天才外科医の風雲児が腐敗した大学病院の医局政治に改革をもたらす医療系漫画。
さっそく、1巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
天才、朝田龍太郎との出会い
女性でありながら名真大学附属病院の助教授に昇りつめた加藤晶は3年前にNGOで出会った凄腕の天才外科医、朝田龍太郎をスカウトしに訪れる。
NGOでは世界最高峰のチーム医龍(メディカルドラゴン)の指揮をとっていた朝田だったが、理由あって医療の現場から一線を退いており、交際中の里原ミキとともに田舎で怠惰な生活を送っていた。

〈怠惰な生活を送る朝田との出会い [医龍 1巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
ミキもそんな朝田に愛想を尽かし気味である。
自らが教授となって腐敗した大学病院を改革すべく野心を燃やす加藤は、その助っ人として朝田の力を借りようとするが、朝田はなかなか首を縦に振らない。
加藤は朝田を釣るエサとして超高難易度の心臓手術「バチスタ」を提案する。
一瞬だけ朝田の目の色が変わるが、それでも朝田は加藤の誘いを断ろうとした。
そのとき、ミキが急に苦しみだし、倒れてしまう。肺に穴が開いてしまう、突発性の気胸を起こしていた。
と、朝田がここでボールペンを折って消毒、ミキの胸に突き刺す。
救急車など待たず、医療用具がなくとも見事な救急医療を披露してみせた。

〈医者としてミキを救う朝田 [医龍 1巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
ミキは一命をとりとめ、自らがまだ医師であったことを改めて感じた朝田は加藤の誘いを受け、バチスタチームを作ることとなる。
医局に関心のない朝田
最初に引き入れたのはミキ。ミキもまた、オペの看護師としては一流の腕を持っていた。
朝田が迎え入れられた胸部心臓外科。
医局内の政治にまったく関心のない朝田はすぐさま、行動を開始する。
典型的な上へのゴマすり役である木原の指導に嫌気がさしていた研修医の伊集院を見つけ、2人にちょっかいを出し始めた。

〈研修医の伊集院にちょっかいを出す [医龍 1巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
重傷の急患が運び込まれ、急遽木原が執刀することとなる。
もともと生存の見込みの薄い患者に対し、死なせても仕方ないという姿勢で早々に諦める木原に対し、朝田は強引に執刀医の座を奪って患者を蘇生させてみせた。

〈木原から患者を奪う朝田 [医龍 1巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
凄腕であっても、執刀医の判断に逆らったのは医局のルールとしては問題のある行為である。
教授に知られる前に、加藤は木原に対し研究論文をエサに口止めを行う。
自らの保身を図りたい伊集院は誰の味方につくか考えていた。
研修医の伊集院に目をつける
そんな矢先、伊集院は朝田と2人きりで当直することとなってしまう。
伊集院は木原の下でしか手術経験はなく、今宵のパートナーは問題児の朝田。
どうか急患が来ませんように…と願う伊集院だったが、患者は待ってはくれない。
急患が運び込まれ、手術をすることに。
しかも朝田は執刀しようとせず、研修医の伊集院に切るよう指示。

〈無茶ぶりされる伊集院 [医龍 1巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
簡単な症例ではあるものの、教科書通りには決していかないことを朝田は伊集院に身体で教えて見せた。
朝田は医局に染まっていない伊集院に目をつけ、バチスタチームの一員に入れることを決めていたのだった。
「海外では20代でも外科医はガンガン切っている。外科医は死なせた患者の数だけ成長する。」

〈外科医の真実 [医龍 1巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
それが朝田の考えだった。
加藤はそんな朝田を操縦しなければならないのである。
胸部心臓外科の教授、野口賢雄は院内で絶対の権力を持つ男であり、加藤にとっては目の上のタンコブ。
立ち回りが抜群に上手い野口は早くも朝田の動向に目を付け始める。

〈朝田に注視する野口 [医龍 1巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
そんなことはお構いなしに朝田は子供や老人など患者にとってベストな処置は異なること、手軽にできる縫合の練習方法など様々なことを教え、伊集院を育てていく。
循環器内科、藤吉との出会い
とある日。遺族の案内をしていた朝田は霊安室で遺体に土下座をする循環器内科の藤吉に出会う。
内科としてのプライドを持つ藤吉は患者を生身の人間として扱わない外科医をひどく嫌っていたが、朝田は医局どうこうではなく自分の軸をしっかりと持っている藤吉を気に入った。

〈内科のプロ、藤吉 [医龍 1巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
藤吉は内科医としては優秀だったが、心臓の病をもつ娘を名真大病院に入院させていることもあり、医局に弱みを握られていた。
そして外科医には娘を渡したくないという気持ちが強く、それが心に引っかかっている状態である。

〈心臓疾患を抱える藤吉の娘 [医龍 1巻](c)小学館/乃木坂太郎〉
しかし教授の野口は朝田に対し、藤吉の娘の手術を執刀するよう指示を出す。
果たしてどう動くのか。
【1巻のまとめ】
女性として教授に上り詰める野望をもつ加藤が天才外科医の朝田とオペ看のプロであるミキをスカウトし、バチスタチームの結成を目指す。
朝田はさっそく医局に染まり切っていない研修医である伊集院に目をつけ、強引ながら指導をしていく。
循環器内科のプロである藤吉も引き入れようとするが、藤吉は外科医のことをひどく嫌っていた。
娘の心臓の病を内科療法で治療したい藤吉だったが、胸部心臓外科の長である野口は朝田に対して藤吉の娘の手術を執刀するよう指示を出した。
藤吉を味方に引き入れることができるかは、朝田にかかっている。
次巻へ続きます。
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