地上最強の生物と謳われる父、勇次郎との決闘へ向けてトレーニングに励む刃牙。
全盛期のアイアン・マイケルとのシャドーファイトをウォームアップにし、次の相手に挑む。
さらに人間大サイズのカマキリをイメージしたうえでのシャドーファイト。
普通の格闘技が通用しない相手にも真っ向から立ち向かい、象形拳にヒントを得て勝利した。
次にオリバとの決闘を望んで自らアリゾナ州立刑務所に収監された刃牙。
しかしオリバとの対戦はすぐには実現せず、その前にオリバと同等の自由を許される実力者、ミスター2の存在と強さを目の当たりにする。
「2代目のミスターアンチェイン」として「ミスター2」の異名をとるゲバルの実力は勇次郎とオリバと並び衛星偵察の対象になるほどである。
そのゲバルは見事なコンビネーションでアイアン・マイケルをも圧倒した3人組「マウス」を一蹴。
オリバに続いて折り紙付きの強さを見せるゲバルにも刃牙が決闘を申し込もうとするが、オリバとゲバルの間に割って入ることができない。
オリバとゲバル、2人の激突が近づいていた。
6巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
決闘に向けて
決闘に向け、オリバは同棲しながら溺愛する彼女、マリアに愛と勝利を誓う。
マリアは醜く気難しい性格をしているが、それでもオリバの愛はゆるぎない。
一方のゲバルはオリバとの決闘に備え、自らを奮い立たせるための壷を同房の囚人に預け、決闘の際に開封するように指示を出す。
壷の中身はゲバルが故郷の島国で入れた雷や雨風、そして勇気が入っていた。
〈壷の中には勇気 [範馬刃牙 6巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
そして迎えた決闘の当日。
すべての看守や受刑者たちが見守る中、ゲバルが姿を現す。
遅れてオリバも登場。マリアの巨体をベッドごとか次ぎながら姿を現した。
マリアは醜い姿をしていたが、オリバは愛とマリアの美しさを証明するために気合を入れる。
〈オリバの恋人マリア [範馬刃牙 6巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
対するゲバルも壷を開封し、準備万端だ。
オリバ vs ゲバル バンダナを使った決闘
バンダナを差し出したゲバルは、互いに両端を握りあい、殴り合いでバンダナを離した方が負けという中世伝統的なスタイルを申し出る。
〈ルーザールーズ対決 [範馬刃牙 6巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
握力自慢のオリバにとっても不利ではない条件は快諾され、決闘が始まった。
ゲバルが先制してしかけるが、オリバはバンダナを離さない。
〈離したら負け [範馬刃牙 6巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
さらにオリバは挑発するように、バンダナを親指と小指だけで持つスタイルに変更。
対するゲバルは髪の毛を捩じってオリバの目に吹き付ける。
オリバがひるんだところをすかさず攻め、後ろそり投げ。
オリバは見事に着地するが、思わずバンダナを握りしめていた。
そのことを指摘され、マリアの前で恥をかくオリバ。
ゲバルはさらに攻め立てるが、オリバはさらにバンダナを掌に乗せるだけのスタイルに変えて挑発を重ねる。
ゲバルもこれに応じ、伝説の「ジルベルトスタイル」で殴り合いが始まった。
〈掌に乗せるだけのジルベルトスタイル [範馬刃牙 6巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ヒートアップする観衆。
しかしこの茶番に退屈した刃牙が動く。
刃牙はマリアの横たわるベッドへ場所を移し添い寝。
〈マリアに添い寝する刃牙 [範馬刃牙 6巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
突然の出来事に動揺するマリア、そして愕然とするオリバ。
気を取られている間にオリバとゲバルの間にあったバンダナは風に吹かれて飛んで行ってしまった。
【6巻のまとめ】
ついにオリバとゲバルが激突。
しかしバンダナを使った中世伝統的な勝負スタイルに退屈した刃牙が勝負に水を差し、勝負は次のフェーズへ移っていく。
次巻へ続きます。
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