赤髪の不良、桜木花道が同級生の赤木晴子に一目ぼれし、彼女目当てでバスケ部に入部。
しかしバスケ初心者の花道に待っていたのは地味すぎる基礎練習。
不満を募らせた花道は一度は部を辞めかけますが、晴子への思いが勝って思いとどまります。
安西監督の指導のもと行われた部内の紅白戦では流川がスーパープレイを披露。
一方の花道も将来に期待を持たせる身体能力を発揮し、超初歩的なレイアップシュートを練習し、リバウンドの極意をゴリから教わりました。
そしていよいよ陵南との練習試合。
花道が試合デビューし大激戦を繰り広げますが、惜しくも敗戦。
そして次期キャプテン候補の宮城リョータがバスケ部に復帰しました。
大乱闘事件を経て三井もバスケ部に復帰し、インターハイ神奈川県予選が始まります。
準々決勝まで順調に勝ち進んだ湘北は藤真率いる翔陽も破り、決勝リーグへ進出。
決勝リーグ初戦の海南戦。
序盤に海南がペースをつかみ、劣勢の湘北。
海南の高頭監督に花道が初心者であることを見抜き、見事に抑えられる花道。
湘北のピンチを救うのは流川しかいない。
神奈川No.1ルーキーの座を賭けて、流川と清田の対決が始まります。
13巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
赤木の負傷交代
湘北の反撃を託された流川と清田の対決。
流川は個人技で清田を圧倒し、清田はファウルで止めるので精いっぱいです。
流川のシュートで湘北が追加点。(前半残り6分弱 湘北26 - 39海南)
さらに湘北は赤木が立て続けにリバウンドを制し、ペースを引き寄せます。
しかしここで湘北にアクシデント。
赤木がリバウンドを取った際の着地で牧の足を踏み、足首を捻挫して交代します。
〈ゴリが負傷交代 [スラムダンク13巻](c)集英社/井上雄彦〉
精神的支柱を欠いた湘北。赤木も無念ながら一度ベンチ裏に下がります。
骨に異常があるかもしれないため医務室に連れて行こうとする彩子に対し、「いいからテーピングだ!!」と怒鳴る赤木。
〈ゴリの海南戦にかける思い [スラムダンク13巻](c)集英社/井上雄彦〉
海南に向ける熱い思いから、再出場を諦めません。
その想いを受け取った花道たち。
獅子奮迅の活躍を見せる流川
赤木の不在を埋めるべく、花道と流川が奮闘します。
手始めに花道のパスカットを起点に小暮をつないで流川がシュートを決め、追い上げる湘北。(湘北28 - 39海南)
さらに守備では「てめーだけじゃ役不足だ」と、流川が花道のブロックをカバーして高砂のシュートを弾きます。
(※「力不足」が正しい使い方では…)
〈ゴリの穴を埋める流川と花道 [スラムダンク13巻](c)集英社/井上雄彦〉
続く海南の波状攻撃も2人がかりで阻止。
花道がリバウンドを制しはじめ、試合は一進一退で進みます。(前半残り2分 湘北34 - 45海南)
そしてここから流川の個人技が爆発します。
攻めの枚数が揃わない状況でもリョータからパスを受けてすぐにシュートし、見事に決めます。(湘北36 - 45海南)
さらに清田のシュートをブロックしたかと思えば、オフェンスでも清田・高砂を1人で抜いてシュートをねじ込みます。(湘北38 - 45海南)
海南のスローインも隙を突いてスティールし、そのままシュート。みるみる追い上げていきます。(前半残り1分半 湘北40 - 45海南)
もはや流川の独壇場。
〈流川の個人技が爆発 [スラムダンク13巻](c)集英社/井上雄彦〉
海南も1本シュートを返しますが、流川はそのうえ清田・高砂をかわしてシュートを決め、3点差。(前半残り1分 湘北42 - 47海南)
さらにそのすぐ後には3Pを決めてみせ、2点差。(前半残り40秒 湘北45 - 47海南)
たまらず海南はタイムアウト。
タイムアウト明け。海南は牧が冷静にカットインしてシュートを決め、再び点差を広げます。(前半残り23秒 湘北45 - 49海南)
前半ラスト20秒。海南は決死のディフェンスでプレッシャーをかけます。
自陣でボールを持った花道に3人のプレスがいきますが、なんとか花道はボールをキープし、流川へパス。
流川が自らボールを運び、空中で牧をかわしてダンク。(前半残り5秒 湘北47 - 49海南)
〈流川が牧をかわしてダンク [スラムダンク13巻](c)集英社/井上雄彦〉
前半ラストプレーでも、清田からボールをスティールした流川がそのままシュートを決め、同点で前半を終えます。(前半終了 湘北49 - 49海南)
赤木の強行出場
ハーフタイムには応急処置を終えた赤木も復帰。
〈ゴリが復帰 [スラムダンク13巻](c)集英社/井上雄彦〉
対する海南は清田が流川へ対抗心を燃やし、さらに後半からは小菅に代えて神を投入します。
後半のジャンプボール。
痛みをこらえて出ている赤木に代わり、花道がジャンパーを務めます。
花道が競ったボールを流川が持ち込んでシュート。
惜しくも清田にブロックされますが、リバウンドを取った赤木がそのままシュートを決め、湘北が勝ち越します。(後半開始直後 湘北51 - 49海南)
〈さっそくゴールを決めるゴリ [スラムダンク13巻](c)集英社/井上雄彦〉
赤木のケガの具合はどう影響するのでしょうか。
決勝リーグ 陵南vs武里の試合結果
一方の陵南vs武里は陵南の圧勝しました。(試合終了 陵南117 - 64武里)
【13巻のまとめ】
決勝リーグ初戦の海南戦。
ゴリの負傷交代でピンチに陥った湘北でしたが、流川の大活躍で同点のまま前半を終えます。
後半にはゴリが痛みを堪えながら復帰。
次巻へ続きます。
この漫画をもう一度読みたい方はこちら