東京でゾンビが大量発生。
電線を伝って生きるマサルは、美沙と出会い2人で生きていこうと決意した矢先、同じく電線を伝って生きていた狡猾なコージに美沙を殺されてしまう。
マサルは失意の中それでも希望を失わず、またコージへの復讐のために1人で後を追うことに決意するのだった。
また別のマンションでは和彦を始めとする住人たちが組合長の浅川の指揮のもと脱出作戦を敢行。
人工島である夢の島での文化的な生活の再建を目指し、何とかマンションからの脱出に成功するのだった。
22巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
目次
エピソード③:籠城していた地下駐車場からの脱出
感染発生から29日目。
千代田区の地下駐車場では籠城する大学生のマサトは感染が進行しだした弟のリョウを看護しながら救助を待つが、助けを呼びに行った教授は一向に帰ってこない。

〈生き残った兄弟 [東京アンデッド 下巻](c)徳間書店/ 佐伊村司・中山茂大〉
一緒に籠城していた生存者たちも息絶え、兄弟2人だけが生き残っている。
マサトは生存者たちの死肉を食べることで何とか生きながらえていたが、シャッターの外にはゾンビの群れがおり、外に出ることはできない。
リョウはもう限界のようだった。
リョウが囮になることを申し出、ゆっくりと息を引き取った。

〈弟の死 [東京アンデッド 下巻](c)徳間書店/ 佐伊村司・中山茂大〉
マサトはシャッターを開けてリョウの死体を囮にし、地下駐車場から脱出するのだった。

〈脱出するマサト [東京アンデッド 下巻](c)徳間書店/ 佐伊村司・中山茂大〉
エピソード④:感染発生の日
感染が最初に発生した日の朝。
新宿駅で人身事故が発生する。
飛び込んだ人は即死かと思われたが、唸り声をあげていた。
他にもホームには噛みつきだす人が現れ、各所で乱闘騒ぎが起き出す。

〈駅で騒動に出くわす吉田と松井 [東京アンデッド 下巻](c)徳間書店/ 佐伊村司・中山茂大〉
前日から泊まり込みで仕事をしていた会社員の吉田と後輩の松井は、騒動を横目に見ながら出社しようとするが、電車は運行を休止した。
吉田は帰宅を考えるが、それでも娘への誕生日プレゼントを会社に置いてあるのを思い出し、出社を決意する。
崩れていく日常
何とか出社した2人。
昼過ぎの時点では、東京の各地で乱闘が発生していると知りながら、まだいつも通りの日常だと想っていた。
昼過ぎ、塚森主任が怪我をして会社に運び込まれてきた。
昼飯を食べているときに血だらけのバアさんに噛みつかれたらしい。
騒動が大きくなっているのか、警察に電話がつながらない。

〈警察にも通じない [東京アンデッド 下巻](c)徳間書店/ 佐伊村司・中山茂大〉
ニュースを見ると、病院から現場中継していた取材班がちょうどゾンビに襲われていた。
そうこうしているうちに塚森の容体が急に悪化する。
それでも部長は休業を宣言せず、松井にこの騒動のなか社長を迎えに行けと命じ、嫌味を言われた松井は1人で外に出て行った。
事態はますます深刻化
外ではゾンビと化した暴徒が市民を襲っている。
救急車も捕まらない中、塚森の呼吸が止まる。
塚森はすぐさま立ち上がり、同僚に噛みつきだした。

〈塚森がゾンビ化 [東京アンデッド 下巻](c)徳間書店/ 佐伊村司・中山茂大〉
塚森を通用口から外へ叩きだし、松井がまだ外にいるにもかかわらずバリケードで建物の封鎖を指示する部長。
吉田がこちらに走ってくる松井を見つけて止めようとするが、松井は既にゾンビに襲われ怪我をしていた。
松井を見捨てざるを得ない吉田たち。

〈松井を見捨てる [東京アンデッド 下巻](c)徳間書店/ 佐伊村司・中山茂大〉
松井は涙ながらに「オマエらも全員地獄に落ちろよ…」と恨みながら死ぬのだった。
命からがら緊急避難所へ
混乱しながらも、家族のためにどうしても家に帰りたい吉田。
部長をはじめ同僚たちと結託し、5人で営業車で脱出することに決まる。

〈会社から避難 [東京アンデッド 下巻](c)徳間書店/ 佐伊村司・中山茂大〉
社長室の窓から外に出て、営業車に乗り込む吉田たち。
しかし吉田の慕う主任が乗り遅れ、ゾンビに襲われてしまった。
泣く泣く主任を見捨て、走り去った吉田たち。
「緊急避難待機所」という垂れ幕を見つけ喜ぶが、既に入り口にはゾンビの群れが押し寄せ、消防隊員たちが放水で何とか対抗していた。

〈緊急避難所の有様 [東京アンデッド 下巻](c)徳間書店/ 佐伊村司・中山茂大〉
隙間を縫って何とか避難所に入ることができたが、内部でもい感染者は出始めている。
女性社員の西沢に噛まれた傷があるのを発見した吉田。
吉田は正気を保っているうちに西沢をトイレに隔離して遺言を聞き、息を引き取った後は消防隊に対応を任せるのだった。

〈西沢の遺言 [東京アンデッド 下巻](c)徳間書店/ 佐伊村司・中山茂大〉
家族の元へ向かう吉田と部長
騒動は一向に収まる気配はなく、自衛隊の派遣が決定される。
避難所の電話で家族の無事を確認し安堵する吉田だったが、ちょうどゾンビと化した隣人が自宅を襲う。
いてもたってもいられず、吉田は避難所から出て自宅に行くことを決意する。
放水で対抗できていたことからゾンビが水を避けると推理し、救命胴衣を借りて川を下って移動する。
避難者のなかで唯一、部長も賛同。
吉田と部長の2人で出ていくこととなった。

〈避難所を出る吉田と部長 [東京アンデッド 下巻](c)徳間書店/ 佐伊村司・中山茂大〉
部長との別れ
ゾンビの群れを突破し、川へ飛び込む2人。

〈川へ飛び込む [東京アンデッド 下巻](c)徳間書店/ 佐伊村司・中山茂大〉
外は停電で暗闇に包まれているなか、泳いで移動していく。
しかし部長は川に落ちたときにアバラを痛めてしまい、思うように動けない。
互いに家の方面が違うため、途中の分岐点にたどり着いたところで部長が強がりながらも別れを告げる。
最後の言葉は「今度…飲みに付きあえ…」という弱弱しいものだった。

〈部長との別れ [東京アンデッド 下巻](c)徳間書店/ 佐伊村司・中山茂大〉
今まで馬が合わなかった部長だが、吉田は涙ながらに大きく返事をし、別れていった。
エピソード⑤:幼い兄妹を守る母の愛
また東京都内の別のマンション。
翔太と祐椛の幼い兄妹は、感染者に噛まれてしまった母との別れに直面していた。

〈母と兄妹の別れ [東京アンデッド 下巻](c)徳間書店/ 佐伊村司・中山茂大〉
妹を守るため、涙をこらえて冷静に話を聞く翔太と、母との別れを泣きながら拒む祐椛。
母は意識を失ってから自分が子供たちを襲わないよう、ドアにチェーンロックをかけさせて自ら外に出ていく。
母は涙ながらに子供たちの無事を祈りながら、4日後にはゾンビと化した。
飢えをしのぎながら生きる兄妹
母は既に外でゾンビと化し、家の食料も少なくなっていく。
兄妹はひもじい思いをしながら、10日余りを過ごした。
電線伝いに移動する生存者(コージ)を見つけ助けを求めるが、モラルに欠けた男は助けることなく去ってしまう。

〈兄妹を見捨てるコージ [東京アンデッド 下巻](c)徳間書店/ 佐伊村司・中山茂大〉
その後、大音量で流れる音楽と花火(おそらく、夢の島に向かう和彦ら生存者たちが上げたもの)を見て生存者がいることを知るが、助けは一向に来ない。
マサルと母の愛に助けられる
そのまま数日が経ち、空腹で判断力が低下した祐椛は外にいる母を助けようとドアを開けてしまう。
隙間から祐椛はゾンビと化した母に髪を掴まれ、外に引きずり出されてしまった。

〈妹が外へ [東京アンデッド 下巻](c)徳間書店/ 佐伊村司・中山茂大〉
絶望しながらも、外で助けを求める祐椛の声を聴いて慌てて助けに行く翔太。
ドアの外では金属バットを手にしたマサルが祐椛を助けていた。

〈マサルが救出 [東京アンデッド 下巻](c)徳間書店/ 佐伊村司・中山茂大〉
母は自分がゾンビと化しても子供たちを噛まないよう、予め自分の口をタオルで縛っており、祐椛は噛まれていなかった。
マサルと兄妹、3人で生きる道
マサルに助けられ、回復した兄妹。
マサルは翔太から電線を伝う男の情報を聞き出し後を追おうとする。
しかし帰りを待たせている間に襲われた美沙の二の舞を避けるため、マサルは兄妹を連れていくことを決めた。
目指すは生存者たちが行き着いた夢の島。
まだ見ぬ安全地帯への希望を胸に、マサルたちは行動を開始するのだった。

〈3人で前へ [東京アンデッド 下巻](c)徳間書店/ 佐伊村司・中山茂大〉
【下巻(完)のまとめ】
地下駐車場で籠城していたマサトは、弟の死を看取って脱出。
また事件発生の日を会社で迎えていた吉田は、同僚たちが次々と命を落としていくなか、危険を冒してでも愛する家族のために家を目指す。
そしてまた別のマンションで母に先立たれ、飢えをしのぎながら細々と生きていた翔太と祐椛の幼い兄妹。
電線を伝ってきたマサルが2人を救出し、3人で新たな安全地帯を目指すのだった。
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参考ゾンビが氾濫する東京、希望を探し生き抜く人々『東京アンデッド』全2巻【ネタバレ注意】
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