赤髪の不良、桜木花道が同級生の赤木晴子に一目ぼれし、彼女目当てでバスケ部に入部。
しかしバスケ初心者の花道に待っていたのは地味すぎる基礎練習。
不満を募らせた花道は一度は部を辞めかけますが、晴子への思いが勝って思いとどまります。
安西監督の指導のもと行われた部内の紅白戦では流川がスーパープレイを披露。
一方の花道も将来に期待を持たせる身体能力を発揮し、超初歩的なレイアップシュートを練習し、リバウンドの極意をゴリから教わりました。
そしていよいよ陵南との練習試合。
花道が試合デビューし大激戦を繰り広げますが、惜しくも敗戦。
そして次期キャプテン候補の宮城リョータがバスケ部に復帰しました。
大乱闘事件を経て三井もバスケ部に復帰し、インターハイ神奈川県予選が始まります。
準々決勝まで順調に勝ち進んだ湘北の次の相手は翔陽に決定。
決勝リーグ進出を賭けた大一番の翔陽戦。
試合開始直後こそ動きの固い湘北でしたが、一気に追い上げて後半に逆転。
翔陽も藤真が出場し流れを変えますが、リバウンダーとしての才能を開花させた花道や流川・三井の活躍で湘北が翔陽を破り、決勝リーグ進出を決めます。
リーグ初戦の相手は海南。
12巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
インターハイ県予選決勝リーグ 湘北vs海南大附属
湘北の決勝リーグ初戦の相手は海南。
海南は過去16年間連続でインターハイに出場している神奈川の王者で、赤木が3年間ずっと目標にしていた相手です。
湘北のスタメンは赤木、三井、リョータ、流川、花道。
対する海南のスタメンは牧、神、高砂、清田、武藤。
ジャンプボールを取った赤木からリョータ>流川と速攻をしかける湘北。
流川がダンクを試みますが、牧のブロックにあいます。
流川から三井へのパスも神にカットされ、海南のカウンター。
神から清田へのロングパスを花道がジャンプ一番でカットし、惜しくも着地時にトラベリングを取られますが観衆の度肝を抜きます。
海南は牧からパスを受けた高砂がゴール下でシュートを放ちますが、赤木がブロックし、湘北のカウンター。
リョータ>三井とつなぎ、三井が3Pと見せかけて中へカットイン。
しかしシュートを牧がブロックし、今度は海南のカウンター。
神>清田とつなぎ、清田が派手にダンクを決めて先制します。(湘北0 - 2海南)
〈清田のダンクで先制 [スラムダンク12巻](c)集英社/井上雄彦〉
ペースをつかんだ海南が順調に点を重ねる一方、湘南はなかなか点が取れません。(開始4分 湘北0 - 6海南)
しかしインサイドで三井からパスを受けた赤木が、清田のブロックを吹き飛ばしながらダンクを決め、ようやく点を返します。(湘北2 - 6海南)
〈ゴリのダンクで湘北に初得点 [スラムダンク12巻](c)集英社/井上雄彦〉
この後も海南にくらいつき、4点差以上のリードを許さない湘北。(前半10分 湘北16 - 20海南)
花道が海南相手にもオフェンスリバウンドを取れることが効いています。
これを機に牧が花道をマークし、再び点差が開いていきます。(前半残り9分 湘北18 - 24海南)
〈牧が花道をマーク [スラムダンク12巻](c)集英社/井上雄彦〉
しかし湘南も反撃。
牧に代わって清田が花道をマークしますが、花道はリョータ直伝のシュートフェイントで清田を抜き、見事シュートを決めます。(湘北20 - 24海南)
ここで海南がタイムアウト、高頭監督が動きます。
花道を抑えるために、神と交代して宮益を投入。
〈宮益を花道のマークに [スラムダンク12巻](c)集英社/井上雄彦〉
宮益は恵まれない体格かつバスケ初心者ながらも海南の厳しい練習に耐えた男です。
お世辞にもキープレーヤーとは言えませんが、あえて花道をマークさせることで初心者の花道のペースを乱します。
ジャンプ力やリバウンドが優れていても、シュートはまだまだ素人。
高頭監督の狙い通り、花道がシュートをはずしまくる一方で再び海南が点差を広げていきます。(前半残り7分 湘北24 - 34海南)
〈高頭監督の狙い通り [スラムダンク12巻](c)集英社/井上雄彦〉
さらに宮益にも3Pを決められ、さらに追加点を許します。(湘北24 - 37海南)
どうすればシュートが入るのか、焦る花道に赤木は「ゴール下ではダンクだけ狙え」とアドバイスします。
〈ダンクを狙え [スラムダンク12巻](c)集英社/井上雄彦〉
責任を感じ、強引にダンクへ持ち込む花道。
しかし牧がわざとファウルしながら花道をブロックし、フリースローとなります。
やはり2本とも外してしまう花道。
さらに宮益にシュートを決められたところで、湘北がタイムアウト。花道をいったんベンチへ下げて小暮を投入します。(湘北24 - 39海南)
これに応じて海南も宮益に代えて小菅を投入。
湘北の反撃を託されたのは流川。
マークにつく清田と、神奈川No.1ルーキーの座を賭けて勝負が始まりました。
〈神奈川No1ルーキー対決 [スラムダンク12巻](c)集英社/井上雄彦〉
【12巻のまとめ】
決勝リーグ初戦の海南戦。
序盤に海南がペースをつかみ、劣勢の湘北。
海南の高頭監督に花道が初心者であることを見抜き、見事に抑えられる花道。
湘北のピンチを救うのは流川しかいない。
神奈川No.1ルーキーの座を賭けて、流川と清田の対決が始まります。
次巻へ続きます。
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