-
-
前巻はこちら旭と河丸の直接対決、夏之の勇姿、関東大会が終わり次の目標はインターハイへ『あさひなぐ』23巻【ネタバレ注意】
続きを見る
24巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
熊本東の不協和音
九州大会では熊本東が10連覇、団体ではチーム全体で一本も取られない圧巻の優勝を飾る。
しかし余りに強すぎる戸井田の存在はチームにも少しずつ不協和音をもたらしていた。
もともと幼い頃から薙刀を習っている「中の人」に比べ、高校から薙刀を始めた「外の人」は稽古についていけず次々と退部。
弱い者に興味のない戸井田は去る者を追わず、「外の人」で食らいついているのは3年では吉里百合音だけになってしまった。
戸井田に目をかけてもらっていた2年の島田も「外の人」であり、脱落しそうなところを吉里に優しくフォローされる。
戸井田への憧れと尊敬を糧に、期待に応えたいと頑張る島田。
しかしなかなか殻を破れないうちに戸井田は「部内戦でインハイのメンバーを決めよう」と発案し、島田は負けたら戸井田に見限られると焦りを抱える。
そんな島田に吉里は、心技体揃っている戸井田は誰にも期待していないことを告げ、それでも勝ちたいなら「中の人」に勝つ方法を教えてあげると切り出すのであった。
汚くても強い薙刀に手を染めた島田が殻を破る
熊本東の2年は島田しかおらず、先輩たちは國陵に行ってしまった寧々を惜しんだり、1年の「中の人」に期待を寄せている。
それが島田にとっては嫉妬と焦りを生んでいた。
それでも勝てば戸井田は認めてくれると信じ、島田は吉里から教わったテクニックで団体戦メンバーの座を勝ち取った。
わざと前の手を緩めて隙を見せ相手の小手を誘い出す技術は「中の人」に勝つために吉里が編み出したものだったが、戸井田にとっては「汚い薙刀」と最も嫌うもの。
勝敗の結果として島田のメンバー入りは認められたものの、戸井田たちが目指す美しく正しい薙刀と吉里が編み出した強い薙刀がぶつかり合う。
今思えば、戸井田が練習相手にずっと吉里を指名していたのは吉里が戸井田に匹敵する強さを持っているからではなく、「外の人」を実力でねじ伏せて潰すためだった。
動揺する島田は吉里に導かれるようにして「中の人」や美しさへの憧れを捨て、ただ強さを求めるように。
美しさや戸井田への尊敬と決別して勝利を重ねるようになり、戸井田にも気後れすることなくメキメキと力をつけていく。
吉里に加え島田も反抗し苛立ちを募らせる戸井田は、「本当の薙刀の美しい試合がしたい」と、全国の舞台での真春との戦いに期待を寄せるのであった。
真春を蝕む激痛への恐怖
夏になり大工原も等々力もそれなりに薙刀が身に付いてきたが、大工原は体格に恵まれながらもやる気のない等々力を見て嫉妬を覚えはじめる。
他方、身体がイメージ通りに動かない真春もフラストレーションを溜め、薙刀が楽しくない、もしこのまま上手くなくなったらどうなるのかと不安を抱えていた。
これまで通りを意識して稽古に臨むも膝がロッキングを起こし、我慢できないほどの激痛で病院へ運ばれてしまう真春。
手術を先伸ばしにした分、またロッキングが起こるかもしれないという恐怖が心を蝕んでいく。
皆の前では気丈に振る舞う真春だが、それが嘘だと気付いていても誰も触れることができないのであった。
今年も夏合宿の時期が来た
そしてまた夏合宿の時期が来た。
場所は去年と同じ、寿慶のいるお寺。
國陵から寧々と的林も参加し、再び地獄の合宿が始まる。
フィジカルを重点的に鍛えた昨年とは異なり、インターハイを控えた今年はメンタルを鍛えることとなるのだった。
フィジカルよりもメンタルを鍛える稽古
まずは寿慶が地稽古で順番に1人ずつ相手にしながらそれぞれの実力を測っていく。
合宿初参加の等々力は早くもサボろうとし、それを寿慶に告げ口する大工原。
しかし寿慶はずっと等々力を見張っていた大工原のねじれた根性を指摘し、大工原には去年の旭と同じように掃除と風呂の水汲みを命じる。
そして薙刀のやる気を問われた際に「…ない…かな」と素直に応えた等々力は笑い飛ばした上で「道場には来なくていい。軒下の涼しい所で好きに過ごしなさい」と解放。
大工原は待遇の差に不満を覚えながらも水汲みへと向かい、等々力は軒下に寝そべりながら休憩。
残ったメンバーはひととおり稽古した後、寿慶から「今から四日目の夜まで、稽古中の打突部位と回数の呼唱以外一切口を利くな」と命じられる。
私語はおろか挨拶すらも許されない共同生活。
沈黙の中で己と他者を見つめ、心を鍛える稽古が始まる。
初めはゲームのようであったが、それは旭たちにとって今までのなかで最も異質で辛いものとなるのであった。
【24巻のまとめ】
熊本東では汚くても強い薙刀に手を染めた島田が急激に力をつけ、戸井田らとの間に不協和音が生じながらも最強のチームが出来上がる。
他方、二ツ坂は今年も寿慶のもとで夏合宿を行うこととなり、國陵の寧々と的林も加えてインターハイに向けた稽古をすることに。
初参加の大工原は昨年の旭と同じように水汲みを命じられ、やる気のない等々力は稽古せず自由気ままに過ごすことを許されるなか、武道場ではフィジカルよりもメンタルを鍛える稽古が始まる。
それは数日間の間、私語も挨拶も含め他人と一切口を聞いてはいけないというもの。
初めはゲームのようであったが、それは旭たちにとって今までのなかで最も異質で辛いものとなるのであった。
次巻へ続きます。
この漫画をもう一度読みたい方はこちら
\こちらも併せてチェック!/
\無料体験期間もあります!/
(※2026/09/13現在の情報です。最新の配信状況等は各公式HPをご覧ください)
\全巻まとめ買いするならこちら!紙も電子も合計20万作品以上!/





