謎に包まれた孤島「天獄島」で繰り広げられる、死と隣り合わせのサバイバルミステリー。
死刑制度を廃止した近未来の日本では、それに代わる極刑として島流しが復活していた。
戦場ジャーナリストだった御子柴鋭(みこしば・えい)は、家族を惨殺した榊(さかき)を追うために、罪を犯して流刑島の天獄島に送られる。
榊を追ううちに島で進められていた国家機密のプロジェクトに巻き込まれ…?
囚人たちが集められた無法地帯でのサバイバルとサスペンスが楽しめる作品です。
登場人物紹介
御子柴 鋭(みこしば えい)
本作の主人公。戦場ジャーナリスト。大学教授である父を含め家族を何者かに殺され、容疑者である親友の榊を追って天獄島に乗り込む。
榊 亮児(さかき りょうじ)
御子柴の父と共に働いていた研究者。その研究の秘密を知る人物。
上妻 裕史(こうづま ひろふみ)
御子柴と共に天獄島に流刑となった犯罪者。
有馬
天獄島の村「天国」に入る南門の管理人。往訪者の出入りなどを管理するが、自らも区長への出世を狙う野心家。
壬影(みかげ)
「天国」の1区長。仮面を被っており、その下には老いた醜い顔がある。
邑崎(むらさき)
「天国」の区長。気に入った囚人に女装をさせ性処理をさせるのが趣味。
一(いち)
天獄島で神と崇められる奇跡の存在。御子柴教授の研究の副作用で不老不死になり、幼い少女の姿のまま生きている。
御子柴教授
御子柴の父。研究の成果である不老薬を悪用されることを恐れ葬ろうとするが、陰謀によって殺害されてしまう。
獅賀
厚生労働大臣。天獄島で進められるプロジェクトの黒幕。
水沢
天獄島で榊の下で働く研究者。