さらに竹島の奮闘と古典的戦術でバルセロナの対応を遅らせ、アシト自身が押し込み同点に追いつく。
采配を託されたアシトは攻守を統率し逆転を狙うが、富樫のスライディングが判定を覆せず痛恨のPKに。
しかし秋山が神セーブでチームを救い、希望をつなぐ。
最終巻のあらすじを振り返ってみましょう。
阿久津の奪取から始まる反撃の兆し
秋山のビッグセーブで首の皮一枚繋がったエスペリオン。
アシトもわずかに体力を回復し、両チームとも試合時間内で決着をつけるべく激しさを増す。
そんななか、エスペリオンの選手たちはバルセロナの試合を通じてそれぞれが成長を見せ、見事な連携でボールを繋いでいく。
日本というサッカー不毛の地において、選手が自ら考えてイメージを共有し、体現していく育成の理想像がまさに出来上がった。
バルセロナも意地とプライドにかけて対抗し、GKネイソンのセーブから素早くデミアンへとボールを繋ぐ。
試合時間は残り4分。
エスペリオンは大友が守備の時間を稼ぐ一方、アシトと栗林は守備に戻った阿久津を信じて高い位置をキープ。
そしてその信頼に応えた阿久津がデミアンからボールを奪い、エスペリオンにカウンターのチャンスが訪れるのだった。
劇的決勝弾
栗林からのパスにアシトが抜け出しゴールに向かって突進する。
しかし、戻ってきたFWジャカの強烈なタックルでボールを奪われ、アシトは倒れこんでしまう。
判定はノーファウルのまま、バルセロナは再びデミアンにボールを預けて攻勢に。
試合時間は残り1分、体力が限界を迎えたアシトはもう立ち上がることすらできない。
バルセロナの猛攻のなか、エスペリオンはDF陣が身を挺してゴールを死守し、こぼれ球を阿久津が拾う。
そして、最前線には栗林と、気力を振り絞って立ち上がったアシトがいた。
阿久津からのロングボールがアシトの足元に収まり、時間的にもラストワンプレーでエスペリオンにカウンターのチャンス。
皆の声援を背に、アシトは栗林との連携で相手DFを躱し、右足を一閃。
会心のシュートがゴール隅に突き刺さり、劇的な決勝弾でエスペリオンがバルセロナを下した。
勝利の余韻と次世代へ繋がる物語
全てを出し尽くしての勝利を喜び、波に乗ったエスペリオンはその後も勢いに乗り、大会準優勝と旋風を巻き起こした。
その結果を受けてガルージャ監督は約束通り、富樫、大友、アシト、朝利、桐木、秋山、阿久津、遊馬、高杉らをトップチームの練習に参加させることを決定。
エスペリオンではBチームを率いる伊達ヘッドコーチは日本代表U-18のヘッドコーチに転身。
花がスペイン留学へ旅立つ一方、アシトはトップチームの練習参加に向けて集中する。
大会の前、愛媛の浜辺で花から好意を伝えられた時、アシトも「ずっと好きだった」と花に返事をしており、2人は交際関係に至っていた。
花となら、同じ夢を一緒に見られる―。
アシトは自分も花を追ってすぐにプロになりスペインに移籍することを誓い、先に飛行機で旅立つ花をフィールドから見送った。
一方、トップチームでの練習初日を終えた遊馬と富樫。
遊馬はこのチャンスをモノにして自分も早く海外に行く決意を口にしつつ、幼馴染である杏里に好意を伝える。
富樫はおそらく国内に留まると思われ、杏里が国内と海外のどちらで監督になる夢を目指すかで、遊馬と富樫のどちらと人生が交わるかが決まる―。
これが、今まで直接想いを伝えられずにいた遊馬なりの告白だった。
そして、トップチームに多くの選手が合流した穴を埋めるべく、Jrユースから下級生たちが昇格してきた。
今度は竹島や黒田たちが先輩となって後輩の面倒を見ていく番であり、アシトも今や海外から注目される選手として後輩にとっては目標となる存在に。
こうしてまた、エスペリオンでは次の世代の育成が始まるのであった。
【40巻(完)のまとめ】
秋山のセーブで望みを繋いだエスペリオンは、阿久津の奪取から反撃を開始し、ラストワンプレーでアシトが劇的な決勝弾を決めてバルセロナを撃破する。
大会準優勝を果たしたチームはトップチーム参加の権利を得て、アシトは花と未来を誓い、遊馬や富樫もそれぞれの道を模索する。
世代交代が進み、新たな育成の物語が幕を開ける。
【40巻(完)の見どころ】
この巻の見どころは、秋山の神セーブから始まる反撃の流れと、最後のワンプレーで生まれた劇的な決勝弾です。
阿久津がデミアンからボールを奪いカウンターの起点となり、体力が限界を迎えながらも気力を振り絞ったアシトが栗林と連携。仲間たちの想いを背負った一撃がゴール隅に突き刺さる瞬間は、鳥肌が立つほどの熱さがあります。
さらに勝利後には、トップチーム参加や花との約束、世代交代を描く未来への物語が広がり、完結巻にふさわしい余韻を残します。

この漫画をもう一度読みたい方はこちら
全巻まとめに戻る
-
-
参考Jリーグユースクラブを舞台に無限の可能性を秘めた少年が世界への道を駆け上がる『アオアシ』全40巻【ネタバレ注意】
続きを見る


