睦美は車を使いガロアムシの足を自切させ、振り切って脱出に成功する。
一方、ニシキエビ祭では巨大アゲハ幼虫が人々を襲い混乱を引き起こす。
漁師辰朗が銛で撃退を試みるも効果なく、睦美は長包丁で幼虫を倒すが、幼虫の群れが集まり巨大シリアゲムシを呼び寄せる。
シリアゲムシは強力なハサミで多数の犠牲者を出す。
睦美は幼虫の臭気を利用しながら別のシリアゲムシを呼び寄せて敵同士を戦わせる逆転策を実行する。
10巻のあらすじを振り返ってみましょう。
目次
シリアゲムシの習性を利用した脱出と天宮の裏切り
シリアゲムシは大きな獲物を持っている個体が偉いという習性があり、アゲハの幼虫の死骸がいい囮になってくれるはず。
さらにシリアゲムシの個体が増えると、メスへの求愛行動によってオス同士に争いが生じる。
睦美はその隙に生き残っていた人たちを救出してその場を脱出することに成功した。
睦美たちに合流した天宮はTVクルーが撮影している手前、巨大な昆虫への対策を講じるために資金が必要だと必死に寄付をアピール。
その一方で島長を言いくるめつつ、睦美に巨大な昆虫への対策を丸投げして自分たちは先にチャーター機で東京へ帰るために空港を目指すのであった。
ホテルでのシデムシ襲撃と迫田の救出
疲れてホテルで寝てしまった睦美は、目を覚ますと他に人影が見当たらないことに気付く。
少し前まで人がいた形跡を確認した睦美はホテル内を捜索するが、巨大なシデムシに捕えられてしまった。
シデムシは本来死肉を食べる虫だが、餌が不足しているのか生きている獲物を襲ってどこかにある巣に持ち帰ろうとしているようだ。
途中でシデムシが新しい獲物として迫田に気を取られた隙に睦美が拾った缶ジュースでシデムシの目をくらまし、迫田を救出。
草をすり潰して身体につけることで匂いを誤魔化しつつ、他に捕えられたと思われる人たちを探しに行くのであった。
シデムシの巣での発見と追跡からの逃走
レジャー施設の林のなかでシデムシの巣を発見した睦美と迫田は、生き埋めにされていた葵とジュリアを発見する。
2人とも生き埋めにされながらも身体を丸めることで空気をある程度確保し、無事だった。
しかし勢い余った迫田はジュリアの背中についていたシデムシの幼虫を攻撃し、幼虫が危険信号を出して成虫たちを引き寄せてしまう。
必死に林の中を駆け抜け、屋外プールへと続くウォータースライダーでシデムシの追跡を撒くことに成功し、甲斐たち他の仲間の安否を心配するのであった。
甲斐たちの告白と地盤沈下による新たな危機
その頃、甲斐と真美はTVクルーにこれまでの話をカメラの前で全て打ち明ける。
話を聞いたカメラマンの寅澤とリポーターの須藤はこれまで自分たちをバカにしてきたテレビ局の人間たちを見返すためにこの島で起きている真実を特ダネとして取材し、独自に配信することを決意する。
ところがそのとき、寅澤や甲斐たちが取材をしていたファミレスで突然地盤沈下が発生。
そして巨大な昆虫が接近してくるのであった。
【10巻のまとめ】
シリアゲムシの求愛争いを利用し、睦美は生存者を救出して脱出に成功する。
天宮は巨大昆虫対策の資金集めを装い、島長を説得して対策を睦美に丸投げし、自身は先に東京へ戻ろうとする。
睦美はホテルで巨大なシデムシに捕まりながらも迫田を救出し、匂いを誤魔化しつつ他の捕縛者を探す。
シデムシの巣で生き埋めの葵とジュリアを発見するが、幼虫の危険信号で追跡され、林からプールのウォータースライダーで逃走に成功する。
一方、甲斐らはテレビで真実を告白し、取材班も独自配信を決意するが、取材中に地盤沈下が発生し巨大昆虫の接近に直面する。
【10巻の見どころ】
この巻の見どころは、シリアゲムシの習性を巧みに利用して生存者を救出し、脱出に成功する睦美の冷静な判断力です。
一方で、天宮の裏切りが明らかになり、資金集めのために巨大昆虫対策を睦美に丸投げして東京へ逃げる姿が対比として印象的です。
さらに、ホテルでの巨大シデムシ襲撃から迫田の救出、そしてシデムシの巣で生き埋めになった仲間の発見と緊迫した追跡劇は緊張感が高まります。
最後には、甲斐たちの告白と独自配信決意の場面に続き、地盤沈下と巨大昆虫の接近という新たな危機が訪れ、物語の先が気になる展開です。

次巻へ続きます。
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