殺人犯の佐野文吾の息子、田村心は突然父が事件を起こす前の音臼村へタイムスリップしてしまう。
心は事件を未然に防ぐべく行動するが、失敗し現代に戻った後拘置所の佐野と再会する。
現代では鈴は元音臼小学生の加藤みきおと結婚し、義母の木村さつきと親しくなっていた。
さつきは鈴と事件に関する新証拠を持つという佐々木紀子の家を訪れるが、鈴は真犯人の正体に気が付き逃げ出す。
さつきは紀子を口封じのため殺害、そしてさつきも真犯人に殺害されてしまう。
心も鈴の話から真犯人の正体に気が付き、捕まえるため慰霊祭会場へ向かった。
心はついに犯人と対峙する。
それでは8巻のあらすじを振り返ってみましょう。
真犯人の正体
真犯人は加藤みきおだった。
みきおは手にさつきの目玉を持ち、母にこの世の終わりを見せたいと話す。
不吉な絵をずっと心に送り付けていたのも、心に自分の存在をアピールし会いに来させるためだったと。
後遺症の下半身不随も嘘だった。
みきおは心が1989年で落とした免許証を見せ、タイムスリップの方法を教えるよう迫る。
心は知らないふりをして誤魔化そうとしたが、霧が立ち込め、みきおを見失った隙にナイフで刺されてしまう。
霧が濃くなり、心はまたみきおを見失った。
霧が晴れると、そこは1989年の世界だった。
2度目のタイムスリップ
心は出血で気が遠くなり道端で倒れた。
目が覚めると病院で、目の前に佐野が座っていた。
今日は1989年6月20日、事件まであと少ししか日が無い。
心は佐野に2017年に戻っていたこと、真犯人は加藤みきおと木村さつきであったと話す。
心と佐野はみきおの家を訪ねるが不在だった。
佐野は心が霧の中をタイムスリップしてきたという話を聞き、村に伝わる神隠しの話に似ていると話す。
心は佐野に現代では母と兄は亡くなっていること、鈴は加藤みきおの子を妊娠していると伝える。
そこへさつきが来て、みきおは2人暮らしの祖母が入院したため施設に入ったと教えてくれる。
さつきはもし祖母に何かあった時は、自分がみきおを引き取ろうと思っていると明かすのだった。
加藤信也
心と佐野はみきおが預けられた施設を訪ねるが、叔父で加藤信也と名乗る人物が引き取っていったと言われる。
みきおに叔父はいないはずだった。
信也が施設に残していた連絡先もでたらめで繋がらなかった。
ウサギ殺しの真相
鈴は自宅付近で誰かに見られている気配を感じ、怯える。
心は佐野に家族で村を出るよう勧めるが、佐野は事件を知っているのに見過ごせないと拒否。
一方、寝たきりで目が見えない老人の田中の家にみきおが訪ねてきた。
みきおは学校のウサギが死んだときの状況を話す。
田中はみきおがウサギ殺しの犯人だと気が付いた。
みきおの後ろに、大人の人影がある。
その晩、田中の家は火事で燃えてしまうのだった。
訪問者
田中の家が火事になり、外が騒がしくなる。
22時を過ぎた頃、佐野の家に誰かが訪ねてきた。
和子がドア越しに声を掛けると、その人物は「加藤」と名乗るのだった。
【8巻のまとめ】
真犯人は加藤みきおだった。
心はみきおにナイフで刺され、口論のうちに霧に包まれタイムスリップしてしまう。
1989年の音臼村で、心と佐野はみきおを探しに行くが、叔父と名乗る人物に引き取られ行方が分からない。
その時佐野の家に加藤を名乗る人物が訪ねてきて…。
次巻へ続きます。
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