考クラス一丸となって大好きなあの娘を守り抜け!バレてはいけない秘密の護衛学園生活『赤羽骨子のボディガード』全12巻【ネタバレ注意】
続きを見る