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チーム全員の信頼と連携で絶対王者に奇跡の大逆転勝利!堂々の大団円を迎える『黒子のバスケ』30巻(完)【ネタバレ注意】

~前巻までのあらすじ~

創設2年目の誠凛高校バスケットボール部は全国制覇を目標に掲げていた。

この部は去年、主将の日向順平、司令塔の伊月俊ら選手はもちろん、スポーツトレーナーを父に持つ監督の相田リコも含め全員が1年生だったが、IH(インターハイ)都予選決勝リーグにまで出場していた。

そこに超強豪校の帝光中学校で最強の伝説を作った「キセキの世代」の「幻の6人目」黒子テツヤとアメリカ帰りの大型新人火神大我が入部する。

実力が一目瞭然の火神とは対照的に、身体能力で劣る黒子は普段から存在に気付かないほど影の薄い選手だが、視線誘導の能力を存分に発揮し、存在感のなさを逆手に取った見えないパス回しが武器。

やがて2人は黒子を影、火神を光とするプレイスタイルを確立していく。そして共にキセキの世代を倒し、日本一になることを約束する。

海常との練習試合ではキセキの世代の1人である黄瀬を相手に激しい点の取り合いを制し、間もなくしてインターハイの東京都予選が開幕。

誠凛はキセキの世代の1人で異常なまでの正確さと射程を持つ緑間のいる秀徳を破って決勝リーグに進出するも、天性の敏捷性と変幻自在のプレーで孤高の道を歩む青峰と、帝光中学時代のマネージャーで恐るべき諜報能力で的確な作戦を立てる桃井擁する桐皇に大敗し、そのまま敗退してしまった。

インターハイ後チームには誠凛には部の創設者にして大黒柱の木吉が合流し、秀徳との合同合宿でそれぞれがレベルアップし、ウィンターカップの予選では緑間擁する秀徳と引き分け、霧崎第一との因縁の試合を制して全国大会出場を勝ち取った。

同じく秀徳も全国大会出場を決め、これでウィンターカップには黒子を含むキセキの世代6人全員が出揃う全面戦争となるのであった。

リコの父のもとで合宿を敢行し、それぞれが特訓でレベルアップした誠凛はウィンターカップの初戦から桐皇と激突。

極限の集中状態である「ゾーン」の扉を青峰が開き、もはや誰にも止められない域に達するが、火神も覚醒してゾーンに突入し、誠凛が大逆転勝利で桐皇との死闘を制した。

試合後には火神のアメリカ時代の師匠である元女子プロ選手・アレックスが登場し、火神は特訓する一方、黒子は自ら青峰に弟子入りしてシュートを教わることとなる。

その後桐皇との激戦の反動で誠凛はリズムを崩しかけたものの準々決勝へ進出し、紫原と氷室擁する陽泉と激突。

陽線の圧倒的なフィジカルと鉄壁の守備に大苦戦しながらも、火神がゾーンに突入、終盤には木吉の再投入もあり、激しい点の取り合いを制して準決勝へ進出した。

準決勝の第一試合ではキセキの世代の主将だった赤司率いる絶対王者・洛山が緑間擁する秀徳を下して先に決勝進出を決めた。

準決勝の第二試合では誠凛と覚醒してキセキの世代の技をも真似るようになった黄瀬擁する海常が激突。

大接戦の末、残り4秒からのカウンターで誠凛が激戦を制した。

そして誠凛と洛山の決勝がスタート。

一進一退の攻防を繰り広げるなか、ドライブやシュートで大きな注目を浴びるようになった黒子は「存在感の薄さ」という持ち前の武器を失ってしまい、赤司以外にも無冠の五将や新型の「幻の6人目」を擁する洛山が誠凛を圧倒。

誠凛は必死に粘りを見せるも為すすべなく25点と大量リードを許し、3Pシューターの日向もファウルトラブルでベンチに下がる絶望的な状況のなか、諦めない黒子が再びコートに立つ。

相手の「幻の6人目」が自滅する形で存在感の薄さを取り戻し、さらにゾーンに入った火神が攻守に奮起。

誠凛が怒涛の反撃で10点差にまで追い上げるが、ここでチームメイトを見限った赤司が真の能力を解禁し、流れを断ち切る。

覚醒した越えるには、火神がゾーンをさらに進化させるしかない。

黒子と火神の2人がかりで赤司に対抗する誠凛。

試合はクライマックスを迎えるのであった。

 

最終巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

赤司が初めての敗北で大乱調に

火神にすぐさま赤司が追いつくが、仲間の想いを背負った火神が渾身のダンクを赤司の上から叩き込んだ。

黒子と火神の信頼による連携により、生まれて初めて敗北を経験した赤司は少なからず動揺、ゾーンも悪い形で解け、赤司の大乱調で洛山も全体としてリズムを大きく崩してしまう。

この間に点差を詰めにかかる誠凛だが、火神の体力の限界は近い。

何とか2点差にまで追い上げたところで洛山が再びタイムアウトを取り、黛がまるで別人のようになった赤司に「誰だお前」と吐き捨てる。

その言葉が偶然にも赤司本来の人格を呼び覚ますことになるのであった。

赤司の2つの人格が入れ替わる

名家に生まれ、厳格な父のもとで人の上に立ち勝つことを義務付けられて育ってきた赤司は、小学校5年で母を亡くすと父の教育が一層苛烈なものとなった結果、いつしか冷徹で勝利を第一とする別人格が生まれた。

そして進学先の帝光中学のバスケ部では最初は仲間とのバスケを楽しんでいたものの、監督が病に倒れ、仲間たちが次々と才能を開花させて主将として統制が取れなくなったこともあり、赤司の心にストレスが重くのしかかる。

紫原に1on1で負けそうになった際に、赤司の別人格がついに目覚め、勝利至上主義を掲げて赤司は変わった。

本来の人格は水面下に残したまま、いつか敗北するときが来るまで「勝利への権化」と化した別人格が肉体を支配する状態。

いま初めて黒子と火神によって敗北を味わったことで別人格が消えかかり、黛の言葉で本来の人格が呼び起こされたのである。

不甲斐ないプレーを謝罪し、仲間へのリスペクトの言葉をかける赤司が、洛山を立て直しにかかるのであった。

本来の能力を発現させた赤司

本来の人格に戻ったことでプレーはキレを取り戻すどころか、パス・ドリブル・シュートどれを取っても一流で理想的な司令塔となった赤司。

赤司がリズムに乗ってゾーンに突入し、さらに赤司による完璧なパスで洛山の選手全員も完璧にリズムに乗ってほぼゾーンに突入。

赤司の本来の能力は、味方の潜在能力を限界まで引き出すことにあった。

再び勢いを取り戻した洛山が誠凛を突き放しにかかり、点差は7点に拡大。

試合時間は残り2分30秒、誠凛は火神をはじめ全員の体力が底を尽きかけるなか、絶望的な終盤を迎えるのであった。

チーム一丸となり火神が第2の扉を開く

黒子の親友の荻原や、青峰、黄瀬らこれまで誠凛と対戦してきたライバルたちの声援が飛び、誠凛が息を吹き返す。

そして誠凛はチーム5人の相互の信頼により完璧な連携を発揮。

火神のゾーンの速度に合わせて味方が動きをシンクロさせる超速の連携「直結連動型ゾーン」によって、火神がゾーンの第2の扉を開くことに成功した。

目にも止まらぬ速度での攻守で洛山に追いすがるなか、赤司も自らゴールを奪うなど激しい点の取り合いとなる。

試合時間残り40秒で7点差、これ以上離されたくない誠凛は火神の3Pで4点差に追い上げた。

洛山は時間をじっくり使おうとする中、ここ一番の場面で冷静さを貫いた伊月が根武谷へのパスを読んでカットし、一転して誠凛のカウンター。

試合時間は残り8秒、誠凛は日向にボールを回すと、偶然にもそのパスは赤司のように完璧なリズムをもたらすものに。

4点差のためこの3Pを決められても洛山はまだリードを保てる状況ではあったが、日向が最高の体勢でシュートモーションに入ると、実渕は反射的にブロックに跳んでしまう。

それを見た日向はぶっつけ本番で実渕の得意なシュート「地」を真似し、ファウルをもらいながら3Pをねじ込んだ。

試合時間は残り3秒。

起死回生のバスケットカウントを獲得し、ラスト1プレーに全てを賭けることになるのであった。

執念で奇跡の大逆転、誠凛が初優勝

体力的に後がない誠凛は、フリースローをわざと外して通常のゴールでの逆転勝利を狙うしかない。

洛山もそれは読んでおり、リバウンド勝負が全てを左右することとなる。

選手生命の全てをかけた木吉が執念でリバウンドを制し、ボールはここまで存在感をあえて消していた黒子へ。

唯一、それに反応した赤司が黒子のファントムシュートのブロックに跳ぶが、最後まで黒子は自分ではなくチームの勝利に拘った。

ファントムシュートを囮にした火神へのパスが通り、火神がダンクを叩き込んだことで誠凛が奇跡の大逆転勝利。

激闘の末に、創部2年目の新星が絶対王者を破って初優勝を飾った。

初めての敗北を受け入れ、再戦を誓う赤司。

このウィンターカップはまだ始まりにすぎず、これから何度でもキセキの世代達との勝負は続く。

大会後、木吉は手術のために渡米し、誠凛バスケ部も翌年に向けて再始動するのであった。

【30巻(完)のまとめ】

猛追を見せる誠凛に追い詰められた赤司は本来の人格に入れ替わり、ゾーンに突入してチームを蘇らせる。

それでも誠凛はチーム一丸となった連携で攻め抜き、火神もゾーンの第2の扉を開いた。

全員の執念が実を結び、ラスト1プレーで誠凛が奇跡の大逆転勝利。

激闘の末に、創部2年目の新星が絶対王者を破って初優勝を飾った。

しかしこのウィンターカップはまだ始まりにすぎず、これから何度でもキセキの世代達との勝負は続いてくのであった。

外伝へ続きます。

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