バッカーディオの秤に潜入したチェインは酒豪ぶりを発揮し、爆弾の奪取に成功する。
メンバーの裏切りに気づいたスティーブンは、クラウスに知らせず粛々と処理をする。
3巻のあらすじを振り返ってみましょう。
ナクトヴァの微笑み
世界を崩壊させる鍵「世界崩壊幇助器具」の1つ「ナクトヴァの微笑み」がヘルサレムズ・ロッドに顕現した。
ライブラは警察と連携してナクトヴァの微笑みを街の外へ移送することになったが「次元怪盗ヴェネーノ」に狙われ、空間を組み替えながら無限に続くカーチェイスが始まった。
一方アメリカでは、かつて1カ月で人口1万の都市を4つ滅ぼしたという世界崩壊幇助器具「終天圧縮時計」が作動し、人の姿をとって逃亡した。
キュリアス
ヴェネーノの仲間の空間編成術式によって、ライブラ達は同じ道をグルグルと走らされ続けていた。
レオはチェインやツェッドと協力して仲間の居場所を突き止めたが間に合わず、ヴェネーノにナクトヴァの微笑みを奪われそうになる。
しかしそこへ「キュリアス」と名乗る人物が現れ、ヴェネーノを粉々にしてナクトヴァの微笑みを奪った。
終天圧縮時計の化身であるキュリアスは時間を超高速で進めることができ、世界崩壊幇助器具を全て集めようとしている。
ナクトヴァの微笑みを手にしたキュリアスは、地面を劣化させて走行中の地下鉄に逃げ込んだ。
フェムト参戦
キュリアスに興味をもったフェムトは、キュリアスを連れ去って研究材料にするため魔獣をけしかける。
キュリアスの時間を進める能力に対し、フェムトの魔獣はどんどん再生して対抗するが、周囲の人々や建物はどんどん劣化していく。
その余波は捜索のため2人の真下にいたザップとツェッドにも及んでいた。
スティーブンの指示に従ったザップ達は地表に向かって血法を使い、それによって生じた隙をついてクラウスがナクトヴァの微笑みを奪還した。
キュリアスは奪い返そうとするが、クラウスはナクトヴァの微笑みを盾にして攻撃を防いだ。
クラウスは無事だったが、神話級の宝物であるナクトヴァの微笑みは破壊された。
怒ったキュリアスはクラウスを殺そうとするが、ヴェネーノの仲間と協力したレオ達が間一髪で空間編成を成功させ、キュリアスを永遠の虚の真上に転移させた。
キュリアスは深い穴を落ち続け、フェムトは綺麗さっぱり姿を消した。
【3巻のまとめ】
世界崩壊幇助器具の1つ「ナクトヴァの微笑み」を巡り、ライブラと警察の連合軍、次元怪盗ヴェネーノ、謎の人物キュリアスの三つ巴の戦いが始まった。
キュリアスに興味をもった堕落王フェムトまでもが参戦し、ヘルサレムズ・ロッドの街は大混乱の戦場と化す。
【3巻の見どころ】
この巻の見どころは、世界崩壊幇助器具「ナクトヴァの微笑み」を巡る壮絶な争奪戦です。
空間を自在に操るヴェネーノとの無限カーチェイス、時間を操るキュリアスの圧倒的な力、さらに堕落王フェムトの魔獣が参戦することで、事態は混迷を極めます。
クラウスが命懸けで神器を守り抜くシーンは緊迫感に満ちており、仲間たちの連携によってキュリアスを封じる結末は爽快です。

次巻へ続きます。
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