宮本青果店の店長の息子である宮本明は、数年前に彼岸島で行方不明になった兄・宮本篤を捜す為、友人と共に彼岸島に渡った。
しかし、そこは吸血鬼が跋扈する地であった。兄を捜し出し、本土に連れ帰る為に奮闘する。
今では親しみを込めて「ホラーサバイバルスタイリッシュ丸太アクションシリアスギャグ漫画」と揶揄されるが、始まりはれっきとした「吸血鬼サバイバルホラー」。
言わずと知れた大人気漫画の第1作です。
さっそく、1巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
吸血鬼たちの島
とある孤島の小さな村。
ある女に騙されて弟と共に島に連れられてきた男が村人たちに襲われ、弟は目の前で喰われてしまった。
すんでのところで丸眼鏡にマスクをした若者に助けられるが、傷を負った男も徐々に身体の感覚がおかしくなっていく。
村人たちは吸血鬼であり、傷口から村人の血が侵入したことで、男も吸血鬼化が始まっていたのだ。
丸眼鏡の若者は男が完全に吸血鬼と化す前に男の頭を潰して殺す。
若者も弟と離れてこの島に来てから2年ほど、吸血鬼たちとの戦いに身を投じているのだった。
主人公、宮本明と幼馴染たち
本土ではその若者の弟である宮本明が高校の卒業を迎えた。
兄が婚約者とともに消息をたったことを心配する明は、幼なじみのユキに想いを寄せつつ、友人たちとユキの大学合格祝いをすることに。
同じ幼なじみであるケンがユキと付き合っていることに複雑な胸中の明。
加藤や西山、ポンといった幼なじみたちと楽しい夜を過ごしながらも、行きだおれた美人な女性を発見する。
明を探していたというその女に突然キスされ、介抱するために連れ込んだ明。
ユキのことを諦めたい思いも重なり、明はその女に入れ込むようになっていくのだった。
謎の女が明をハメようとしている?
明の様子がおかしく、噂の女の首筋に歯形があったことで吸血鬼ではないかと揶揄するケンたち。
そんなある日、街中でその女を見つけた加藤がナンパがてらに女に声をかける。
するとサングラスをした大柄な男が割って入り、加藤の首を片手で掴んで絞めてきた。
ちょっとした騒ぎとなって一命をとりとめた加藤は、その男が女に明の兄の免許証を渡していたことをケンたちに話す。
怪しげな男女に明がハメられようとしている…。
明の危機にケンたちが立ち上がるのだった。
女の誘いで兄の生存を知る
ハメられていることを知らない明は、女と一緒に入ったラブホテルで兄の免許証を見せられる。
孤島の村で泥棒として村人のたちとトラブルを起こしてしまい、気になったから免許証の住所を辿って来たというのである。
友達を誘って島に来てみてほしいと誘われる明、その話の真偽を疑いつつも、明は誰と行くか考えるのであった。
女の正体を確かめろ
明がトラブルに巻き込まれそうなのを知ったケンたちは、女の正体を暴くために武器を揃えて女が滞在しているホテルに乗り込むことに。
隣のビルの屋上からホテルに侵入し、女の部屋を覗きこむ。
すると部屋のなかではあの大柄な男が女の首筋から血を吸っていた。
そしてベランダにいることに気づかれ、男が窓を割って襲いかかってくる。
ケンは思わず金属バットで男の頭をフルスイング。
そのまま一同は逃げ始めるのだった。
吸血鬼に追い詰められる
しかし男は怯むことなく追ってくる。
人混みに紛れて撒こうとするが、男はどこまでも追いかけてくる。
散り散りになるうちに、明とユキが袋小路に追い詰められてしまった。
人間離れした耐久力とパワーで襲いかかってくる男の髪は白く、目は赤黒く変化し、その口元には長い2本の歯が。
男は明らかに人間ではなく吸血鬼なのであった。
【1巻のまとめ】
宮本青果店の店長の息子である宮本明は、謎の女との出会いで数年前に婚約者と共に行方不明になった兄がある島で生きていることを知る。
その島は吸血鬼たちに侵された島。
まだ吸血鬼の存在も怖さも知らない明だが、幼馴染のケン・ユキ・西山・加藤・ポンの5人と共に謎の女の正体を確かめようとしたいきさつで同行していた大柄な男に襲われてしまう。
人間離れした耐久力とパワーで襲いかかってくる男の髪は白く、目は赤黒く変化し、その口元には長い2本の歯が。
明達は紛れもない吸血鬼の恐怖を目の当たりにするのであった。
次巻へ続きます。
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