おバカが集まる龍山高校が倒産の危機。債権整理にやってきた桜木は急に気を変えて学校を再建することに。
その時桜木は1年以内に東大生を1人出して、学校を超進学校として有名にする方法を選んだ。
桜木自らが特別進学クラスの担任となったものの、集まった生徒は水野と矢島の2人。
伝説の教師・柳の力のもと10日間のスパルタ合宿で計算力を鍛える。
一方、桜木は現行の教師に対してテストメインで行う授業スタイルの革命についてくる者だけを再雇用すると宣言し、1・2年にも特別進学クラスを創設するなど学校改革に本格的に乗り出した。
そして英語教師の川口、国語教師の芥山、理科の助っ人・阿院が合流し、社会は桜木自らが担当しながら実力をつけ始める。
大手予備校の全国統一模試を初めて受けた水野と矢島だが、散々な結果に。
ただ今の段階で悲観することはなく、模試の直後から即座に対策と補強に乗り出す。
夏休みは自主的な学習をメインとし、過ごし方を伝授する桜木。
水野が模試で東大理科三類志望のイケメン・大沢と出会い意識し始めるなか、勝負の夏が始まるのだった。
9巻のあらすじを振り返ってみましょう。
夏休み序盤は理科と英語のリスニング
桜木の読みどおり、夏休みも学校に姿を現した水野。
大沢の勉強の邪魔をしたくない、一緒に東大に行きたいという乙女心が水野の起爆剤となり、また矢島も大沢への対抗心から勉強に熱心に取り組むようになる。
矢島は水野に「この夏から受験一直線で行くから、時々まともに話しなかったりするかもしれない」と水野に宣言。
理科に重点を置きつつ、数学はセンターレベルで記述式の問題を数多く、東大の過去問は10~20年前のものを1日3~4問。
国語は古文と漢文の基礎知識の反復。現代文は問題と解答をたくさん読み、解答のパターンをマスターする。
そして英語は重点課題としてリスニングに取り組むことに。
テストで占める割合が大きくなってきているリスニング、その対策として川口は「英語は聞くな」とアドバイスし、「全て聞き取ろうとするのは無理、英語の本を口に出してシャドーイングすることで英語のリズムとテンポ、発音をマスターできる」と教える。
さらに始まる前に問題文を読むことで内容を想像しておくことが大事とテクニックを伝授するのであった。
矢島の両親は過保護?
矢島の両親が龍山高校を訪れ、桜木が対応することに。
矢島が本気で東大を目指していることを説明すると、矢島の父は家庭の伝統として矢島の兄たちと同じように家庭教師による勉強合宿をさせることを告げる。
計画変更を余儀なくされる桜木は言葉巧みに矢島の父から特別講師らの報酬の穴埋めとして金をもらいつつ、家庭教師の合宿に乗るかは矢島本人の意志次第と返す。
桜木は両親のこれまでの教育の話を聞いて、矢島はまだ論理的思考ができないうちにお受験の問題を解かせようとしたがゆえに受験に失敗、反発して勉強を嫌うようになったと推測。
子供の成長過程をコントロールすることはできず、積極的にコミュニケーションを取りながら自分の力で成長するのを信じて待つのが幼少期の教育で大事なこと。
今回の家庭教師の話についても矢島が自分の力で成長しようとしているのを妨げる可能性があり、「話を受けるかどうかは本人に決めさせる」と告げる。
話を聞いた矢島は親が勝手に金で出して自分を特別扱いさせようとしていることや、その汚い金を桜木が受け取ったことに憤慨。
しかし桜木はあくまでこれは寄付金であり、親からの依頼に応えるのは学校としてのサービスとしたうえで、「親が子を思う愛情としては仕方のないこと。親のやることなんて放っとけ」とアドバイスする。
矢島は家庭教師の話を断る決意を固めつつ、両親には「いろいろ心配してくれるのはありがたいけど、自分の力で力でやり遂げたい」と話し、両親の息子の成長と変化を感じとるのであった。
学校の経営方針はあくまで受験特化
新入生の募集は相変わらず難航していたが、桜木はあくまで受験に特化したことをアピールする方針を崩さない。
高原らは楽しい学校生活をアピールしてはと進言するも、自分の得意なことがわからない大半の子にとってそもそも学校とは何をしても面白くないもの。
思春期には満腹感よりも飢餓感が重要で、心の空白を満たすために考え続けることを促すことで精神的に成長することができる。
初めは選択と集中から進学一辺倒にならざるを得ないが、少なくとも受験という目標に向けて頑張る生徒たちの存在や基礎クラスの成績向上は実績として出始めている。
勉学に励むという王道で学校経営を進める方針を貫き、基礎クラスの成長をさらに促すために桜木は指導方法にテコ入れを図るのであった。
相手を褒めるテクニック
基礎クラスの生徒たちにはとにかくホメまくることで「できる喜び」を植え付けることに集中してきたが、ホメられることに慣れて来たがゆえにその効力が弱くなっていた。
むやみにホメすぎると逆にプレッシャーを与えることになってしまうが、褒め方にもポイントがある。
それは承認と確認、つまり相手の存在を認め、相手のしたいいことを一緒に確かめること。
褒め方のテクニックを紹介しつつ、無条件にホメることや自分の気持ちも伝えて感情を共有することなどを教師たちに教えた桜木。
こまめに声をかけながらコツコツと繰り返すことが、必ず大きな変化に繋がっていくのであった。
【9巻のまとめ】
夏休みの序盤から理科と英語のリスニング対策に重点を置き、充実した夏休みを過ごし始めた水野と矢島。
桜木も教師たちに生徒の褒め方のテクニックを教え込み、学校改革も順調。
まだまだ夏は始まったばかりなのだった。
次巻へ続きます。
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