多くの犠牲者を出した岩砕山での惨劇は、猿伝説を利用した薬害被害を受けた被害者の親族たちによる藤谷製薬への復讐だった。
人間の扮した猿による虐殺と、本物の「魔猿」との激闘。
岩砕山での7日間の死闘から1年後、平和を取り戻した早乙女達。
しかし行方不明になった友・宮田を救う為、早乙女は猿の探索隊に加入することに。
猿の研究者、政府主導の精鋭部隊、早乙女。総員20名。いま再び、彼らに死を運ぶ“猿”の恐怖が襲い掛かる―。
さっそく、1巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
目次
行方不明になった友の捜索のため、再び魔猿のいる森へ
岩砕山の惨劇を生き残った早乙女は、佐藤と結婚・妊娠と平穏な生活を送っていたが、2日前に急報が入り、再び魔猿のいる森に入ることとなった。
同じ生き残りで親友の宮田が行方不明になったというのである。
魔猿の探索と宮田たち第1班の行方不明者の救助のための部隊「安蔵の森探索隊 第二班」が急遽編成され、早乙女もアドバイザーとして同行することを決意。
経験豊富な東3佐率いる自衛隊の精鋭チームと内閣情報調査室の高橋、大学准教授の木ノ下、大学院生の赤崎ら非戦闘員が加わり、総勢20名からなる第二班が出発。
学者が魔猿の生け捕りを最優先で実銃ではなく麻酔銃の使用を訴えるなか、第二班は森で魔猿に遭遇。
逃げる魔猿を追うと、魔猿が逃げ込んだと思われる深い洞窟を発見するのであった。
暗い洞窟に行き当たる
事の始まりは1か月前、内閣情報調査室の次長を務める高橋が岩砕山の悲劇を生き延びた早乙女・佐藤・宮田のもとを訪れ、猿の亡骸を分析して潜伏先を絞り込んだと告げる。
そしてまだ残っている猿の探索と捕獲のために協力を依頼。
早乙女と佐藤は初めは断ったものの、その話を受けた宮田が第一班として出発し、行方不明になったというのである。
魔猿の知能の高さや危険性をよく知る早乙女は洞窟で待ち伏せされている可能性について警鐘を鳴らす。
警戒しながら隊員の吉川が斥候として洞窟に入り、深く入ったところに大きな空間があるのと、あるネックレスが落ちていたのを発見。
そのネックレスは、暗闇がトラウマになった宮田がお守りとして身につけていた、LEDライトを兼ねたネックレスなのであった。
敵の襲撃で洞窟が崩落、生き埋めに
洞窟の狭いところを通るために最低限の装備に絞り、武器もハンドガンとナイフ、麻酔銃のみ。
意を決して第二班が洞窟のなかへと順番に入っていく。
しかし最後尾が洞窟に入った際、背後に潜んでいた何者かが手榴弾を洞窟に投げ入れ、爆発と共に隊員2名が死傷。
さらに爆発の衝撃で洞窟の入り口が崩落し、累計4人もの隊員が命を落としてしまった。
魔猿に協力する敵の存在を悟り警戒するが、崩落により生き埋めとなってしまった第二班。
さらにこの任務は極秘であり現在地も知らせていないため、救助も期待できない。
高橋は魔猿の生け捕り1体につき10億円の懸賞金がついていることを明かすが、生け捕りどころか生きて脱出することができるかどうかもわからない状況になってしまうのであった。
頼れる隊長も気絶してしまう
洞窟内に持ち込んだ飲料水は3日分程度。
他の出口と水源を探すべく、ライトの電池を節約しながら洞窟の奥を探索することとなった第二班は深い竪穴にぶち当たり、ロープで順番に垂直降下。
降りた先にはさらに広い空間があったが、冷静でリーダーシップを発揮していた東隊長が降下する際に地震が発生し、落石によって東隊長が負傷し意識を失ってしまった。
落石によって洞窟の奥も崩落で塞がり、頼れる隊長も気絶。
副長の原が代わりに指揮を取り、手分けして脱出口を探すことになるのであった。
猿の撃退と保護を巡って内部衝突
隊員の間にも不安や動揺が広がり始めるなか、用を足すために少し離れた金井が小さな魔猿によって殺されてしまう。
猿はそのまま逃げて姿を消すが、金井は鋭い爪で喉を裂かれ、その後腹を裂かれて内臓を喰われていた。
夜目が利くようになった猿の獰猛さを目の当たりにする一同、しかし准教授の木ノ下は「猿が人を喰う」という大発見に興奮し、あろうことか絶対に生け捕りにするために隊員たちに実銃の所持を禁止させようとする。
早乙女はアドバイザーとして猿は殺すべきとして反対するが、大学院生の赤崎は「猿にも生きる権利がある」と主張。
部隊で最も権力を持っている高橋は原副長に命じてハンドガンを没収させるのであった。
緊張に包まれながら探索へ
原副長は隊を2つに分けて交代制で行動することを決める。
まずA班の吉川・清水・阿部・千葉が出発。
不安と苛立ちを募らせる千葉は、清水だけにあることを打ち明ける。
それは隊長の命令を破って、洞窟内にこっそりと手榴弾を持ち込んでいたのである。
殺し合いなら誰よりも強いと評判の吉川が先陣を切って索敵し、原副長・下柳・沼口・早乙女・赤崎のB班に交代。
猿を警戒しながらA班が置いてきたライトを目印に探索の続きを担うこととなるが、その目印のライトがフラフラと動き始める。
猿がすぐ近くにいるかもしれず、緊張が走るのであった。
【1巻のまとめ】
岩砕山での7日間の死闘から1年後、平和を取り戻した早乙女達。
しかし行方不明になった友・宮田を救う為、早乙女は猿の探索隊に加入することに。
総勢20人からなる捜索隊第二班が組織され、早乙女はアドバイザーとして同伴する。
第二班は先行していた第一班の後を追うが、洞窟の中に入った所で何者かが洞窟を崩落させ、生き埋めとなってしまった。
頼れる隊長も事故で気絶し、洞窟内では猿に襲われ死者も発生、しかし捜索隊のアドバイザーとして同行している一部の一般人が猿の殺害に強固に反対し、部隊内で衝突が起きてしまう。
不穏な空気と緊張に包まれながら、洞窟の探索が始まるのであった。
次巻へ続きます。
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