鬼龍との決闘を経て廃人となってしまった父・静虎が2年間のリハビリを経て奇跡的な回復を遂げた。
地下格闘技「ダーク・ファイト」に身を置きながら治療費を稼いだキー坊は、親友であるリキ丸の計らいで大物フィクサーの柳場道元が主宰する「ハイパー・バトル」への出場を勝ち取る。
静虎も鬼龍を倒す共通目的のもと、その実力を道元に買われて格闘技のスペシャリスト集団「チームD」の一員としてハイパー・バトルに参戦するが、塊蒐拳のダメージは依然として残り、静虎は余命半年の状態だった。
塊蒐拳の治療法を知るのは鬼龍と尊鷹のみ。
ハイパー・バトルの前回優勝者バトル・キングの正体が尊鷹であることを突き止めたキー坊は、塊蒐拳の会得を目指してハイパー・バトル本戦に臨む。
そして尊鷹を狙う鬼龍も乱入し、いよいよバトル・キングへの挑戦権が賭かったハイパー・バトル本戦が開幕。
影の支配者ガンビーノが巨額の賭けや八百長で大会を支配しようとするなか、”大巨人”シュルト、チームDのリーダー菊多、モンゴルの大横綱ヤム、鬼龍を命の恩人であり悪魔として崇拝する聾唖の天才格闘家ジェット、韓国の横綱ヨンペ、ミノル、キー坊が1回戦を突破した。
そして2回戦に向けてガンビーノが飼いならした刺客の闇猿を放つ。
闇猿の襲撃で負傷した菊多だが、危険な副作用を持つ薬物に手を出して2回戦を突破。
ジェットも悠々と2回戦を突破し、完全復活を遂げた静虎も必殺のタイガー・シュートでミノルを破った。
第4試合、キー坊の相手は負傷によってリタイアしたヨンペに代わり、急遽リザーバーとして登録された闇猿に決定する。
オリに囲まれたリングの中を縦横無尽に駆けまわる闇猿を相手に、キー坊はどう闘うのか―。
17巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
第4試合 キー坊vs闇猿
自在に跳ね回る闇猿を相手に、キー坊はマットの上に寝そべって対抗。
さらには自ら檻をよじ登り、落下しながら変則的な錐揉み降下蹴りを闇猿に浴びせ、ダメージを与える。
インドの密林で猿に育てられ、ガンビーノに売られて以降は虐待と教育によって人間への殺意を刷り込まれてきた闇猿。

〈ガンビーノに虐待されていた闇猿 [TOUGH 17巻](c)集英社/猿渡哲也〉
その闘争本能に火が付き、闇猿の猛攻が始まった。
キー坊は臆することなく打撃戦で対抗し、互角の攻防を繰り広げていく。
そしてタックルから寝技に持ち込んだキー坊。
腕ひしぎ十字固めが極まると、闇猿はおびえたような表情を見せる。

〈電流で暴れまわる闇猿 [TOUGH 17巻](c)集英社/猿渡哲也〉
その直後、突然闇猿の身体に電流が流れ、奇声をあげながら暴れる闇猿が脱出した。
右肘が脱臼しながらも立ち向かってくる闇猿。
人間への恨みとガンビーノへの恐怖心から戦い続けようとする闇猿に対し、キー坊は締め落としにかかる。
電流を浴びせられる度に悲鳴を上げながら暴れる闇猿。
すると鬼龍がガンビーノのもとに姿を現し、鉄拳で制裁を加えた。

〈闇猿が失神 [TOUGH 17巻](c)集英社/猿渡哲也〉
電流による罰がなくなった闇猿は静かに失神し、キー坊が勝利。
試合後、鬼龍への怒りを口にするガンビーノ。
鬼龍はさらにガンビーノの鼻を蹴ってそぎ落とし、更なる怒りを植え付けるのだった。

〈鬼龍がガンビーノに制裁を加える [TOUGH 17巻](c)集英社/猿渡哲也〉
尊鷹の痕跡を追って
重傷を負わされたガンビーノは鬼龍の暗殺指令を各所に出す。

〈鬼龍の暗殺命令を出すガンビーノ [TOUGH 17巻](c)集英社/猿渡哲也〉
殺し屋の双子、アンソニーブラザーズも雇われ、手下たちは血眼になって鬼龍を探す。
しかし鬼龍は静虎に変装してまんまと脱出、ラスベガスへと向かっていた。
その情報をキャッチした殺し屋たちも後を追う。
ラスベガスでキー坊の到着を待っていた鬼龍は、尊凰の隠れ家へ。

〈尊鷹の痕跡を辿るキー坊と鬼龍 [TOUGH 17巻](c)集英社/猿渡哲也〉
荒野にあった尊凰のアジトにはまだ残気があり、尊凰の修行とその強さを物語っているのだった。
【17巻のまとめ】
闇猿を見事に破って2回戦を突破したキー坊。
鬼龍がガンビーノを襲って命を狙われるなか、キー坊は鬼龍と共に尊鷹の痕跡を追ってラスベガスの荒野にあるアジトに辿り着くのだった。
次巻へ続きます。
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参考灘神影流を背負うキー坊の闘いと成長『TOUGH』全39巻【ネタバレ注意】
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