殺人犯の佐野文吾の息子、田村心は突然父が事件を起こす前の音臼村へタイムスリップしてしまう。
事件を未然に防ぐべく佐野と行動する心だったが、失敗し現代で拘置所の佐野と再会する。
現代では鈴の夫が音臼小学生だった加藤みきお、義母は木村さつきに変わっていた。
さつきは心と由紀の話を盗み聞き、鈴を使って紀子の事件に関する新証言を止めようとするがー。
それでは7巻のあらすじを振り返ってみましょう。
紀子の証言
当時のことを話し始めた紀子。
婚約者の翼に暴力で脅され工場から青酸カリを盗んだ紀子は、翼と明音が死んだ時、その死因が自分が盗んできた青酸カリによる中毒だと察した。
紀子は自分に容疑がかかるのを恐れ、警察では嘘の証言をし誤魔化した。
そして2月26日、音臼岳で紀子は金丸が犯人と話しているのを目撃する。
金丸は犯人に未来のことが書いてあるノートを見せられ、話に夢中になるうちに犯人に崖から突き落とされてしまう。
さらに犯人はノートの内容として紀子が自殺することになることも明かしており、それを耳にした紀子は怖くなり逃げるように村を去ったのだった。
現代の由紀
心と由紀は紀子に会うために電車で函館へ向かっていた。
由紀は大学に在学中、雑誌で音臼村無差別殺人事件の加害者家族が苦しんでいることを知り、力になりたいと思い記者になったと言う。
由紀はシングルマザーで3歳の子供がいると写真を見せてくれた。
心は由紀の今の人生を応援したいと思った。
紀子が知る犯人
紀子は自分が病に侵されて余命が短くなり、後悔のないように証言することを決めたのだと言う。
真犯人の顔は見ていないが、金丸と話していた声から、その見当はついているらしい。
それを聞いたさつきは、紀子が席を離れた隙に、鈴に紀子のお茶に毒を混ぜるよう勧める。
さつきは鈴の耳元で真犯人の名前をささやき、真犯人は明日の慰霊祭でまた多くの人を殺すつもりだと、お腹の子を思うなら紀子を殺すべきだと伝えた。
鈴は動揺して家を飛び出す。
そして走っている途中、鈴はお腹に痛みを感じ出血する。
偶然出くわした心は慌てて鈴を病院へ連れて行き、幸い母子ともに命は助かったものの、鈴のショックは大きいのであった。
真犯人の正体
紀子の家に残ったさつきは、紀子をナイフで刺し殺害。
鈴に罪を被せるため、自分のお腹にも刺し傷を作り警察へ電話した。
その頃、鈴は心に、「さつきが言った真犯人が本当ならお腹の子が最も辛い想いをする」と話す。
心は真犯人の正体が分かった。
心は紀子の命が危ないこと考え急いで紀子の家に戻るが、紀子は既に亡くなっていた。
心は由紀に電話し、真犯人を自ら捕まえに行くことを告げるのだった。
さつき殺害
刺し傷のあるさつきも病院へ搬送され、治療を受けることに。
そこへ真犯人がさつきのお見舞いにやって来た。
さつきは自慢げに紀子殺害のことを話すが、傷は浅く偽装はすぐにバレるだろうと言われる。
そして真犯人は青酸カリが入ったオレンジジュースをさつきに飲ませるのだった。
真犯人との対峙
心は慰霊祭の会場に着いた。
まだ誰もいない。
心は真犯人を待ち伏せた。
誰かの足音がする。
心が話し掛けると、真犯人は手に持った人の目玉を見せ、話し始めるのだった。
【7巻のまとめ】
紀子は真犯人の正体を知っていた。
さつきは口止めするため紀子を殺害し、鈴に罪を被せようとする。
鈴はさつきから真犯人の正体と、真犯人が慰霊祭で多くの人を殺そうとしていると聞き動揺する。
心も鈴の話から真犯人の正体に気が付き、捕まえるため慰霊祭の会場へ向かう。
音臼小の慰霊碑の前、心はついに犯人と対峙した。
次巻へ続きます。
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